お仕事どんぶり

正社員、契約社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト・・・
経験してきた「仕事」と日々の生活についての記録です。

久しぶりのヒト

2009年09月29日 20時21分29秒 | 広報のお仕事
私の上司の福耳部長は、土曜日に出社して
電話もかかってこない静かなオフィスで、
メールでビシバシ指示を飛ばす。

私は日曜日に会社のメールサーバにアクセスして
おおまかにやるべきことを把握し、月曜日から
仕事にとりかかる。

そんなわけで、月曜日は結構忙しい。
終業後はぐったりしてしまい、会社からの
帰り道、生あくびが出てしまうこともよくある。

先日、ホームに向かう駅の階段を、疲れた足取りで
降りていたら、後ろから声をかけられた。

「○○さん、お疲れだね。まだ月曜日だよ」

はっと振り向くと、前々職で一緒に仕事をした
年配の男性だった。

今の職場と、前々職の職場は妙に近いので、こういう
出会いもあるわけだ。

その男性と仕事をしたのはもう6年以上も前なのに
あまり離れていた感じがしない。ちなみに私はその男性の
「声まね」が上手い。
私版「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」だが。(笑)

その男性は根っからの電気系技術屋さんで、展示会での
セミナー講師を頼んだりしたときには、あまりに
話が難しく、私は頭がくらくらしたものだった。

技術屋さんの話で面白いのは「私がやったこんな仕事」と
いう自慢話で、世の中に膨大に存在するシステムや製品の
なかの関わりを実体験を交えて教えてくれることである。

その男性は某地下鉄の運行システム構築に関わっており、
私はあまり鉄道には詳しくないが、聞けば「ああ、あれが
この人の仕事か!」と面白く聞いた。

その男性は、私がうつ病にかかって休職したことも知って
いる。

「元気そうだね。でもあまり仕事しすぎちゃいけないよ」

別れ際にそう言われて、私は随分いろいろなことがあったなと
改めてこの数年間を振り返った。
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アタマの中が真っ白に・・・

2009年09月27日 18時44分52秒 | 広報のお仕事
わが社はとある企業「A社」とコラボレーションをして
ある電機製品を販売している。

これがまた、売れない。(笑)
コンセプトとしては良いと思うのだが、何しろ需要が
ない「超ニッチ製品」なのであった。

これではいけないということで、A社の担当者が
業界紙の記者のインタビューを仕込み、A社のお偉いさんと
わが社のキーマン、「エースさん」の合同インタビューと
いう体裁になった。

ここまでは「良い話」だ。
だが、私と「エースさん」には何とも言えない不安があった。

とにかく、A社の若い女性担当者「はてな」ちゃんが頼り
なかったからである。

この件はA社さんが主導ということで、こちらは特に口出し
しなかった。A社内でもこの重要な機会を「はてな」ちゃんに
任せて育てよう、という雰囲気がありありと感じられた。

インタビュー当日は、A社の会議室でパワポで作った説明資料で
あらかじめ記者さんに概要をお話してからインタビューに移る
段取りだった。

当日インタビュー前の両社の打ち合わせに、「はてな」ちゃんの
姿はなかった。説明資料をぎりぎりまでブラッシュアップ
しているのだという。

私と「エース」さんの間に「大丈夫か・・・?」というムードが
流れたが「彼女も頑張っているのでしょう、ははは」という
A社のお偉いさんの声に作り笑いをして、インタビュー会場で
ある会議室に移動した。

そこにはあるはずのプロジェクターも、スクリーンもない。
「はてな」ちゃんの姿もない。
記者さんはすでに座って待っている。
あれ~と思っていると、「すみません!」とばたばたと白シャツに
スカート姿の彼女が入ってきて、慌てて用意をし始めた。

