電動ベッド使う

　　

　　　一昨日、電動ベッドがやってきた。


　　　最近、妻の上体を起こすのに

　　　苦労することが多くなってきたので、

　　　レンタルすることにした。


　　　業者さんが２名で来て、

　　　組み立て、操作説明まで３０分で終了。


　　　今までと同じ位置に置く。


　　　前のベッドはとりあえず、同じ部屋に置くことにする。

　　　６畳間にベッド２台は厳しい。


　　　いずれ、分解して２階に持って行くことになるが、

　　　その２階が片付いていない。


　　　まずは２階からだな。



　　☆　３日前、冬タイヤに交換した。

　　　　去年より１週間遅い。


　　　　車を買って以来、３０年余り自分でやっている。


　　　　タイヤを家の裏から、転がしてくるだけで腰が痛くなる。

　　　　
　　　　ジャッキは、手でクルクル回すやつだ。

　　　　
　　　　初めは、ローテーションを気にして、

　　　　タイヤの内側に、「右前」とか「左後」とかテプラを貼ったが

　　　　３年目あたりからどれがどこだか分からなくなってしまった。

　　
　　　　腰を落した状態でタイヤを持ち上げるのがきつい。


　　　　ホイールキャップを付け忘れてナットを締めてしまい、

　　　　また、やり直し。

　　　　
　　　　あろうことか、それを２度までやってしまう。


　　　　老化現象…。　

　　　　よけい疲れる。　　　　


　　　　あと何年、自分で出来るだろうか。　　　

　　　　
　　　　「軽」にすれば、タイヤも軽くなるから幾分楽になるのかな。



　　☆　妻を１週間振りにシャワーとシャンプー。


　　　　ちょっと嫌がる様子だったので、歌を唄って紛らわす。


　　　　♪　さようなら　さようなら

　　　　　　今日かぎり

　　　　　　あいちゃんは　太郎の嫁になる

　　　　　　おいらの気持ちを　知りながら

　　　　　　出しゃばりおよねに　手を引かれ

　　　　　　あいちゃんは　太郎の嫁になる。



　　　　♪　もしもしベンチでささやく　お二人さん

　　　　　　早くお帰り　夜が更ける

　　　　　　やぼな説教するんじゃないが

　　　　　　ここらは　近頃ぶっそうだ

　　　　　　送ってあげよう　まかせておきな

　　　　　　そろそろ広場の　灯も消える


　　　　　
　　　　　１時間近く、この歌を繰り返す。


　　　　　　それにしても、よく歌詞を覚えているものだ。

　　　　　　（多少、違っているかな）


　　　　　　自分でも不思議だ。


　　　　　　
　　　　　　部屋に戻ってしばらくして、鼻水が出てた。


　　　　　　気を付けたつもりだが、

　　　　　　やはりシャワーだけだと寒いのかな。


　　　　　　一昨日、嘔吐したこともあり、夕食は無理せず、

　　　　　　口を閉じたあたりで終わりにする。


　　　　　　ソファーで前傾しながら、眠っている。


　　　　　　明日はデイの日で、９：３０には迎えが来る。

　　　　　　俺も零時前には眠ろう。

　　　　　

　　　　　　


　　　　　　

　　　　　　

　　　　　　　


　　　　


　　　　
　　　　




　　　

　　　

