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お仕事どんぶり

正社員、契約社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト・・・
経験してきた「仕事」と日々の生活についての記録です。

ゲキジョー型転職 その5 就職活動

2007年08月12日 10時44分56秒 | 転職活動
私は、その企業の情報を集めるのに普通の転職サイトの他に、
新卒向けの就職活動用のサイトをいくつか見た。「みんなの
就職活動日記」の企業ページ投稿欄を読むと、就職活動中の
大学生が、ちょっとした面接官の言動に右往左往している
様子がよく分かる。

自分が大学在学中には、こんな便利なサイトはなかったので、
今の大学生が羨ましい気もする。

企業側からしてみれば、面接での具体的な質問項目の他に、
就職説明会の段取りが悪い、圧迫面接をした、面接の交通費は
いくら出す、面接官の態度が悪かった、採用通知の発送が遅い、
その手の情報もあっという間に広まる訳だから、なんとも
「面倒な」サイトかもしれない。

私は応募した企業のページを読み、学生から寄せられたプラス、
マイナスの情報を参考にして、こういう機械メーカーで受け
入れられるには、「堅実な面」をアピールすることが重要だと
考えた。

今の職場だと、「堅実さ」よりは「パフォーマンス」が重要視
されるし、「1」のものを「10」くらいに言う度胸が必要だ。
俗にいう大風呂敷を広げるタイプは掃いて捨てるほどいるが、
それをきちんと「仕事」にし、実行する人はとても少ない。

随分と「企業文化」の違うところに挑戦しようとしているの
だと言うことを改めて感じ、どっちつかずの私は大丈夫かな、
と少し不安になった。
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ゲキジョー型転職 その4 一次面接の日程決定

2007年08月11日 08時35分16秒 | 転職活動
メールで面接希望日をいくつか知らせてから、ネイルアートの担当者は
割と早く一次面接の日程を調整してくれ、面接日はおよそ1週間後の
夕方に決まった。

なんだか、いろいろなことがスムーズに決まって行くのが気分良かった。
およそ1年前、転職に苦労していた頃の感覚とはまるで違う。

私は今回の募集の背景や、面接官の所属部署や役職を確認して欲しいと
ネイルアートの担当者にお願いし、面接日までの間に、少しでもその企業と
業界についての多くの情報を得ようと、インターネットで検索したり、
会社に大量に届く業界新聞やビジネス紙を、朝早くの誰もいない時間帯に
読みあさった。

転職活動をしていることは職場の同僚には内緒だ。
仕事と関係のない会社の記事や資料を探しているところを見つかったら、
案外みんな感づくかもしれない。

日を置かずして、一次面接で私の話を聞くのが、広報担当の執行役員だと
聞いて、その人に関するプロフィールも出来る限り集めた。その企業の
生え抜きか、それとも外部から来た人か、出身大学・学部は、年齢は、
出身地は・・・。

調べた結果、その人は有名国立大学出身の50代半ばの男性で、大手金融
関係から、その企業に企画部門の部長として迎えられた人だとあたりを
つけた。

他の役員の構成は、ほとんどが技術系の学部出身で、ずっとその企業に
勤めている人が多い。開発や品質管理、営業などを統括する役員は皆
「生え抜き」の理系だ。そういう中で、外から入ってきた広報担当の
執行役員が任されているのは、企業の方向づけを別のアプローチから
することかもしれない。

その人が私に求めるものは技術的な専門知識ではなく、むしろ全く
違った「ものの見せ方」かもしれないと思った。

私は今までの経験の中で自分が製作に関わったパンフレット、ホーム
ページ、展示用パネル、映像シナリオ、プレスリリース、そしてエネルギー
業界のちょっとした広報誌に執筆依頼され、掲載されたリーフレットの
中から面接官に見せるのに効果的だろう、と思われるものをいくつか選んで、
当日持って行くことにした。
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ゲキジョー型転職 その3 期待と不安

2007年08月10日 12時42分42秒 | 転職活動
機械メーカーの「書類選考」に人材紹介会社経由で応募してから数日経って、
私は「書類選考通過」の知らせをメールで受け取った。
近々一次面接をしたいということなので、私は自分が行けそうな日時を
いくつか知らせた。

