痰がらみの咳き込みが毎日おきている。
咳が出てから急いで吸引器を作動し、チューブを口に入れる頃にはすでに
痰を呑み込んでしまった後なので、原因である痰のかたまりを吸引することは難しい。
タイミングが合って、痰の塊を吸引出来るのは1日に1回あるかないかだ。
今はまだ、妻が自分の力で痰を口まで出してくれるからいいが、
もし、その力も無くなり、気管の途中に引っかかったままになれば
生命に関わることになる・・。
☆ 妻の栄養確保は朝と夕に胃瘻から栄養剤の投与でやっているが、
口から食べることを忘れられないよう、毎日スプーン2~3杯だが口に運ぶようにしている。
俺が腰を痛めてから毎夕、ヘルパーさんがパット交換に来てくれているので、
業務外ではあるが、交換が済んだ後、その役目をお願いしている。
俺がやるよりもヘルパーさんの方が飲み込みがダントツにいい。
トロミ剤を使うことも無く、手間もかからないので、
夏の頃から、水ようかんをスプーンで潰し、アイスを少し添えたものを食べさせている。
しかし、ちょっと前に水ようかんを買いにスーパーに行ったが、売っていなかった。
アイスは一年中売っているのに、どうして水ようかんは無いのだ。
昔聴いた落語に、
夏場だというのにミカンが食べたいという若旦那のために、
番頭さんがあちこち探し回ってやっと手に入れる、という話しがあったのを思い出した。
落語のオチは忘れたが、俺も3店目にやっと見つけ、5個全部買った。
もし、水ようかんが手に入らなくなったら、次の候補はプリンだが、
妻にはちょっとユルすぎて誤嚥をおこす危険があるので、トロミを付けるしか無いな・・・。
トレーニングを続けたからといって、胃瘻が要らなくなるまで回復するとは
思っていないのに、少しでもいいから口から食べてほしいと願うのは何故なんだろう・・。
☆ 転倒して脛を打撲してから1ヶ月になろうとするのに、
まだ直径3㎝ほどの半球状に腫れが残っている。
普段は大きな痛みはないが、足の角度や力の入り具合によっては
チクリと痛む時がある。
だいぶ、腫れの山は低くなっているが、山頂の白い部分がウミで、周りの裾野が
赤黒く広がっている。
針を刺してウミを出そうとしたが、思ったより皮が固くて、
ギュッと押し絞っても血が少し出ただけで
膿はほとんど出てこなかった。
先生に話したら、針が細いとすぐ穴が埋まってしまうのだという。
それなりに痛かったので、針はあきらめてそのまま放っている。
打撲箇所はくるぶしから10㎝ほどだが、くるぶしの周りには鬱血が残っていて
足の甲のむくみもまだ引かない。
昔から、こういう腫れもの、デキモノ、カサブタなどが出来ると、
つい、針で刺したり、剥がしたりしたくなる癖がある。
膿の細菌が血管から身体中に入っていくのだろうか。
整形外科に行った方がいいのか・・・。
自然に治っていくものなのか。