また、嘔吐

　　　　昨日、夕食後しばらくして、妻が嘔吐した。

　　　　今回は、私が見ている前で吐いた。


　　　　処理しながら、原因を考えた。


　　　　思い当たるというか、

　　　　普段より食が進まなかったので、

　　　　私が何とか食べさせようと一生懸命になってしまった。


　　　　多分、無理にスプーンを近づけられたので、

　　　　仕方なく食べた結果、戻してしまったのかもしれない。　　


　　　　こちらとすれば、食べたくなければ口を閉じるはずだ、

　　　　という思い込みがあった。


　　　　まだ口に食べ物が残っているのに、

　　　　次のスプーンを近づけてしまった。



　　　　ここで無理をすればまた吐くかもしれない、

　　　　ということに思いが至らない


　　　　いっぱい食べさせて、栄養をつけさせなければ、

　　　　という思いで他が見えなくなってしまう。


　　　　ダメだな　…

　　　　
　　　
　　　　妻を着替えさせ、急いで拭いたソファーに座らせた。


　　　　さぁ、洗濯だ…。



　　☆　めげる気持ちで汚物を処理した。

　　　　
　　　　バケツで下洗いしたものをトイレに流した。

　　　　あっ、何か汚物以外のもがあった。

　　　　処理に使った布巾かもしれない。


　　　　一瞬、詰まらせてしまったかとあせった。

　　　　が、大丈夫だった。

　　　　詰まることなく、流れて行ってくれた。

　　　　ふぅ、ほっとする。

　　　（下水管の途中に留まったままになるのか、徐々に流れて行ってくれるのか）


　　　　気を取り直して、汚れた服、タオルケット、座布団カバー、タオル、雑巾

　　　　を、汚物の量の少ない順に下洗いする。


　　　　途中からトイレに流すのが面倒になり、

　　　　洗面台に流した。


　　　　排水口に詰まった汚物をその都度取り出した。


　　　　一度の下洗いでは落ちないので、洗剤を付けてもう一度下洗いした。

　　　　タオルケットは浴室でタライで汚物を落としたあと、

　　　　洗剤を付けて足で踏んだ。


　　　　やっと洗濯機に入れられる状態になった。


　　　　この時、もう一つ気が滅入ることが起きていた。


　　　　蛇口の水が閉めても止まらないのだ。

　　　　前から具合が悪かったが、レバーを止める位置によっては

　　　　タツ、タツ、という程度だったので我慢していた。

　　
　　　　それが、こんな時に、ターッ　という感じで流れているのだ。

　　　　洗面器がすぐ満杯になるくらいの量だ。


　　　　このまま眠るわけにもいかないので、

　　　　元栓のバルブを閉じるとようやく止まった。


　　　　弱り目に祟り目、とはこのことか。

　　　　
　　　　ソファーに戻り、妻の口をきれいにする。

　　　　といっても、閉じてる口に指を無理矢理こじ入れ、

　　　　スポンジブラシを２～３回当てるのがやっと。


　　　　スポーツドリンクを少し飲ませてベッドに寝かせる。


　　　

　　　　２週間余り前にも嘔吐した。


　　　　ひと月に２回なんて多すぎるよな…。

　　　　


　　　　

　　　




　　　　











　　　　　





　　　　

あまちゃん ＤＶＤに移動

　　　録画の残時間が２～５時間という事態が続いていた。


　　　観たい番組を見逃す場合があるので、

　　　好きな番組は、ひとまず録画することにしている。

　　　そして見終わるとすぐ消去するという自転車操業でしのいできた。


　　　録画している主な内容は、

　　　　・あまちゃん（最終20日間の放送分とダイジェスト版）

　　　　・認知症関連

　　　　・料理

　　　　・健康

　　　　・ドラマ（ＮＨＫ時代劇「陽炎の辻」）

　　　　・歌（美空ひばりさん、星野哲郎さんの追悼番組）


　　　ここにきて、残時間を脅かす番組が出てきた。

　　　つまり、録画保存したい番組が出てきた。


　　　一つは、テレビ東京の「孤独のグルメ」だ。

　　　わが県では、フジテレビ系列の局が昼に再放送している。


　　　俳優の松重豊さんが、実際の店（食堂が多い）に入って

　　　食べたい料理を注文して食べるという、

　　　それだけの内容だが、これがおもしろい。

　　　保存して繰り返し観たくなる。


　　　しかし、録画残時間が足りない。

　　　仕方がない、いろいろ考えた結果、


　　　「あまちゃん」のダイジェスト版をＤＶＤにダビングし、

　　　ＨＤＤから消去することにした。


　　　ダビングのついでに、最終週を観た。

　　　何回観てもおもしろい。


　　　脇役陣が素晴らしかった。

　　　琥珀の勉さん、あんべちゃん、ストーブさん、大吉さん、

　　　吉田副駅長、水口、太巻、鈴鹿ひろみ、

　　　それに、亡くなられた蟹江敬三さんの忠兵衛さん…。


　　　吹越満、ピエール瀧、松尾スズキ、渡辺えり、でんでん。

　　　
　　　みんな、活き活きと楽しそうだった。
　　　


　　　あまちゃんが終わり、私も「あまロス」になってしまった。

　　　その後の、朝ドラは観ていない。


　　　あまちゃんを消去したお蔭で、残時間が８時間ほどになった。

　　　これで一息つける。



　　　





