腰痛、肘痛、膝痛、手首痛に加えてまた一つ身体の痛みが増えた。
左手の指の関節がこわばって、痛くて手を開くことが出来ないときがある。
揉んだりさすったりするとかろうじて動くようになる。
妻の症状の進行はある程度覚悟をしていたが、
自分の身体のあちこちにこんなに不具合が出るとは思ってもいなかった。
妻の介護を続けるためには俺の健康が大前提だが、
その大前提が崩れそうになっている。
☆ 相変わらずテレビ三昧の毎日だが、最近予約録画して
見逃さないようにしている番組に、
「まいにち 養老先生、ときどき まる」がある。
先生が番組でポツリと話す一言が、心に響く時がある。
ディレクターからある事柄に意見を求められ、それに答えた後で、
先生が、「そういうもんでしょう」、と付け加える。
何故かほっとする。
先生が書斎でサンドイッチマンの動画を観ていたが意外だった。
笑いに関しては俺と好みが同じだった。
猫の「まる」が長い眠りについたとテロップが流れていた。
解剖学者の先生にとって、「死」は特別なことではないのかもしれない。
「やまと尼寺 精進日記」や「ワイルドライフ」も欠かさず観ている。
「ワイルド」を観ていつも思うのは、厳しい生存競争だ。
ライオンが草食動物を襲うシーンは迫力があって力が入るが、
俺なんかは、弱くて足が遅いので、真っ先に餌食になるんだろうな、
人間で良かったなぁ、などと本気で思ってしまう。