庭の敷きブロックの上を歩いていたらサンダルが引っかかって
バランスを崩して転んでしまった。
スッテンと転んだのではなく、よろよろしながらも何とか持ち堪えようとしたが
結局あちこちぶつけて倒れてしまった。
向こうずねを何かにぶつけたらしく、腫れて痛みが出てきた。
最近、右足の小指や左足の薬指を何回もあちこちにぶつけ、
爪が剥がれそうになっているのを、絆創膏を巻いて何とかしのいでいる。
今思えば、今回の転倒の前触れだったかもしれない。
幸い、今のところ妻の介護に差し障りはないが、
腕や腰や頭を打っていれば大変なことになっていた。
今に始まったことではないが、
介護者としての危機管理意識がなっていないということか。
文字通り、脛に傷を持つ身になった。
気を付けよう、気を付けよう。
肝に銘じよ!
☆ 相変わらず痰がらみの咳き込みが続いている。
咳が始まってから吸引器まで歩き、スイッチをONにしてチューブを口に入れ、
痰を吸引するまでに数秒ほどかかってると思うが、
その間に妻は口に出てきた痰を再び呑み込んでしまう。
スポンジブラシを近くに置いて痰を絡め取ることもあるが、
タイミングが合って大量の痰を吸引出来たり絡め取る事ができるのは
1日に1回あれば良い方だ。
ゼロゼロと音がするときは口中に痰が上がっていなくても一応吸引をするが、
当然、ゼロゼロは無くならない。
もっと喉元深くまでチューブを挿入して吸引すればいいのかもしれないが
妻の苦しそう顔を見るとどうも気が進まない。
☆ 何十年と頭から消えていた名前が突然浮かんできて自分でもびっくりした。
東京大衆歌謡楽団の動画を楽しみに観ているが、
何本かあるうちでやはり地元の浅草神社での演奏会が一番安心する。
♪ 赤いマフラーをいつまで振って
「流れの旅路」が始まると、実際に赤いマフラーを振りながら
投げ銭を入れに常連のおばさんが現れる。
観客から拍手と笑い声が起こる。
人気者だ。
このおばさん(おばあさん?)、かねがね誰かに似ていると思っていたが、
特に気にもしないでいた。
ところが、この前、いつものように観ていたら、
突然、「武知豊子さん」の名前が浮かんできた。
本当に突然だった。
しわがれ声のおばあさん役で「お笑い三人組」に出ていたのを観て以来だから、
かれこれ50年以上、俺の記憶から消えていた名前だ。
特に誰だろう、と思い出そうとしたわけではない。
全く突然浮かんできた。
俳優さんの名前を誰だったか思い出せなかったり、
通帳の仕舞い場所を忘れてしまったりするのに、
50年前の記憶が突然よみがえるなんて、脳の仕組みは不思議だ。