　　
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惜別の歌 倍賞千恵子さん

　　　

　　　今日は、午前に訪問診療、午後はヘルパーさんの日。


　　　先生に、嘔吐と高熱があったことを伝える。

　　　その後、何もないことを伝えると、

　　　もし何かあったらすぐ連絡するようにと言われる。


　☆　スーパーの帰りに宝くじを買う。

　　　ジャンボとミニをバラで10枚ずつ。


　　　当たりますように。



　☆　無くしたＩＣレコーダーの代わりを買った。

　　　操作に手こずらないように、前のと同じ機種にした。


　　　パソコンのスピーカーにＩＣレコーダーを置いて

　　　Ｕチューブの歌を録音するという超アナログな方法。

　　　
　　　まずは、川中美幸、石川さゆり、坂本冬美、

　　　この３人からスタート。


　　　私の中では、この３人、演歌界の美人３姉妹。

　　　歌も顔もいい。

　　　（美人かどうかは意見の分かれるところとは思いますが）


　　　
　　☆そうだ、健さんの歌も入れるか。

　　　
そう思ってＵチューブを見ると、健さんの歌があった。

　　　聞いたことがあるのは、網走番外地、唐獅子牡丹だが

　　　どうも散歩で聴くには重すぎる。

　　　健さんの歌はやめよう。


　　　同じ画面に、「健さん追悼」という題で

　　　倍賞千恵子さんの「惜別の歌」があった。


　　　「幸福の黄色いハンカチ」の

　　　健さんと倍賞さんのシーンが映り、

　　　倍賞さんの美しい澄んだ声が流れる。

　　　　　
　　　　　♪　遠き別れに　たえかねて

　　　　　　　この高殿に　登るかな

　　　　　　　悲しむなかれ　我が友よ
　
　　　　　　　……



　　　もう駄目だ、泪がこぼれる。



　　　


　　　

　　　


　　　


　　　

健さん 逝く

　　　　冬が近づいてきた。


　　　　黄色や紅く色づいたモミジが落下している。

　　　　アジサイの葉が茶色になって落下している。

　　　　レンギョウの葉は緑のまま落ちている。


　　　　花が無くなった。

　　　　すっかり寂しくなった。

　　　　


　　　☆　高倉健さんが亡くなられた。

　　　　　
　　　　　私は任侠映画は観なかった。


　　　　　「幸福の黄色いハンカチ」以降のファンだから、

　　　　　それもテレビでの鑑賞だから、

　　　　　熱烈なファンとはいうよりは

　　　　　好きな俳優さんだったというべきか。


　　　　　それでもやはり特別な存在の俳優だった。


　　　　　倍賞さんと共演した映画が特に好きだった。

　　　　　
　　　　　訃報を伝える番組でいろんな方々が思い出を語っている。


　　　　　バラエティはあまり見ないから、

　　　　　残念ながら倍賞さんのコメントは見ていない。


　　　　　見逃したのか、取材に応じていないのか。


　　　　　小林稔侍さんは言葉少なくコメントしていた。

　　　　　おそらく多くの思い出があるだろうに、

　　　　　決してそれを公にしない。


　　　　　健さんは私生活を表に出すことを嫌ったので、

　　　　　健さんと親しい人達もそれを語ることは控えているかのようだ。


　　　　
　　　　　お母さんの　「辛抱ばい」、「恥ずかしいことをしなさんな」という

　　　　　言葉が胸に残っていると語っていた。



　　　　　「行く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」

　　　　
　　　　　健さんが好んだ言葉だと紹介されていた。



　　　　　妻の介護が続くだろう俺の生活。

　　　　　「精進」と「悔いなし」。


　　　　　健さん、ありがとう。　　合掌。
　
　　　　


　　　　　　
　　　　　


