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お仕事どんぶり

正社員、契約社員、派遣社員、嘱託社員、アルバイト・・・
経験してきた「仕事」と日々の生活についての記録です。

ゲキジョー型転職 その25 本音

2007年09月02日 22時13分10秒 | 転職活動
社長が海外から帰ってきて、私の退職の件はやっと社内に
「オフィシャル」にオープンになった。

仕事上で特に関係のある人には、一足先に話をしていたが
退職に関わる様々な手続きもこれで一気に進む。

ある時、同僚の「にしきのさん」が私をランチに誘い、その
席で私にある「お願い」をした。

「にしきのさん」はもう何人もの同僚の退職を見送っている
人だ。その彼女が、退職する私に、どうか私が思う会社への
本音を何らかの形にして残して欲しいと言った。

今まで退職した人たちは、会社の姿勢や自分の処遇への不満
から「キレて」辞める人がほとんどだったという。
そういう人たちは、当然会社の同僚とコミュニケーションも
まともに取らないし、仕事に引継ぎもしないままに辞める
ケースもあって退職後はしばらく混乱したこともしばしば
だったそうだ。

上司のアントワネット様が退職するにあたって、後任の上司が
やって来るが、その人に対して、現状をありのままに報告して
欲しいと「にしきのさん」は言った。

残る人が文句を言うより、辞める私が、多少辛口の意見を言った
方が後腐れがないという意見にはある程度賛同する。

それを実行するかしないかは、私はその場では曖昧な態度を
とった。
そんな私の様子を見て「にしきのさん」はこう言った。

「最後ぐらい『本音』を言って欲しいの。あなたはいつも落ち
 着いて、他の人の文句ばかりを聞いていたよね?私はそういう
 のを見て『偉いな』と思ってたけど、本当はこの人は何を考えて
 いるんだろうとか、どうやってストレスを解消しているんだ
 ろうとも思っていたから」

私は「本音」とやらを話すかどうか、今はまだ決めていない。
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ゲキジョー型転職 その24 社長のコメント

2007年08月31日 18時59分09秒 | 転職活動
長い長い海外バケーションに出かけていた社長が戻ってきて、
私は自分の退職の件について、ほんの少し話す機会があった。

私が何故辞めるか、という理由について社長が尋ね、私は自分の
興味がB2Bのメーカー広報に移った、と答えた。
これは、上司の「アントワネット様」に話した内容と変わらない。

「カイシャになにか問題がアリマスカ?」

社長がぼそっと聞いたので、私は思わず「大アリです」と答えそうに
なったが、ぐっと言葉を飲み込んで止めた。

会社の規模的にも、この社長がもっと他の取締役を信用して仕事を
任せていたら、あるいは仕事はもっとスムーズにいったかもしれない。
ワンマン社長はどこにでもいるが、すべてをコントロールするには
会社は大きくなりすぎたのか・・・?

社長からは引き止めの言葉もなかったが、今まで見たことのない神妙な
顔で「一生懸命やってくれていたのにザンネンです」と言われたので
私も少ししんみりした。

もっとがちゃがちゃ嫌みを言われたりするかと思っていたが、結構
あっさり済んだ。

次は、クライアントにどう伝えるかだ。
幸いなことに、もめているクライアントは居ないので、頃合いを見て
挨拶に行こうと思った。
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ゲキジョー型転職 その23 泣かれた・・・

2007年08月30日 12時04分25秒 | 転職活動
私は転職をすることを同僚に告げた。反応はそれぞれ様々だったが、
在籍2年を超える同僚たちは、「退職者の見送り慣れ」しているのか
「仕方ない」というムードだった。

半年ほど前に入社してきた私と同年代の女性は、入社以来ずっと私と
仕事をしてきた。私の方が職位が上だが、彼女の方がPRの経験はずっと
長い。

そんな彼女の口癖は「どうしたら良いのでしょうか?」だ。
難しいクライアントとのトラブル、知らない業界のリサーチ、同僚との
もめ事・・・、そんな場合に彼女は必ずと言って良いほど、私と話を
したがり、「どうしたら良いのでしょうか?」と問うてくる。

私は自分の経験上から、参考になればという程度に話をしてきたが、
彼女の私への依存度が最近とくに増してきた。

そんな中、私の退職話を切り出したところ、彼女は大きくため息をつき
「◯◯さんがいなくなったら・・・、どうしたら良いのでしょうか?」と
泣いてしまった。

私はドライになりきれない部分もあり、彼女の態度に非常に困惑してしまい、
自分も苦しかった。

「仕事なんだからガタガタ言わずにやるんだ!!」
信用できる同僚にだったらきっとそう言うだろうな、と私は思った。
でも今はそんな気分でもないし、彼女にそれを言っても仕方ない。

私がこの会社で自分で自分を蝕んでいると思うもの、それは「諦め」だ。
そして私は基本的にこの職場の女性を信用していないんだな、と
自覚して余計に苦しい気分になった。

