妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年9月、56歳、アルツハイマー病と診断
2018年1月、胃瘻造設手術
2023年9月、体調悪化

妻の食事

2019-06-28 14:40:07 | 食事

 妻の食事に新製品が加わった。

 
 ・これまでのトロミ剤に加えて「ゼリー状」としても使える

  「スカイスルー」という製品を使うことにした。


  ゼリー状のほうが今の妻には誤嚥の危険性が少ないだろうという。


  ただし、うちの場合ほとんど冷凍しているので、

  一旦、60℃以上にしてかき混ぜてから冷まさないといけないのが

  手間と言えば手間だ。


  ゼリーは凍結解凍してもゼリー状なんだろうか。

  試してみよう。


  まだ使用量の感覚が判らないので、今日も団子状になってしまった。



  ・胃瘻から投入している栄養剤を「エンシュア(1缶250㎖ 375㎉)」から

   「イノラス(1袋187.5㎖ 300㎉)」に替えることになった。


   容器が缶からパウチになったので、

   子供会の空き缶回収に貢献できなくなるのが残念だが

   量的には丁度1回分使い切れる量なのでいいかもしれない。
   



 ☆ 昨日の朝、冷凍室が二段とも半ドアになっているのに気が付いた。

   ドアの横に吊していた袋の端が挟まっていたのが原因だった。  

  
   どちらも入り口近くのものが影響を受けた。


   「豚肉ロースフィンガー」、「餃子12個入り」、

   「ふんわり今川焼5個入り」、「どっしりサンマ竜田揚げ」、

   「枝豆がんも」、「アイスモナカ」、「あずきアイスバー」が

    完全に解凍状態になっていた。


    他はタッパなので確認していないがたぶん・・大丈夫だろう。


   「豚肉」と「餃子」と「がんも」はキャベツとシイタケと一緒に鍋に投入。

  
   昨日も今日も、3食、この後始末。

   主食は今川焼き、おかずは鍋もの、竜田揚げ。


   無理して食べた。

   誰にも文句を言えない。


   「腹 膨るる思い」、とはこのことか。


    一気に2㎏太ってしまった。

  

    
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昼だけ

2019-06-25 10:48:09 | 食事
 
 リハビリさんの勧めもあって、口からの食事は昼だけにし、

 朝と夜は胃瘻からの投与にしている。


 昨日の昼は大丈夫だった。

 一口一口確かめながらゆっくりスプーンを運ぶ。


 半分ほど過ぎたあたりから、

 もう、このへんで止めた方がいいかな、

 いやもう一口いってみるか、いや

 無理すると咳き込むかな、などと

 びくびくしながら食べさせた。


 何となく、8割くらい進んだあたりで止めた。

 
 体重がまた1㎏減ってしまった。

 エンシュアの量を増やすしかないか・・。




 ☆ 「刑事フォイル」が完結し、「雲霧」だけになって寂しいと思っていたら

   「ゲゲゲの女房」が始まって少し持ち直した。


   朝ドラを本格的に観たのはこの「ゲゲゲ」が最初で、

   「カーネーション」の尾野真千子さんは強烈だった。


   そして「あまちゃん」は毎回声を出して笑った。


   この前NHKで「大人計画」の特集番組を観たが

   いろんな人が団員だったので驚いた。


   「あまちゃん」はもちろんのこと、
   
   「ゲゲゲ」にも平岩紙さん、星野源さんが出ていた。

   
   祖母役の野際陽子さん、父親役の大杉漣さん、

   お二人ともお亡くなりになってしまった。  

   

   ☆ 夜、灯りを点けたまま寝ている。


     身体に良くないと聞いたことがあるが、

     咳き込んだり、向きを変えたりするので

     その都度、点けたり消したりでは具合が悪い。

   
     この前、テレビで、

     明るくしたままで寝ると太りやすいと言っていた。 


     俺の体重が増えているのはそのせいかもしれない。


     最近、アイマスク代わりにタオルを乗せて眠っている。

     さすがに白いタオルだと縁起が悪いので

     紺とか赤とか色のついたものにしている。



    


   
 


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違うような 違わないような 

2019-06-21 20:48:59 | 食事

 言語聴覚士のTさんが「キレるトロミ剤」を持って来てくれた。

 ただし、知り合いの方から分けてもらったということで

 白い粉末1回分をラップで小さく折りたたんだものが2個だけだった。

 何となく、末端価格いくら、という雰囲気。


 どうやら、まだ店頭で簡単に手に入るものではないらしく、

 まだ使ってもいないのにすぐ注文をお願いした。


 その日の夕食に説明通りに試してみた。


 温めた豆乳に入れて冷蔵庫で冷ます。

 冷まし方が不十分だと「キレ」が悪くなり

 「ダラーッとした」トロミになるという。

 
 充分に冷えた頃に出して見ると、

 言われてみれば何となくゼリーぽいような気がしないでもない。


 そのゼリーにからめて1、2品食べさせたが、

 飲み込んだ後も咳き込むことがなかった。


 キレるトロミのせいなのか、

 たまたま妻の調子が良かっただけなのか。

  
 このところ、ずっと調子が悪く、

 毎食、痰に食べ物が絡んで引っかかってしまう。


 スポンジブラシで絡め取ったり

 吸引器を使ったりしているが、

 すぐあきらめてというか無理をしないで

 胃瘻からの栄養剤に切り替えている。


 果たして、この「キレるトロミ剤」が救世主になってくれるか・・。


 