　　　　　
　　　

　　　
　　　　


　　　　　　　

　　　　


　　　　

　　　　

　　　　

　　　　

よだれ

　　
　　　　　夕食の後、ソファーで前傾しながら眠っている。

　　　　　
　　　　　よだれが服の上に垂れている。

　　　　　気が付いた時は拭いてやるが、

　　　　　間に合わない時も多い。


　　　　　よだれを流すというのも、

　　　　　アルツハイマー病の症状の一つなのだろうか。


前傾だから、どうしてもそうなってしまうのかな。


　　　　　服が汚れるくらいで、特に困るという訳でもないから

　　　　　気にしないことにしよう。


　　　☆　朝、パットに排便があった。

　　　　　下剤を少量ずつ飲ませたので、

　　　　　ひどいことにはならなかった。


　　　　　その後、トイレでも１回出た。


　　　　　トイレでしてくれると処理が楽でいい。

　　　　
　　　　　トイレに誘導したのは最近のことだ。


　　　　　私は思い込みが激しいというか、

　　　　　頭が固いというか、先入観にとらわれてしまう傾向がある。


　　　　　オムツをしているのだから、

　　　　　トイレに行かなくてもいいんだと、

　　　　　なんとなく決め込んでいた。


　　　　　自分では気づかないだけで、

　　　　　他にも同じような過ちを犯しているかもしれない。



　　　　　
　　　☆　昨日は買物の日。

　　　　　スーパーに行くと、入り口に大根が並んでいた。

　　　　　新鮮そう。


　　　　　１本７５円。安い。


　　　　　半分に切った方は、６０円。

　　　　　いつもは、半分の方を買っている。

　　　　　値段もほぼ半分くらい。


　　　　　今日は、なぜか割高設定。


　　　　　どうしても１本買わせたいらしい。

　　　　　買ってやろうじゃないか。


　　　　　店の挑発に乗ってしまった。


　　　　　おでん　しか思いつかなかった。

　　　　　はんぺんとちくわをカゴに入れた後、

　　　　　他にもっと入れたかったが、

　　　　　ほとんどオレ一人で食べることになるなと気が付き、

　　　　　これでやめることにした。


　　　　　


　　　　　
　　　　　家に帰って料理。

　　　　　さすがに１本は多いので、１/4　は大根おろしにする。



　　　　　はんぺん、ちくわの他に、ゆで卵とコンニャクを入れたが、

　　　　　まだ、なんとなく物足りないので、鶏肉も入れてしまう。

　　　　　まあ、いいか。


　　　　　妻は、ダイコンとはんぺんと鶏肉は食べてくれた。

　　
　　　　　やはり多かった。

　　　　　２～３日は食べ続けないといけないな。


　　　　　

　　　　　

　　　　　










　　　




　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　

ガラパゴス 結構

　　　　ケアマネさんに、介護ベッドのレンタルについて相談している。

　　　　近々、カタログを持って来る予定だ。


　　　　決めようと思う。


　　　　今、妻が使っているベッドをどうするかが問題だ。

　　　　また、二階に持っていくと物置状態に戻ってしまう。


　　　　ベッドを２台並べられるか試してみようと思い、

　　　　部屋の本棚を床の間に移動させてみた。


　　　　玉突きで、床の間に置いていたラックは

　　　　リビングのピアノの横に並べた。

　　　　なんとか治まった。


　　　　どうにかベッドをもう１台置けそうなスペースができた。

　　　　しかし、何となくベッドは苦手だな。



　　　☆　嘔吐と高熱が続いたので、下剤の量を少なくしていた。

　　　　　三日連続で飲ませたら、一昨日、やっと出た。

　　　　　１２日振りだ。

　　
　　　　　普通の硬さだったが、量は１２日分にしては少なかった。

　　　　　第二弾、三弾があると覚悟していたが、昨日、今日と出なかった。


　　　　　今日も下剤を少し飲ませた。


　　　☆　堤防の散歩する。

　　　　　１５分歩いて、１５分のジョギング。


　　　　　歌がないのはやはり寂しい。
　　　　　
　　　　　今日は仕方ないから、自分で歌いながら歩いた。


　　　　　♪　あなたが胸に　ともした灯り

　　　　　　　生きるのぞみを　くれました

　　　　　　　抱いてください　おんなの夢を

　　　　　　　ムムムム　ムムム　…

　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　毎日聴いているのに歌詞が出てこない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（川中美幸：あなたひとすじ）

