本日、山梨県立大学国際コミュニケーション学科 吉田教授とそのゼミの学生さんと
一緒に武田氏館跡とその周辺をめぐる歴史探訪を開催しました。
甲府市広報を通じて募集いたしましたが、特に居住制限もありませんでしたので、
こちらでも募集告知をしても良かった、と受付時に気づいたところでした。
集合場所の信玄ミュージアム前に開館前から受付を設けて参加者をお待ちしました。
その間、旧堀田古城園を一回りすると、静かな中庭の椅子を独占する姫ニャン発見。
お客様をお迎えする前に身だしなみを整える毛づくろいを入念にして、こちらも開館準備中。
三連休の真ん中で朝から武田神社へ参拝される七五三のご家族もあり、早い時間から
参拝客で賑わっていました。
散策会は9時スタートで、ミュージアム広場で前説を行い、現地へ移動しました。
学生さんを含めて40名以上になりましたが、
西曲輪南枡形虎口から主郭へと進み、
県自然保護教育振興会会員でもあります五味先生の館跡内の植物に関する講義などをお聞きしました。
主郭では、エノキ天神として祀られている御神木のエノキ周辺で、大学生による司会進行によって
五味先生が解説しながらパフォーマンスも行われ、参加者の方も一緒に参拝のマナー
なども習っていました。
その後、再び西曲輪へと移動し、緑豊かな鎮守の森となっている館跡兼神社境内を解説付きで散策しました。
小学校低学年くらいのお子様も多数ご参加いただいていましたので、
西曲輪北枡形虎口で参加者の方も一緒になって再現した戦国時代の戦いの様子は楽しんでいただけたようです。
もれなくこの催しで使用したおもちゃの弓矢セットをもらって大満足のお子様たちでした。
そのまま西曲輪を出て、北に広がる曲輪群を散策いただきましたが、ただいま発掘途中で、
現在までにわかった調査成果の説明や今後の史跡整備についてもお話させていただきました。
また、発掘調査の成果などが出ましたら、現地見学会などもお知らせしますので、
その際はぜひご参加くださいませ。
ここでさらに館跡をぐるっとひと回りで大手方面まで歩く方と、解散でミュージアムまで
引き返す方に分かれてそれぞれ解散となりました。
何とかお天気も曇り空のまま推移して、気温も上がらず絶好の散策日和でした。
ご参加いただいた皆様、お疲れ様でした。
そして、山梨県立大学の皆様、準備から実施まで本当にお疲れ様でした。
学生さんならではの発想と行動力で、いつもと違うとても印象的な散策会となりました。