「書類選考」は意外にあっさり通過するものだな、というのが素直な感想
だった。他にも何人か候補者がいて、その中から絞り込んで行くのだろう。

選考の担当者は、履歴書と職務経歴書を見ているはずだから、私が募集対象
よりも年齢が上で、女性であり、既婚者で、何回も、そう何回も転職している
人間だということはわかっているはずだ。

それを承知で「書類選考通過」の知らせをもらったのだから、あとは面接で
自分の今までのことをきちんと理解してもらうしかないな、と思った。

その機械メーカーは、産業向けということもあり、ホームページも地味で
いまいち「イケテナイ」感じだった。ただ、製品は多岐にわたっており、
私が「面白そうだな」「これから売れるかもな」と思う製品もいくつか
あった。国内販売はもちろん、海外輸出を積極的に進めたいようだ。

自動車や家電製品とは違い、こういったニッチな産業機器メーカーは広告も
ほとんど出さないだろうし、メディアへの露出も少ないだろう。そういう会社
での広報はきっと地道な仕事だと私は想像した。

製品や会社のことをじっくり学んで、ずっと働きたい、私はそうなる日が
来るといいな、とちょっと夢を見ていた。
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ゲキジョー型転職 その2 きっかけ

2007年08月09日 08時47分30秒 | 転職活動
そのメールには、私が聞いたことのない企業の名前が書いてあった。
ただ、私はその会社の名前が「いかにも」堅そうな産業向け機械
メーカーの名前だったので、どきどきして内容を読んだ。

募集している職種は広報・IRで、自分の希望とぴったりだった。
私にはIRの経験はないが、その部分の経験は「必須」ではなく、
むしろ製品に関する「基本的な知識」が求められていた。
扱っている製品も自分が少し知識のある省エネ関連製品だったので
興味を持ってその企業のホームページを見た。

読めば読むほど、今まで自分が広く浅く得てきた知識と経験を
活かせそうだった。私はこの企業に応募しようと思って、募集
対象年齢を確認すると、一応35歳くらいまでだった。

私はそれよりは少し歳を取っているが、何とかなるかも、という
淡い期待を持って「書類選考」に応募したい旨を、ネイルアートの
担当者にメールで知らせた。
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ゲキジョー型転職 その1 ネイルアート

2007年08月08日 19時50分39秒 | 転職活動
転職を考えるにあたって、自分の希望する業界に縁のありそうな
人材紹介会社を探していたが、それは結構難しかった。

人が大幅に動く業界というものがやはり限定されているのかも
知れないと思い、少し範囲を広げようか、と思っていたところに
とある人材紹介会社からスカウトメールが来た。

私は大した期待もせずに、その会社が勤務先からあまり遠くない
こともあって、面談に行った。
担当者は私よりもだいぶ若い女性で、とても丁寧な口調の人だった。

その人の爪は、ものすごく凝ったネイルアートがすべての爪に
施され、私はついそっちが気になってしまい、ラメがまぶして
ある爪が話に合わせてひらひら舞うのを目で追ってしまった。

一通り話が終わって、エレベーターホールまで担当者は送って
くれ、どの会社の担当者でも言う「良い案件がありましたら、必ず
ご紹介しますね」の言葉に、私はあまり期待せずにその会社を
後にした。

後日メールで送られてきた案件は、やはり他社と似たり寄ったりの
内容で、私は興味を持てないままやり過ごす日が続いた。

登録してから1、2週間はこれでもか、と言うくらいにメールが
来る。そしてそれを断り続けていると、だんだんメールの数が減って
行く。「見込みがない」とでも思われるのかもしれない。

彼らにとっては私は「商品」だ。

くだんのネイルアートの担当者が私の希望をどれくらいわかって
くれているか、を考えるよりも、自分の希望自体がレアケースだと
わかっていたので、私はあまり焦らなかった。

面談をしておよそ1ヶ月が過ぎ、そろそろメールも少なくなるか、と
思われる頃、ネイルアートの担当者から送られてきたメールに、
私は思わず目を留めた。
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