　　　　　
　　　　　♪　こころだけ　下されば

　　　　　　　倖せだから　どうぞどうぞ

　　　　　　　行って下さい　東京へ

　　　　　　　ムムムム　ムムム　…

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（石川さゆり：滝の白糸）



　　　　　やはりＩＣレコーダーを買おう。

　　
　　　　　以前、パソコンのスピーカー部分に

　　　　　レコーダーを置いて録音したと、

　　　　　娘達に話したら笑われた。


　　　　　しかし、ｉＰｏｄやウォークマンは使えない。

　　　　
　　　　　オレは時代に取り残されてしまったらしい。


　　　　　これも娘達には早くスマートフォンに替えるよう

　　　　　言われているが、

　　　　　携帯電話を７年間使い続けている。


　　　　　ガラパゴス、結構。

　　　　　毎日、家にいる身としては、何も困らない。



　　　　　ソファーの妻が目を覚ました。

　　　　　さあ、ベッドに寝かせるか。





　　　　　


　　　　

　　　　
　　　　


　　　　　
　　　　　

デイ 大丈夫そう？

　　
　　　　　　今日は、2回目のデイの日。


　　　　　　下剤を2日続けて飲ませたが

　　　　　　まだ効果が現れていない。


　　　　　　デイの支度をしようとパットを見ると、

　　　　　　少量の付着があった。

　　　　　　すわっ、出るか！　とトイレに急ぎ、座らせる。

　　　　
　　　　　　10分ほどして、玄関チャイムが鳴り、迎えが来た。

　　　　　
　　　　　　事情を話すと、トイレで一緒に世話をしてくれた。

　　　　　　残念ながらウンチは出ていなかった。

　　　　　
　　　　　　車椅子から助手席に乗せて出発。（9：45）



　　　　　　14：30　　デイから戻る。

　　　　　　雨がパラパラと降り出していた。


　　　　　　助手席から車椅子に移乗。　　　　　

　　　　　　妻が、身体を後ろに突っ張るのでスタッフの女性もやりにくそう。

　　　　　
　　　　　　移乗後は、私が車椅子を押して家に入る。


　　　　　　連絡帳には昼食を完食したという。

　　　　　　私の偏った食事よりは栄養的にも良いと思う。


　　　　　　
　　　　☆　久しぶりの堤防散歩。

　　　　　　風が冷たい。


　　　　　　毛糸の帽子、手袋と完全武装。

　　　　　　
　　　　　　パークゴルフ場がにぎやか。

　　　　　　大会でもやっているのかと思うほどの人数。

　　　　　
　　　　　　40人以上は居そうだ。

　　　　　　ただ、2人の組もいれば3人の組もいるので

　　　　　　どうやら大会でも何でもないらしい。
　　　　　　


　　　　　　景色を眺めながら歩く。

　　　　　　遠くの山々がうっすらと雪化粧している。


　　　　　　15分ほどしてＵターン。

　　　　　　復路はジョギング（速度は歩きと同じ）。

　　　　　　
　　　　　　それにしても、やはりＩＣレコーダーないと寂しいな。

　　　　　　買うか、でもな、

　　　　　　買ってから見つかると悔しいしな。


　　　　　　散歩でしか使わないから、

　　　　　　絶対、家の中にあるはずなんだが。


　　　　　　俺も、あきらめが悪いな…。


　　　　
　　　　☆　18：00、いつもより遅めの夕食。

　　　　　　　　　ネギトロ。

　　　　　　　　　雑炊。

　　　　　　　　　ヨーグルト。

　　　　　　　　　温泉玉子。


　　　　　　例によって、途中で眠ってしまう。

　　　　　　それでもヨーグルトだけは、口を開けて呑み込む。


　　　　　　本当は、雑炊にクコの実や松の実を入れて薬膳風にしたいのだが、

　　　　　　先日の嘔吐事件があったので、ためらってしまう。


　　　　　　これらが嘔吐の原因という確証はないのだが、念のため用心だ。
　　　　　
　　　


　　　　


