重要文化財高室家住宅の見学会を開催しました。

6月11日(土曜日)、甲府市高室町にあり、

重要文化財に指定されている「高室家住宅」の

見学会を開催しました。

高室家は甲斐国の守護・武田氏から当地を

与えられたという家柄で、

江戸時代から代々医薬業を営んでいました。

広い屋敷地には主屋を中心に門や蔵などが

残されています。

最初に教育委員会の職員が高室家の

歴史などについて説明しました。

外に出て長屋門からご案内。続いて主屋。

医家であったことを伝える「調合所」では、

薬箪笥(くすりだんす)などの特徴を紹介しました。

主屋の北側には籾蔵(もみぐら)や味噌蔵(みそぐら)、

弁財天堂(べんざいてんどう)が構えます。

建てられた当時から防火対策をしていたことを

軒下や扉の材料から学びました。

武田信玄公が亡くなって来春で450年です。

歴史文化財課では今回のような見学会をはじめ、

「甲府歴史講座」や「私の地域・歴史探訪」を開催し、

県都甲府の歴史と文化、民俗等について、

市民の皆さまと一緒に学び伝えていきたいと

思っています。

参加していただきました皆さま、

ありがとうございました。