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お仕事どんぶり

正社員、契約社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト・・・
経験してきた「仕事」と日々の生活についての記録です。

転職者という病い

2007年08月07日 12時34分47秒 | 転職活動
先日、新規に人材登録会社に面談に行った。仕事が忙しくて、結構
遅めの時間帯に行ったにも関わらず「キャリアコンサルタント」と
いう肩書きの担当者とその会社の社長が私を待っていた。

私は先にメールで送っておいた履歴書と職務経歴書の内容について
説明するように言われ、今まで何回も繰り返してきた自分の経歴を
ゆっくり話した。

私はしゃべりながら、随分とこの作業にも慣れてしまったな、と
思った。相手の顔を見ながら、私の経歴のどこに興味があって、
どこが疑問点かなんとなくわかるようになってきたからだ。

一通り話し終わって、社長さんからいくつか質問があり、私はそれに
対してすらすらと答えることができ、なんだか自分が世間擦れした
嫌な女に思えてならなかった。

どういう職種と業界を転職先として希望するか、と聞かれて
B2Bの機械関連メーカーの広報や宣伝だと答えると、今までにこやか
だった2人の顔が少しだけ曇った。

残念ながら、そういう業界の広報の求人はなかなかないという。
私は予想していた通りの答えだったので、もしあればぜひよろしく
お願いしますとだけ言って、なんとなく世間話をした。

「業界にこだわらなければ、広報のお仕事は結構ありますよ」
そう言って、担当者は化粧品会社、アパレルやら、ベンチャー企業の
IT関連企業やらの案件をいくつも出してくれたが、私は興味がなかった
のでお断りして、自分の希望を貫くことにした。

広報ならば何でも良い、という考えは自分の今後のことを考えたら
良くないだろう、私は自分が納得したところで今度こそ長く勤めようと
思っているからだ。

二度、三度と転職を繰り返すと、職場にあわないと思うとすぐに新たな
職場を探す、これを「転職病」というらしい。
我が身を振り返ると、私は重症な「転職病」患者かもしれない。

やっと手に入れた安定した社会人生活が、実は先の見えない非常に危うい
ものだと知ったとき、私は自分の今までの経験を頼りにまた転職活動に
踏み出した。

他に自分が働く場所があるかもしれない、自分を必要としてくれるところが
あるかもしれないと期待する気持ちが、一番の麻薬だ。

せっかく築いた人間関係を捨てて、私はまたどこかへ出かけようとしている。
他人との関わりの中でしか、自分の存在意義を確認できない、これはある種の
「依存症」だと思う。
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人材紹介会社との面談

2007年08月02日 20時39分42秒 | 転職活動
先日、終業後にとある人材紹介会社との面談に行ってきた。
そこは、以前もお世話になった会社で、とても面倒見が良くて
私は頼りにしていた。ここは外資系企業への紹介に強い会社だ。

私は外資系で通用するほどの英語力がないことはよーくわかって
いるので、国内企業であまり語学力を問われない企業への紹介を
依頼した。

「求人票で結構高めのスキルを要求されても、意外と実務では
 使わない企業もありますよ」

そんな風に、担当者は私に少し「ムリめ」の企業を勧めたりもしたが
私は、語学力の欠如から、自分一人で仕事を完了できないいらだちや
焦りを今の職場で重々感じていて、その部分についてはあまり無理を
したくないと思っていた。

そして何より私が求めている機械メーカー系の仕事はほとんど皆無、
といって良かった。ある程度予想はしていたのだが、担当者が紹介
してくれるのは、IT企業や情報サービス、外食産業、化粧品会社等の
案件が多く、私は結構転職活動が長期戦になるな、と思った。

それならそれでいいや、と思い、人材紹介会社に登録後、毎日のように
送られてくる新規紹介案件を、私は「辞退」しまくることになった。

年齢的にも結構転職は厳しいか、と思っていたら意外と40歳くらい
までOKの案件がある。ただしそれはマネージャークラスの管理職を
求めているものだ。事業会社でのちゃんとしたヒト・モノ・カネの管理
経験がない私にはそれはハードルの高いものかもしれない。

自分は一担当者でやってきた時間が長過ぎる。大学の同期の面々は、
社会に出て15年選手となり、立派な中間管理職、もしくはそれ以上に
なっているだろう。

現場が長い、このことは転職を繰り返してきた私の弱みだが、それを
強みに逆転させる何かが必要だな、と私は改めて思った。
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人材登録会社に連絡する