　　　　
　　　　　　　　

　　　　　　


　　　　


　　　　　

　　　　　　

　　　
　　　　　　

　　　　　　















　　　　　　


　　　　　　


　　　　　　




　　　　　
　　　　　　

風邪か ３７．８℃

　　　
　　　　4：00　妻も目を覚ましていた。

　　　　さっそく検温する。

　　　　36．6℃　ほっとする。

　　　　でもまだ平熱よりは少し高いかな。

　　　（　妻の平熱は何度だろう。）


　　☆　昨日の朝方、どうも顔が赤い気がして、

　　　　おでこに手を当てると熱い。


　　　　体温計を入れると３７．８℃あった。

　　　　風邪を引かせてしまった。


　　　　朝食は、嘔吐した翌日ということもあり、

　　　　お粥に梅干し。

　　　　
　　　　いつもの悪い癖で、

　　　　玉子やら煮物やら入れてしまいそうになるがぐっとこらえる。

　　
　　　　スプーンを運ぶと食べてくれた。

　　　　無理をせず、少量で止める。


　　　　風邪薬を用意する。

　　　　顆粒をお湯に溶かす。　

　　　　スプーンで口に持っていくと、

　　　　苦いにもかかわらず、嫌がらずに飲んでくれた。

　　　　もっと手を焼くかと思ったが以外であった。

　　　　
　　　　ひょっとして妻は味覚が失せているのではないかと思った。

　　　　

　　　　いつでも寝られるように、ソファーではなく

　　　　ベッドで過ごさせることにした。　


　　　　座布団や掛け布団を積んで背もたれをこしらえて寄りかからせる。


　　　　本格的に電動ベッドを考えないといけないな。

　　　　上体を起こすのにも一苦労になってきた。


　　　　おでこを冷やす。

　　　　タオルを水で濡らして置くと、驚いて声を上げた。


　　　　熱をさますシートがあったのを思い出し、それを貼る。

　　　
　　　　しかし、手をやってはがしてしまう。

　　　　２～３回繰り返し、後はあきらめた。



　　　　昼食もお粥少々。

　　　　今度は薬を嫌がった。　


　　
　　　　夕方になってようやく37.3℃に下がった。

　　　　ソファーに連れて行き、夕食。

　　　　
　　　　お粥に温泉玉子と煮物の人参。

　　　　それにバナナヨーグルト。

　　　　
　　　　食欲はありそうだったが、無理させずゆっくり食べさせる。


　　　　いつものように途中から眠る。

　　　　
　　　　足浴も省いて23：00にはベッドに寝かせる。

　　　　口は、スポンジブラシで軽く拭いて終わり。

　　　
　　　　私も昼寝をしなかったのでいつもより早く寝る。



　　☆　一昨日の嘔吐と昨日の高熱。

　　　　因果関係はどうなっているのだろう。


　　　　風邪が原因で嘔吐したのか。

　　　　それとも嘔吐の原因は別で、

　　　　嘔吐後のシャワーで風邪を引かせてしまったのか。


　　　　嘔吐の時は対応に追われて、熱を計ることをしなかったので

　　　　今となっては分からない。


　　☆　昨日、ニュースで初雪があったと報じていた。

　　　　風邪を引かせないよう、引かないように気を付けよう。


　　　　小雨模様の暗い一日だった。


　　　　若い頃は何も感じなかったが、

　　　　最近、冬が近づくと気分が重くなってくる。
　　　　
　　　　　
　　　　歳のせいなのか、介護という現実がそうさせるのか。



　　　　さあ、川中美幸も唄っている。


　　　　　　♪　男じゃないか、ぐちはよせ

　　　　　　　　夢が散ろうと　枯れようと

　　　　　　　　未練のこすな　明日があるさ

　　　　


