妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

水ようかんを求めて

2020-10-23 13:12:42 | 妻の症状
 
 痰がらみの咳き込みが毎日おきている。

 咳が出てから急いで吸引器を作動し、チューブを口に入れる頃にはすでに

 痰を呑み込んでしまった後なので、原因である痰のかたまりを吸引することは難しい。


 タイミングが合って、痰の塊を吸引出来るのは1日に1回あるかないかだ。

 今はまだ、妻が自分の力で痰を口まで出してくれるからいいが、

 もし、その力も無くなり、気管の途中に引っかかったままになれば

 生命に関わることになる・・。



 ☆ 妻の栄養確保は朝と夕に胃瘻から栄養剤の投与でやっているが、

  口から食べることを忘れられないよう、毎日スプーン2~3杯だが口に運ぶようにしている。


  俺が腰を痛めてから毎夕、ヘルパーさんがパット交換に来てくれているので、

  業務外ではあるが、交換が済んだ後、その役目をお願いしている。

  俺がやるよりもヘルパーさんの方が飲み込みがダントツにいい。


  トロミ剤を使うことも無く、手間もかからないので、

  夏の頃から、水ようかんをスプーンで潰し、アイスを少し添えたものを食べさせている。


  しかし、ちょっと前に水ようかんを買いにスーパーに行ったが、売っていなかった。

  アイスは一年中売っているのに、どうして水ようかんは無いのだ。


  昔聴いた落語に、

  夏場だというのにミカンが食べたいという若旦那のために、

  番頭さんがあちこち探し回ってやっと手に入れる、という話しがあったのを思い出した。


  落語のオチは忘れたが、俺も3店目にやっと見つけ、5個全部買った。


  もし、水ようかんが手に入らなくなったら、次の候補はプリンだが、

  妻にはちょっとユルすぎて誤嚥をおこす危険があるので、トロミを付けるしか無いな・・・。


  トレーニングを続けたからといって、胃瘻が要らなくなるまで回復するとは

  思っていないのに、少しでもいいから口から食べてほしいと願うのは何故なんだろう・・。



  ☆ 転倒して脛を打撲してから1ヶ月になろうとするのに、

    まだ直径3㎝ほどの半球状に腫れが残っている。


    普段は大きな痛みはないが、足の角度や力の入り具合によっては

    チクリと痛む時がある。


    だいぶ、腫れの山は低くなっているが、山頂の白い部分がウミで、周りの裾野が

    赤黒く広がっている。


    針を刺してウミを出そうとしたが、思ったより皮が固くて、

    ギュッと押し絞っても血が少し出ただけで

    膿はほとんど出てこなかった。

    先生に話したら、針が細いとすぐ穴が埋まってしまうのだという。


    それなりに痛かったので、針はあきらめてそのまま放っている。


    打撲箇所はくるぶしから10㎝ほどだが、くるぶしの周りには鬱血が残っていて

    足の甲のむくみもまだ引かない。 


    昔から、こういう腫れもの、デキモノ、カサブタなどが出来ると、

    つい、針で刺したり、剥がしたりしたくなる癖がある。


    膿の細菌が血管から身体中に入っていくのだろうか。


    整形外科に行った方がいいのか・・・。 

    自然に治っていくものなのか。    
    



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排便の日 24時

2020-10-14 08:39:13 | 排便

 下剤が効き始める時間は、前の晩の注入した時間や妻の体調で変わる。

 以前は12時間後には効いていたが、最近はどうも遅くなる傾向にある。


 今回は正午過ぎに効果が現れ、ユルユルの処理と摘便を終え、

 胃瘻のチューブを装着して車椅子に乗せたのが、13:30頃だった。


 それから遅い朝食のお茶と栄養剤を投与。


 一服してから、夕方の入浴準備。

 バスリフトにバッテリーを装着し、動かしてみる。 異常なし。


 ヘルパーさんの着く30前に浴槽にお湯を張って待つ。


 18:00 ヘルパーさん到着。

 脱衣所の狭い入り口に車椅子を停め、

 二人がかりで浴室の椅子に座らせる。


 ヘルパーさんは普通のマスクのまま。俺は息苦しいのでフェイスシールド。

 換気扇を回す。


 ヘルパーさんに妻を支えてもらい、俺が髪をカット。

  (「ジイジイのバーバーだ」、

    ヘルパーさんに言おうと思ったが 余計な気を遣わせるのも嫌だから、呑み込む。)