2007年07月31日 23時34分06秒 | 転職活動
いつどうなるかわからない転職のために、私は
インターネットで「人材バンク」を探して、また
人材登録した。

以前のようにのべつまくなしに登録するのではなく、
扱っている業種や会社の種類を見極めての登録だ。

かつては「マシンガン」で下手な鉄砲数打ちゃ当たる
方式だったけれど、今度は狙いを定めてやる。
ま、スナイパー方式とでも申しましょうか。

登録する会社の中で、かつてお世話になったところ
にも再び登録した。私が以前と変わったところは、
TOEICのスコアが明確になったことである。

「英語を使ったお仕事は希望されますか?」と
担当者に聞かれて、私は自分の英語がビジネスレベル
では使い物にならないので、バリバリ使うところは
遠慮する、と言った。

「このくらいの英語レベルでも、結構いろいろありますよ」

へぇ、そうですか、と私は1年ほど前の状況とは随分
変わったんだなと正直驚いた。
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次の枝を掴む

2007年07月30日 18時59分04秒 | 転職活動
先日、新聞を読んでいたら、求人欄のコラムに目がとまった。
内容は、経済評論家の山崎 元(やまざき はじめ)さんの
「転職の心得」に関するものである。

商社に始まり、金融関連企業を渡り歩き、12回転職した山崎さんの
ご意見は、もしかしたら「普通の転職者」には、当てはまらない
かもしれないが、面白かったので関連内容をネットで探して読んだ。

URLはこちら→http://doda.jp/guide/yamazaki/008.html

私は大学卒業後に入社した会社が潰れてから、何回も転職し
現在に至る。会社が潰れたのは1999年7月末、ちょうど8年経った。

苦労して見つけた今の会社に入社して、もうすぐ1年が過ぎようと
しているが、私は再び転職を決意して、新たな勤め先を探すことに
決めた。

今の会社でのPRの仕事は面白いし、今まで知らなかった英語を使う
仕事にも挑戦できる。でも、私にはさらなる欲が出てきたのである。

それは、企業に入社して、製品や企業自体のPRをもっと積極的に
やりたいという欲求だ。そして願わくば、社会インフラを下支えする
「堅い」メーカーに入って、「省エネ」や「新エネ」に関連する
業種で、もっと知識を深めたい。

以前は「広報」関連の仕事が出来れば、業種はあまり関係ないか、と
思うこともあった。でも今は違う。興味のあること、好きな分野の
方が何倍も頑張れるし、自分の経験や知識も容易にひも付けできる。

でも、そんな都合の良い求人があるだろうか。
なければ、出るまで待つまでよ、そう思って、私はまた職探しのため
再び人材登録会社を利用することにした。

私が読んだ山崎さんのコラムの中には、「転職は猿の枝渡りだ」と
ある。「次の枝(職場)を掴んでから辞めろ」と書いてあった。
私も本当にその通りだと思う。

次の枝を掴むまで、私は今の職場を辞めない。
そして、ちゃんと掴むことが出来たら、新しい環境にまた出かける。
およそ1年前、転職に右往左往していた頃の私とは気分がちょっと
違う。自分の「こうありたい」と思う姿が何となくでも見えたからだ。
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転職をして変わったこと

2006年10月06日 12時04分24秒 | 転職活動
転職をして変わったことと言えば、もちろん職場環境なり、仕事の
内容なのだが、もう一つ皆に指摘されることがある。

「顔色が良くなったね」

友人や職場の元上司、義理の両親など、会う人のほとんどがそういう
ものだから、転職前の自分がどれだけ「どんより」していたかと思うと
ちょっと怖い。

確かに前の職場では食事の時間は不規則だし、外食が多いし、残業も
結構あって深夜にタクシーで帰ることもあった。

自分の中ではそれが「普通」になっていたのだが、知らず知らずの
うちに疲れていたのかも知れないと思う。
前職に在籍中は、体調を大きく崩したこともあって、一番痩せている
時と太っている時の体重の差は10キログラムもあった。

ここの職場に転職して、お弁当を持っていったり、普通に食事したり、
まともな時間に退社できるようになって、私はずいぶん元気になったと
思う。

義父が私の顔をみてしみじみと「元気になったねぇ」と言ってくれた
ときは、やっぱり嬉しかったし、年老いた家族にあまり心配をかけても
いけないな、と思った。
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