でも慣れない段取りに手間取っているので、お偉いさんも総出で
準備をした。

パワポの資料がスクリーンに映し出された時、「はてな」ちゃんの
額には汗が浮かんでおり、私はもう自分のことのように身に
つまされ、胃が痛い思いであった。

「・・・上着着て・・・」
「はてな」ちゃんの先輩社員がそっと声をかけると、彼女は慌てて
ジャケットを羽織り、やっと説明が始まった。

声も震えているし、目も宙を泳いでいる。
同じことを何度も話している。
ぎこちない笑顔が余計見ていて辛い。

何度か記者さんから質問が飛んだが、その度にすがるような目で
彼女の上司に質問を丸投げしていたので、上司もリカバリー
しようと必死だった。

実は私も、彼女と同じ年頃に、似たような経験をしたことがある。
お客さんへのプレゼン(しかもコンペ)で、私らの前にプレゼン
していた貫禄のある他社の女性社員に気合負けしてしまい、
しどろもどろになって「頭の中が真っ白に」なってしまったのだ。

さて「はてな」ちゃんは今回の経験で何を学ぶだろうか。


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東京湾納涼船

2009年09月22日 22時50分51秒 | 広報のお仕事
今日は英語の先生のお誕生日会で竹芝桟橋から
納涼船に乗った。

想像以上に夜景がきれいでとても良かった。
乗船料2500円。飲み放題。(笑)

先生の友達の外人さんといろいろ話ができて楽しかった。

プレゼントに招き猫をあげたらすごく喜んでくれた。

連休はどこにも行かないので良い思い出になった。
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「しがみつかない生き方」

2009年09月21日 19時37分22秒 | 積読・乱読・ナナメ読み
巷で話題の「しがみつかない生き方」を
図書館で予約しようと思ったら、なんと
百数十人待ちだった。(笑)

そこまで待つのもなんなので、買って読んだ。

私が「わはは」と思ったのは、最終章の
「勝間和代を目指さない」のくだり。

私は「カツマー」にはなれないぐうたら人間
なので、読んでちょっとした安心感さえ感じて
しまうのだった。

私は非効率な人間であるが故に、てきぱきと仕事を
する人に憬れる。

例えば、私は旅行に行く際の「持ち物リスト」が
作れない。何を持っていこうかと思っているうちに
時間が経って、整理がつかぬままカバンの前で呆然と
してしまうのである。

そんな私を見て
「・・・よくそれで仕事ができるね・・・」と夫は
あきれる。

私は職場では「頑張らなきゃな~」という焦りに
追いまくられていると言って良い。
それが嫌ではないのだが・・・。

こういう私には「しがみつかない生き方」は一種の
精神安定剤的な役割を果たしたのも事実。

ということは、ばりばり仕事が出来、自分の人生を
自分でデザインできる人にとっては「かったるい」
本かもしれない。

「しがみつかない生き方
 ―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール」
香山リカ著  幻冬舎新書
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御用組合

2009年09月16日 21時43分23秒 | 広報のお仕事
私の会社の労働組合は「労使協調路線」である。
私の同僚のタイヘン君(課長)は
「それって結局『御用組合』ってことでしょ?」
「労組役員やると偉くなれるんですか??」と
見も蓋もないことをおっしゃる。

私は労組活動そのものの経験が少ないので
別にどうでもいいわ、と思う。

労組と会社側で年に1回「労組懇談会」を開催する。
要は「飲み会」である。

昨日はその飲み会だった。社長と労務担当役員と
人事部長、人事課長となぜか営業統括の寅吉本部長も
いた。

お酒の席でざっくばらんに色々な問題を話し合う。
座が緩んでくると会社の将来像や、過去の思い出話
などになる。

社歴の浅い私には興味深い話が多い。強面の寅吉
本部長は、かつては工場の労組の書記長だったそうだ。

「おめぇは何で組合やってんだ?」と聞かれて
「委員長にスカウトされました。しがらみがないもので」と
答えると「もう十分しがらみの中にいるだろうよ」と
笑われた。

人事部長は人事部長で
「あなたは当社でのキャリアプランをどう考えているか?」
「広報、IRだけの限定的な仕事で満足できるのか?」
「人事に興味はあるか?」
などと濃い話を振ってくるのであった。

私は勧められるままにお酒を飲み、相当酔っ払ってしまい
ふらふらだった。

「よし!今年は労協改定年だから労使で合同合宿してとことん
 話し合おう!」という話題も出て、おいおいホントかよ、と
思った。

これもまた経験と思うがお酒の量は激増したと思う。
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