 ☆ 玄関前のアジサイが色づいてきた。

   他に花壇に2株、鉢が2個あるがそっちはまだまだ先のようだ。


   色づいたアジサイにくっついてツツジがある。

   陽当たりが悪いせいか剪定が悪いせいか、

   この10年近く、花が少ししか咲かないので、

   今年咲かなかったらもう切って抜いてしまおうと決めていた。

   が、今年はいつになく沢山咲いてしまった。


   困った。 どうしよう。



 

 
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トロミの種類

2019-06-15 23:36:38 | 妻の症状

 言語聴覚士Tさんのリハビリの日だったが、

 すぐ咳き込んでしまった。

 
 途中で引っかかっている音がするという。

 使っているトロミ剤を訊かれたので見せる。


 Tさん曰く、

 トロミ剤にも種類があって、

 今の妻の場合、長く伸びるタイプより、短く切れるタイプの方が

 いいのではないかとの話しだった。


 Tさんが商品を調べてくれることになった。

 
 今晩もスポンジブラシで痰をからめとったが、

 3回ほど台所と往復したら疲れてきたので

 吸引器と胃瘻に切り替える。


 食べ物がなくても、唾液だけで痰がらみの咳込みが起きる。


 夜中に咳き込まないでくれるのがせめての救いだが、

 果たして今日はどうか・・。


 
 ☆ 明日は排便の日だが、長女が子供達と来る予定だ。

   下剤を使うか迷った。


   孫達に「おばあちゃん くさ~い」 と思わせたくない。

   かといって、1日延ばすのも何となくイヤだったので、

   孫達が来る前に処理を終わらせることにすればいいと考え、

   16:00に下剤を注入した。 


   午前4:00には第一弾が来るかもしれない。


   孫達は10:00頃に来るかもしれないが、順調にいけば

   排便があったという痕跡はきれいに消えている・・はずだ。 









 


 

 






 


 ☆ 

 
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ながら介助

2019-06-11 06:52:49 | 妻の症状

 昨日の夕食は「レンタネコ」というBSの映画を観ながらの遅い夕食。

 途中からだったが主演の市川実日子さんに惹かれて最後まで観た。


 ガッテンで「豆たんぱく」が筋肉を作ると言っていたので、

 さっそく「豆乳」にトロミをつけて妻に食べさせている。


 夕食は、・豆乳トロミ

     ・バナナすり鉢とヨーグルト蜂蜜

     ・キューピーのなめらかおかず「鶏肉と野菜」


  俺は、おいなりさんと揚げ出し豆腐とコーヒー牛乳。


 すぐ痰がらみの咳が出たのでスポンジブラシで絡め取る。


  市川さんは目が特徴的だ。

  誰かに似ている。

  昔ああいう顔立ちの女優さんがいたような気がする。


 咳き込む度に痰が口に出てきているのがわかった。

 健康な人であれば、口の中に留めてティッシュで取り出すのだが、

 妻はすぐ飲み込んでしまう。


 吸入器でもたもたしているよりスポンジブラシの方が早いと思い、

 3本をコップに差し込んでスタンバイ。


 痰が出ると、飲み込む前にブラシで取り込む。

 ブラシを洗って戻り、また映画に目をやり、妻の口に食事を運び、

 次に俺が食べる。


 また痰が出る、ブラシで取る。


 そんなことを繰り返すうちに映画が終わり、

 食事はまだ途中だったが妻は眠ってしまった。


 不足分をエンシュアでカバーしようとしたが

 もう23:00近かったので止めた。


 ダメな介護人だ・・。
 

 
 ☆ 今年も誕生祝いに次女からジグソーパズルが送られて来た。

   「脳トレ」にいいだろうと7年前から続いている。


   今年は世界遺産の「月夜のヴェネツィア」 A3サイズ1000ピース。


   作業開始。

   これ用に確保している空箱を6個 テーブルに並べ、

   色別にピースを分類する。


   端端のピースからスタート。


   これ自体は楽しんでいるが、

   肝心の「脳」の衰えは着実に進行している。

  
   体力のほうはそれ以上に衰えてきている。


   日曜は排便と入浴の日。

   排便の方は珍しく処理が上手くいって汚れが少しで済んだ。


   夕方に入浴させたが、少しずつ大変になってきた。

   俺が風呂場で倒れれば共倒れだ。


     助けも呼べず、玄関の鍵は閉まったまま。
   
     一番最初に異常事態と感じるのは火曜日のヘルパーさんか。

     新聞が二日分溜まっている。


     警察か消防が長女に連絡し、鍵を壊す了解を得て、家に入り、

     風呂場の二人を発見。


     俺はすでに意識が無いと思うが、妻は寒いだろうな・・

     声も出せず、ただ震えているだけ・・ゴメンな。


   入浴をヘルパーさんにお願いするか、清拭だけで済ませるか。

   