この人は、きっとこの先苦労するだろうし、それにつき合う同僚たちも
大変だろう。さめざめと泣いている彼女を見て、そう思った。

その想像がどうか杞憂であってほしい。私が居なくなったら、けろっと
して、好きなように仕事をしてほしい。そのために、私は上司に彼女の
職位を上げてくれるように推薦した。

彼女にとっては、余計なお世話かもしれないが。
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ゲキジョー型転職 その22 辞める理由

2007年08月29日 09時45分37秒 | 転職活動
上司に退職の意思を告げた際、辞める理由については、ごくごく「普通」の
理由しか言わなかった。

私がこの会社を去ろうとしたのは「ポジティブな面」から言えば、自分が
他にやりたいことが明らかになったからだ。今までの経験を活かせて
興味のあるメーカーの広報が出来れば良いな、と思った希望が叶ったのだ。

「ネガティブな面」から言うと、「英語」は得意だけど日本語はめちゃ
くちゃな同僚たちとのギブアンドテイクの分量が、かなり自分には負担に
なってきたことがある。

どこの会社に行っても、自分一人で仕事を完了することはできないが、
「ギブ」の部分が必要以上に当てにされているとなかなか辛い。
私は英語が不得手な分、なんとか他の部分で貢献しようと思っており、
実際その部分で自分がこの会社にいる意味を見いだしていたが、
ちょっと度を超す事件が多々発生した。

そして最大の理由は「会社の姿勢」への不信感だ。
赤字ぎりぎりの収益はまぁ今後盛り返すかもしれないが、業者さんに
対する支払いがひどい滞納状況なのだ。支払いをきちんと完了して
いないために、「新規の取引停止」となった業者さんが多い。

前職の職場はきちきち払うところだったので、今の職場がこんなに
未払い金が多いのだと言うことを知って、私は非常にショックを
受けた。

欧米では、会計責任者がいかに業者への支払いを遅らせるか、がひとつの
手腕だと聞いたことがある。(そんなこと、本当だろうか?)
もし、日本の企業でそんなことを恒常的にやっていたら、信用に関わる
だろうし、ブラック企業の仲間入りだ。
(最近では「欧米か!」的な日本企業も多いかもしれないが・・・)

世界に名だたるグローバル企業を顧客に持ち、「コンプライアンス遵守」を
うたう当社の実情がこれでは、自分がこの企業の一員であることを
恥じてしまう。

これは社長の経営方針に関わる問題なので、誰かがどうこう言っても
変わらない。「変えよう」というパワーも持ち合わせない。
自分が「我慢できる」「我慢できない」「許せる」「許せない」
「諦める」「諦めない」のポイントをいろいろ考えて、私はこの
職場を去ることにした。

こういうのを「社風が合わない」っていうんだろうか・・・。

私は社長はとても有能で、カリスマ性が有ると今でも思っている。
この会社では異分子である自分を認めてくれ、仕事を任せてくれてもいた。
今回は自分にとって今までで一番「後味の悪い」退職だ。

どこかで「自分が逃げている」、そのことを強く自覚せざるを得ないからだ。
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ゲキジョー型転職 その21 内定通知書

2007年08月28日 11時46分51秒 | 転職活動
上司に退職願を提出して、あとは社長からのコメントをもらうだけだ。
しかし社長は、バカンスで8月末にならないと日本に帰ってこない。

「アントワネット様」はメールで、私が9月末付けの退職だということを
極めて事務的に社長に伝えていた。

社長のポリシーとして、一旦退職を決めた社員には慰留はしないとのこと
なので「既成事実」として上司は伝えた訳だ。「アントワネット様」の
メールからは、自分自身も退職するのだから、あまり面倒なことは
しないのだろうという雰囲気もありありと感じとれた。

もう私の中では、退職へのカウントダウンが始まっている。同僚に引き
継ぎして、クライアントに伝えて、身の回りを整理して・・・。
今まで何度も経験してきた「おしまいの儀式」だ。

内定の連絡があってから数日後、次の勤務先から「内定通知書」と
「入社承諾書」が自宅に送られてきた。「入社承諾書」には入社予定日を
記入する欄と誓約書が併記されており、誓約事項に違反した場合には
入社を取り消すと書いてある。私は10月1日から入社する旨を記載し、
署名捺印して「入社承諾書」を返送した。

ちなみに今の勤務先では、入社に関してこのような書類を提出したことは
なかった。退職者がでるたび、何人も面接して、新しい人を採用するが
内定後にドタキャンされることもしばしばだと「アントワネット様」は
ぼやいていた。もっと良い条件の企業に内定者が流れて行ってしまうので
ある。

採用ひとつにしても、会社によって随分とやり方が違うものだと思う。
次の勤務先は超「ドメスティック」な会社だから、一層今の会社との
違いが際立つのだろうか。

私は手にした「内定通知書」を、新しい職場への切符のように感じた。
だが、転職を目の前にした今になって、単純に「嬉しい」と言う感情だけが
湧いてくる訳ではない、ということが身にしみている。
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