　
　　　　


　　　




















　　　　

　　　

嘔吐する

　　　　昨日の夕方、妻を一人ソファーに座らせ、スーパーに買い物に行ってきた。


　　　　前傾が深くなり、頭から落ちないように、ソファーの前に座布団や

　　　　敷き布団、掛け布団をクッション代わりに積んで出かけた。


　　　　ひざにはタオルケットを掛ける。


　　　　40分後、家に戻って、妻を見ると、

　　　　ん？　


　　　　嘔吐していた。


　　　　吐いた物が、タオルケットや足元を汚していた。

　　　　かなりの量に思えた。


　　　　妻はじっと座っていた。

　　　　上着にも付着している。
　　　　

　　　　幸い、布団や毛布は汚れていなかった。


　　　　私は、どういう順番でこの事態を処理するのがいいか考えていた。



　　　　まず、被害を免れた布団や毛布を離れた場所に片付けた。


　　　　そして、いよいよ汚物の処理を始めた。


　　　　雑巾を２枚持ち、両手で、すくうように集めた。


　　　　２～３回繰り返しきれいになる。


　　　　次に、タオルケットを洗面所まで持って行き、吐しゃ物を洗い流す。


　　　　そして妻の靴下を脱がせる。


　　　　廊下、洗面所、のストーブを点け、浴室も暖めシャワーの準備。



　　　　汚れたジャージのまま、妻をソファーから立たせ浴室へ移動。

　　　　そのままチェアーに座らせる。


　　　　妻を一人にしたまま、私は部屋に戻り、ソファー周りの吐しゃ物を処理する。　


　　　　床を拭きながら考えた。


　　　　何が悪かったのだろう。


　　　　食事でいつもと違ったのは、

　　　　薬膳粥の材料として買ったクコの実を雑炊に入れたことと、

　　　　かぼちゃのタネ、松の実を潰してヨーグルトに入れたことぐらいだ。


　　　　これらが悪かったのだろうか。


　　　　しかし、私は何ともない。


　　　　食べ過ぎだろうか。


　　　　そんなに無理強いした覚えはないが…。


　　　　風邪か。　熱は無いし…。




　　　　それから、シャワーとシャンプーを済ませ、大体きれいになったソファーに座らせる。

　　　　まだ少し臭いが残っている。


　　　　スポーツ飲料をコップ半分飲んだあたりで眠ってしまう。


　　　　
　　　　疲れて眠っている妻を起すのも気が引けたので、

　　　　そのままにしてテレビを観ているうちに私も眠ってしまった。


　　　　気が付くと午前2時。

　　　
　　　　目を覚ましていた妻をソファーから立たせ、パットだけ替えてベッドに寝かせる。

　　　　足を揉んでいるうちに眠りにつく。

　　　　少し開いた口にスポンジブラシを入れ、ケアする。


　　　　吐いた臭いがまだ口に残っているが、

　　　　あまりしつこくやると目を覚まさせるので

　　　　軽くやって終える。

　　　　

　　　　しかし、今考えると、もしベッドに寝ていて嘔吐したら、

　　　　喉を詰まらせて窒息ということもあり得た。


　　　　妻を一人にして外出というのは危険だということか。

　　　

　

　　　☆　朝食は、おかゆに梅干し。


　　　　　私の悪い癖で、玉子やら人参の煮物やらも入れそうになったが、ぐっと我慢する。

　　　　　茶碗半分ほどを食べてくれた。


　　　　　子供の頃、あれは多分、片栗粉だと思うが、

　　　　　トロっとしたものを食べさせられた記憶がある。

　　　　　甘かったから砂糖が入ってたのかな。


　　　　　ちょっと試してみるか。

　　　　

　　　　　妻は、笑顔も見せるので、体調の心配はしなくていいようだ。


　　　　　それにしても原因はなんだろう。


　　　　　　　－　私のどこがいけないの　－


　　　　　といった心境だ。