 シャンプーの後、

 今度は俺が妻を支え、ヘルパーさんに身体を洗って貰う。
 
 
 二人がかりでバスリフトに座らせ、浴槽へ。

 俺が浴槽に立って妻を支える。足が短いので短パンの裾がお湯に浸かりそうだ。

 ヘルパーさんがバスリフトを下げる。

 お腹の辺りでストップ。

 
 本当はもう少し下ろしたいのだが、

 バスリフトのローラーがガイド板の下端から外れてしまうので

 安全なところで止める。


 俺が支えながら手桶で浴槽のお湯を掛け、ヘルパーさんはシャワーのお湯を肩に掛ける。

 5分程してバスリフトを上げ、妻の足を浴槽から出して終了。


 ドアを開けるとちょっと寒く感じる。


 ヘルパーさんがバスタオルを肩に掛け、

 前もって車椅子に敷いていたバスローブの上に妻を座らせ

 くるむようにして戻る。


 ベッドでヘルパーさんが着替えをしてくれる。 


 その間、俺は向こうの部屋で濡れた短パンとTシャツを着替えて戻る。


 胃瘻にチューブを装着し、胃瘻の周囲にガーゼを当てがう。


 着替えが済んで、車椅子に乗せ、テレビの前の定位置に停める。

 ヘルパーさんが髪を乾かしていると、妻がウトウトし出した。


 19:00過ぎ、ヘルパーさんが帰って行った。

 お茶に続いて栄養剤を投与していると何となく匂いがする。

 嫌な予感。

 第二波が来た。

 
 まだこの段階でベッドに連れて行って処理すればどうってことなかったのだが

 風呂から上がって、ヤレヤレという気分だったので、

 なかなか身体が動かなかった。


 21:00
  
 栄養剤の滴下が終わったので、さあ、処理するかと車椅子に近づいてみると、

 パジャマが汚れていて、さらに足を乗せていたビーズクッションにまで

 ズボンを伝ってユルユルが落ちていた。


 気を取り直して、風呂場に連れて行く。

 浴室で紙オムツやパジャマを脱がせ、踏まないようにしてシャワーを使う。


 35㎏とはいえ、ダラリとした妻を片腕で支えながら洗うのは

 今の俺には重労働だった。


 椅子に座らせたまま妻の腰を少し浮かせてシャワーで流した。


 浴室を出て、停めていた車椅子に乗せる。

 ベッドで着替えが終わったのが 22:00過ぎだった。


   ♪  誰のせいでもありゃしない

       みんなおいらが悪いのさ
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自宅で胃瘻交換

2020-10-04 16:50:22 | 胃ろう
 胃瘻のメンテナンスのためこれまでは半年に1回、日帰り入院で

 交換手術してきたが、先月の交換で胃瘻の型をバルーン式に変えたことにより

 これからは在宅での交換が可能になった。


 ただ、これまでの半年毎の交換が1ヶ月に1回になった。

 その初めての交換が先週、我が家で行われた。


 ベッドは普段のままで特別用意するものは何も無かった。

 胃から栄養剤らしき液体が少し溢れ出たが、出血も無く、交換は10分程で終了した。


 娘達に報告するため動画を撮れば良かったが、

 かなりアップで撮らないといけないので、

 先生がやりずらいだろうと思い、何となく言い出せなかった。

 そういうところが気が弱い。


 内心、40代とはいえ、現場から遠ざかっている先生の腕が心配だったが、

 「先生、大丈夫ですか?」なんてことは聞けなかった。


 現在のところ、特に異常はなさそうなので大丈夫だろう。


 
 ☆ 昨晩、下剤を22:00頃に注入したが今朝11:00を過ぎてもまだ効果が現れて来ない。

   摘便に着手し、さっさと終わらせたい気持ちを抑え、

   第一陣が現れるまでもう少し待つことにした。

   というのも、これまで何回もあせって終わらせ、車椅子に移乗させてから

   ユルユルの本陣が現れて処理に難儀したことがあった。


   それでも夕方の風呂があるので13:30に摘便に着手し、1時間ほどで終了。

   車椅子に移乗し、今日初めてのお茶と栄養剤を胃瘻から投与。


   同じ18滴でも妻の具合で、ユルユルの時もあれば今日みたいにほとんど効かない時がある。

   これもしょうがない。


   急に寒くなった。

   風呂で風邪を引かせないよう気を付けなくてはならない。
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