妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

在宅介護の限界

2023-11-20 14:04:57 | 在宅介護

 

9月中旬に妻が38.0度の熱を出した。

イキみ、おう吐、発汗等の症状が続いた。

 

先生は特に検査をした訳ではなかったが尿路感染と診断した。

これを期に妻の体調に異変が起きた。

 

まず、とにかく水分を摂れということで、胃瘻から2500㏄投与した。

治療とはいえ、寝たきり状態の妻には苦行に思われた。

 

膀胱をエコーで見るとオシッコが溜まっているという。

先生は導尿カテーテルの設置を提案したが私はまだパットに排尿があることから

カテーテルには賛同しなかった。

 

1ヶ月経っても微熱が続き、今度は腸閉塞という診断が下った。

これも特に何か検査したわけではなく先生の経験に基づく診察だった。

 

病院での検査を強く要望してCTを撮った。

卵巣嚢腫だという。

段々と深刻な病名になってきた。

 

先生の経験によれば妻の回復は難しいらしい。

 

次々に変わる病名に先生に対する不信感が増してきた。

そして在宅介護の限界を感じ始めている。

 

病院ならば、施設ならば、妻を苦しめることもなかったかもしれない。      

 

 

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未必の故意?

2023-06-07 05:14:09 | 在宅介護

 妻の場合、食事は胃瘻からの投与だからあまり面倒なことはない。

介護のほとんどは排泄に関することだ。

 それもヘルパーさんが1日3回来てくれるので俺自身がパット交換するのは

朝と夜の2回ほどで済んでいる。

 夜、ベッドに横になってから朝までずっと眠ってくれてる時はいいが、

途中で目を覚ますときがある。

 そういう時はパットが濡れているときなので交換してやると

やはり気持ちがいいのか再び眠りにつく。

 ところがこっちの調子が悪いときは気持ちも身体も動かない。

 ・・面倒くさいな・・・ となる。

 そして、スルーしてしまう。見て見ぬ振りをする。

なかったことにしてそのまま寝てしまう。

 

 こういうのを「未必の故意」と言うのかも知れない。

 翌朝、パットをみるとびっしょり濡れている。

 

 

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ヘルパーさんに感謝

2021-12-16 20:44:46 | 在宅介護

一番気を付けているのは血圧と腰痛だ。

車椅子とベッド間の移乗が一番身体にこたえる。

ヘルパーさんに1日に3回、午前、午後、夕方に30分単位で

入ってもらっているが、それで大分負担が軽減されている。 

 

俺と妻の安否確認も兼ねて、毎朝7:30に来てパット交換をしてくれる。

ありがたいことだ。

 

ただ、いつもヘルパーさんが居るわけではないので、

俺が一人でやらなければならない時が2回か3回はある。

たとえば深夜、トイレに起きたあと、

妻のパットをチェックすると濡れている。

すると、交換しないわけにはいかない。

腰に負担がかからなようにベルトを着けて取り掛かる。

ついでに体位も変えるがやはり一人だと腰に痛みが来る。

妻は新しいパットで気持ちがいいのか、すぐ眠ってくれる。

 

いつまで持つだろうか。

1年か、2年か・・。

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やはり大変

2021-12-07 12:11:30 | 在宅介護

妻の介護が始まったが、やはり自分の身体が万全ではないので

以前のようにはいかない。

妻の世話と自分へのいたわりを調整しながらやるようにしている。

 

午前2時、妻の動いた気配で目が覚める。

パットが濡れていて気持ち悪いのだろうと分っているので

以前ならガバッと起きてすぐ交換作業にとりかかるのだが、

今それをやると血圧が急上昇して危険極まりないので、両手を着いて

ゆっくりゆっくり立ち上がる。

 

夜間も廊下に温風ヒーターを置いている。

ちょっとした全館暖房だ。

以前ならそんなもったいないことはしなかったが、

今回の動脈解離で生死の境をさ迷った身としては考えを変えざるを得なかった。

解離した血管は人工血管に置き換えているが、

まだ使用に耐え得ると見なされた血管はそのまま残っている。

サイボーグみたいにいつでも安全というわけにはいかない。

 

ラジオ体操を始めたが、すぐ息が切れる。

やはりまだまだ弱っている。

危険と隣り合わせだ。

 

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介護再開

2021-11-30 09:59:37 | 在宅介護

いよいよ明日は妻が戻って来る。

3ヶ月ぶりの在宅介護が始まる。

退院から1ヶ月経つが一度も妻に会っていない。

事業所が遠方にあり、迷路みたいな場所にあるらしいので

運転に自信がない俺はなかなか行く気にならなかった。

娘達は入院中も何回か様子を見に行って、写真や動画を撮ってきてくれた。

 

会ったとき、妻はどんな顔をするだろうか。

  「お帰り」  俺が言うのも変かな。

  「ごめんな」 これが本当の気持ちかな。

 

在宅になったことで、ショートステイより妻の状態が悪くなったと

言われないようにしなくては。

ただケアマネさんからはくれぐれも 「頑張りすぎないように」と

クギを刺されている。

今回の入院で、一番の被害者は妻なんだから、

また同じような失敗をしないようにとも言われた。

 

「無理するな」、「無理するな」

念仏のように唱えることにしよう。

 

 

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