妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

褥瘡対策

2021-08-27 14:32:04 | 妻の症状

褥瘡があと一歩のところで完治しないことを先生に嘆くと、

「デュオアクティブ」に代えて「フィブラストスプレー」というのを処方してくれた。

看護師さんによれば、これが「最後の砦」というか「奥の手」といった薬らしい。

(最初からこれを出せよと言いたいが、治療法にも順番があるということか)

 

看護師さんから使い方を教わった。

   まず、薬を専用の小さなスプレー容器に入れる。

 これを冷蔵庫で保管するが、使用期限は2週間。

 なので薬の量もほんの少し。 

   患部をきちんと石鹸で洗い、固くなった周囲の皮膚を取り除き、

 そこに薬をスプレーし、乾いてからデルマエイドという層になったガーゼに

 プロペトを塗ってあてがい、 最後に保護フィルムで覆って終了。

 これを1日1回。

 

 この方法でやって今日で20日目。

 目に見えて良くなって来てはいるが、どうしてもお尻に「圧」や「ねじれ」が

 かかるのでフィルムもガーゼも半日で剥がれてしまう。

 それでも明らかにこれまでとは違う。(治りそうな気がする)

 

 病院や施設で使うような大きな立派な車椅子だと治りも早いのだろうけど、

 極小住宅の我が家ではとても無理だ。

 愚痴は言うまいこぼすまい。

 

 ☆相変わらず両脇の拘縮がきつい。

  車椅子とベッド間の移乗の際は、両腕をしっかり差し入れないと

  安全に抱き上げることが出来ない。

  ヘルパーさんがいるときは二人で協力できるからまだいいが、

  一人の時は大変だ。

  あの脇の硬さは本人が意識して締めているわけではないのだが、

  思うようにならないと、イライラして、つい荒い言葉が出てしまう。

  無理矢理こじ開けて片方ずつ入れるしかない。

  妻だって痛いだろう。

 

 ☆去年の秋に砂利混じりの敷地にコスモスの種を適当に播いた。

  最初はたくさんの芽が出たが、ほとんど風や雨で倒れてしまい、

  現在、しっかり自立し、花を咲かせているのは20本くらいだろうか。

  倒れながらもか細い茎に小さい花を咲かせているけなげなのもいる。

  やはりコスモスの花はいいな。

  懲りずに播き続けよう。  

  

  「蓮の花」と「藤の花」も好きだが、どちらも我が家では不可能だ。

    

    着物の柄なんて興味もなかったが、川中美幸さんが

    「関東春雨傘」を歌っている藤色の着物が気に入っている。 

    白い大輪の花のデザインだが、肝心の花の名前が分らない。

    テレビ画面にスマホを当てて検索してみたがさすがに無理だった。

 

    ひばりさんの「関東春雨傘」は作詞作曲の米山正夫さんが

    星野哲郎さんらとコロンビアからクラウンへ移籍して

    制作した第一作目のレコードだ。

    これはひばりさんの米山さんに対する祝意からであり、

    ひばりさんだからできたことだという。  

 

    星野さんは北島三郎さんにも声をかけた。    

      ♪ 俺の目をみろ 何にもいうな

    

    移籍した人、しなかった人。 

    「艶歌の竜」の時代だった。

    五木寛之さんは星野哲郎さんと親交があったのだろうか。

 

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再び 38.5度 

2021-08-12 16:20:03 | 妻の症状

ワクチン接種以来の高熱だった。

カロナールがまだ残っていたので、溶かして注入したら

やがて37.5度になり、夜には36.9度まで下がって、普段通りに眠ってくれた

 

咳き込みもなく、酸素濃度も95%だったので、診療所には連絡しなかった。

この1週間、妻の背中が汗でびっしょりになる日が多かった。

背もたれがビニル張りのせいかもしれないと思い、

ガーゼタオルを挟んでみたが効果はなかった。

 

顔に触るとじっとりと汗ばんでいる。

毎日2回は着替えする日が3~4日続いた。

体温調整がうまく出来ないのかもしれない。

肺炎かな・・。

 

 ☆私たち夫婦、長女夫妻、二女夫妻ともワクチン接種が済んだので、

  約2年半振りに全員が顔を会わせることになっていた。

 

  ところが、千葉に住む二女の会社は帰省を自粛するようにとの

  社命が出されたという。

  やむを得ず、二女は帰省を断念することになった。

  そのことを伝えた夜、小3の孫娘は荒れたという。

  

  1年前に、「来年のお盆には会えるね」と言っていたのに・・、

  そして今、「秋には」とか「年末には」、「お正月には」と言っても

  全く当てにならなくなった。

 

 

  ☆オリンピックのお陰で、録画していた番組をじっくり観ることができた。

    地殻変動で大陸から分離して日本列島が誕生したとか、

    プレートが衝突してアルプスが出来たとか、

    CGを使って分りやすく説明してくれるので、

    「ふーん、なるほど」と分った気にさせてくれる。

   

    中学生の授業でこういうのを見せてくれていたら、

    もう少し真面目に勉強したかもしれないな。

    (そんなことはないか)

    

    宇宙の成り立ちとか、人体生命の不思議とか、

    およそ俺に似つかわしくない分野も観てしまった。

 

  ☆ 時々、在宅介護の限界かなと落ち込むときがある。

    口腔ケアや胃瘻チューブの消毒が面倒で

    何もしないでそのままゴロンと眠ったら

    どんなに楽でいいのに、と思ったりする。

 

    夕食がお菓子とサイダーだけの時もある。

 

    多分、疲れているんだろう。

 

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