妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年、56歳の時アルツハイマー病と診断される。
2018年1月、胃瘻造設手術。

この1年

2020-12-29 07:44:12 | 妻の症状

この1年を振り返ってみる。

☆妻のこと

 ・痰がらみの咳き込みが多くなって吸引器の出番が増えた。

 ・胃瘻のタイプを代えたので、在宅の訪問診療で交換できるようになった。

  6ヶ月毎だった交換が1ヶ月毎になったがそれでも良かったと思う。

 ・褥瘡を何回かつくってしまい、現在も治療中。

 ・利用していたデイが閉所になったので、同じ経営者のもう一つの施設に移った。

  地理的には反対方向だが、送迎時間はほぼ同じ。

 ・口からの摂取をトレーニングと思ってやっているが、

  スプーン3杯程度で、すぐ咳き込むことが多くなった。

 

☆介護で難しくなったこと

 ・車椅子とベッド間の移乗がつらくなった。(腰痛)

 ・体位交換が簡単に出来なくなった。(腰痛)

 

☆俺のこと

 ・深夜に腰の激痛に襲われる。(40代に経験した尿路結石以来の激痛だった)

  椎間板ヘルニアだった。(これまでより強力な腰ベルトを購入した。)

 ・庭の敷きブロックにつまずいて転倒し、向こう脛を打撲。

  4ヶ月経って、痛みはなく腫れも引いたが、まだ鬱血が残ったままだ。

 ・ジョギングが出来なくなった。(100mも続かない)

 

☆コロナの影響

  ・娘や孫たちと会っていない。

   千葉の二女とは1年、県内の長女とは半年会っていない。

 

☆死について

  ・志村けんさん、岡江久美子さんが亡くなる。

  ・なかにし礼さんも亡くなる。

 

  ・ケアマネジャーのKさんが先週お亡くなりになった。

   癌だったという。

   2ヶ月前にお話したのが最後になった。妻と同じ69歳だった。 

 

  ・死が身近なものとして迫っている。

  ・妻より先に逝ってはいけないと思ってはいるが、自信がなくなってきた。

  ・せめて血圧だけは薬をきちんと飲むことにしよう。

  

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胃瘻交換

2020-12-17 15:40:28 | 妻の症状

在宅での胃瘻交換が予定より遅れて前回から45日ほど開いてしまってた。

胃へ通じる管の内側に栄養剤が付着して茶色くなってきたが

まだ詰まるというほどではなかった。

 

月曜に訪問診療があり、交換が行われた。

もう、3回目なので安心して遠くから眺めていた。

 

以前は半年毎の交換で、1月が交換月だったが、

在宅交換になって、寒い中、病院まで行く必要がなくなったのは良かった。

コロナ禍の今、病院や介護タクシーとの日程調整などをしなくていいのも

わずらわしくなくていい。

 

 ☆褥瘡が完治にはまだまだほど遠い状態だ。

 

  デュオアクティブを貼っているが、1日ほどすると患部付近が白くなってくる。

  

  先生からそうなったら替え時だと教えられていたが、

  よれずに剥がれもしないときはついそのままにしてきた。

 

  しかし、なかなか治る様子が見えないので、最近はもったいないと思いながら、

  思い切って貼り直すようになった。

  朝に貼ると夕方には白くなっている。

 

  そのせいか、薬が効いて患部の範囲が少し狭まってきているような気がする。

  そのぶんデュオアクティブの減りかたが早くなってきた。

  今年いっぱい持ってくれるかな。

 

  28日が今年最後の訪問診療の日だが、その日に処方してもらっても

  薬局での受け取りは来年になる。

 

  残りを調整しながら使わないといけない・・。

 

  ☆ 痰がらみの咳き込みも相変わらず続いている。

    午前はあまり出ないが、午後からが多くなる。

    最近では夜中にベッドに横になってからも出るようになった。

 

    吸引器は昼用をテレビの前に、夜用はベッドの側に置いている。

    

    以前は眠ってしまうと朝まで咳き込むことはなかったが、

    今は、眠りに入る前や一度眠ってからも咳き込むことが多くなった。

 

    俺は妻のベッドの横にマットレスを敷いて寝ているが、

    東京大衆歌謡楽団や三橋美智也を動画で聴きながらウトウト

    し出したときに妻の咳き込みが出る。

 

    吸引器の出番だと思いながらも何とかこのまま治まってくれないかと

    スルーしたい気持ちで目を閉じたままででいるが、

    そう都合良くはいかず、咳き込みは治まらない。

 

    ヨッコラショと重い腰を上げて吸引器を準備する。

    痰を吸引すると楽になったのか、妻が眠りについてくれる・・。

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褥瘡再発

2020-12-03 09:40:18 | 妻の症状

褥瘡を再発させてしまった。

三週間ほど前から左臀部に一円玉ほどの大きさに皮膚が剥けたので、

プロペトを塗ったり、デュオアクティブを貼ったりしてきたが

なかなか治らず、少しずつ深くなってきて今では血が少し

滲むまでに進行してしまった。

 

一日のほとんどを車椅子で過ごすので、その姿勢に主な原因があるのは間違いないが、

褥瘡にならなかった時期もあったのだから

本人のわずかな身体の動きとか、パット交換の頻度とか

いろんな条件が重なって起きているのだろう。

 

右傾が強いのでバスタオルや棒状のクッションを挟んで補正しているが、

それが逆に左臀部に圧をかけているのかもしれない。

お尻に敷くクッションや背もたれの角度などいろいろ試してみてはいるが、

正解を見つけるまでは時間がかかりそうだ。

 

昨日、看護師さんが来て処置してくれたが、

患部に柔らかい毛先の歯ブラシを当てて洗浄したのにはびっくりした。

血行を良くするのだという。

これからは週に一度来て処置してくれることになった。

 

☆ 9月末に庭で転んで脛を打って大きな腫れが出来、訪問診療の看護師さんに

  ぶっ太い注射針を刺されて膿を絞ったが大した量は出せなかった。

  

  10月末に外科病院で診てもらったが、手術はしないで様子を見ることになった。

  あれから1ヶ月、腫れも引いて痛みも無くなったが、まだ中心部は膿があるような

  黄色でその周囲2㎝ほどが鬱血で紫色のまま残っている。

 

  こういう怪我は見せると、「痛そうですね、大丈夫ですか」と分ってくれるが、

  外傷がない場合は痛みを訴えてもなかなか伝わらない。

  自分の痛みを他人に理解して貰おうというのがそもそも無理なことかもしれない。 

 

  しゃがむと膝が痛い、物を持つと肘が痛い、腰痛も相変わらずだ。

  歩く姿勢が 「きみまろさん」が演じるお年寄りになっているのに気づき

  慌てて背中を伸ばしたりしている。

 

  先週、新しい腰ベルトを買った。4本目になる。

  一番頑丈なヤツを選んだが、マジックテープで止めるという原理は同じなので

  これまでと同様、腹圧がかかると外れることがある。

  介護用にも、重量挙げ方式のベルトを作ってくれないかな。

 

  昔、お袋が足や腰が痛いとしょっちゅうこぼしていたが、

  息子なんて冷たいもので、労りの言葉の一つも掛けた事が無かったな・・。

 

 

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