   
    ・「老老介護の入浴介助」とかけて

         「高齢者の運転」と解く。

      そのこころは、

         どちらも止め時が難しいでしょう。



    



   
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元に戻る

2019-06-08 06:13:27 | 食事

 妻の下あごを無理矢理押し上げて口を閉じさせて

 ゴックンが上手くいった時は、

 「いい方法を見つけた!」

 と思ったが、翌日からはまた元に戻ってしまった。


 一食の中でも良い時と悪い時があって、

 しっかりゴックンするときもあれば、舌をベチャベチャさせて

 飲み込むまでに時間がかかるときもあったり、口を閉じないので

 食べ物がそのまま残っているのが見えたりするときもある。


 専門家によれば、車椅子の傾きも、食べ物のとろみ具合も、一口の量も

 本人の体調により、毎日、「最適」が変わるという。


 しかし、「最適」を毎日把握するなんて、

 とても・・・デキナイ。




  ☆ 目が覚めると妻の足元で眠っていた。

    零時になろうとしていた。


    眠い。

    このまま眠れたら気持ちが良いのに・・なんて10分程

    ぐずぐずして、ようやく起き上がる。


    それから口腔ケアを済ませ、ベッドに移動して

    胃瘻のチューブをはずし、パット交換が終わって

    ようやく毛布を掛ける。
   

    台所に行って、口腔ケアで使った歯ブラシ類を洗い、

    胃瘻のチューブやボトルを消毒液に浸す。


    食器が山のようになっているけど明日にしよう。


    妻のベッド脇に薄っぺらなマットを敷いて

    ようやく横になる。


    そして、容量が小さくなった膀胱のせいで

    3時間足らずで目が覚める・・・。       




 
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下剤は裏切らない

2019-06-03 07:55:04 | 排便
 日曜は排便の定例日だが

 11:00を過ぎても下剤の効果が出てこない。


 いつまでもベッドに寝かせておくわけにもいかず、

 いつかは車椅子に移乗させなければならないが、

 出来れば車椅子でのユルユルは避けたい。


 出し切ってしまおうと、浣腸を決断し注入したが、

 成果は思ったほどではなかった。


 食事量が少ないのでこんなものかと思いながらも、

 取りあえず処理し、朝食兼昼食のため車椅子に移乗。


 下剤と浣腸の二重奏なので必ず二の矢があると思い、

 パンツ、パットも二重、下ズボンも穿かせ、すそを靴下の中に入れ、

 ユルユルに備える。


 もう14:00近かった。

 
 移乗してすぐ、予想が当たってしまった。

 臭いですごいことになっているのが分る。

 時々、音もする。


 そんな中、食事を口へ運び、

 アゴを「アギ アギ」と上下させると、

 ちょっと咳き込んだが、吸引器を使うほどではなかった。

 エンシュアも半缶投与。


 16:00 近く、

 防水マット、処理専用の古バスタオル、

 フラットタイプの紙オムツを3枚敷き、

 さらに新聞紙を何枚も敷いて、妻をベッドに移す。


 下ズボンが激しく濡れていた。

 
 下剤と浣腸のダブル効果でユルユルの洪水になった。

 トイレットペーパーを 2巻ほど使った。


 最近にない事態だった。

 
 下剤の効果発現が遅かったので

 つい焦って浣腸を追加したのが間違いだった。


 功を焦ってはいけない。

 下剤は裏切らない。


 1時間ほどかかって風呂から上がる。
 

    ♪ 奮闘努力の 甲斐も無く

      今日も涙の

      今日も涙の 日が落ちる

      日が落ちる

  
       (男はつらいよ 作詞 星野哲郎  作曲 山本直純)



 ☆ 立ち上がらせる時、「もろ差し」になってヨイショと持ち上げるが、

   このところ妻の脇が固いので苦労している。


   相撲なら脇が固いのがいいのだが、介護では困る。

   俺の右手で妻の右腕を脇腹から痛くない程度に強引に引き離し、

   できた隙間に俺の左腕を差し込む。

  
   次に妻の左脇をこじ開け、右腕を差し込む。

  
   やっと「もろ差し」が完成。


   左足の踵が浮いて、つま先立ちなのは変わらない。

   足裏全体が床に着いてくれると体重がかかり、

   筋肉が付くかもしれないという。


   リハビリさんが置いていった「筋肉ブルブル」を1日2回

   腿に貼っているが、もちろん効果はまだ見えない。

 
   どれくらい家に置いていってくれるのだろう。

   効果の有無はどれくらいの期間で判るのだろうか。


   効果があるのなら、値段にもよるが、

   個人的に買ってもいいと思っている。


   両方の足裏が床にぴたっと着いて、俺の両腕にかかる重みが

   痛く感じられなくなったら「効果あり」と判断しよう。

  
   そんな日が来るか・・。




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