社長が海外から帰ってきて、私の退職の件はやっと社内に
「オフィシャル」にオープンになった。
仕事上で特に関係のある人には、一足先に話をしていたが
退職に関わる様々な手続きもこれで一気に進む。
ある時、同僚の「にしきのさん」が私をランチに誘い、その
席で私にある「お願い」をした。
「にしきのさん」はもう何人もの同僚の退職を見送っている
人だ。その彼女が、退職する私に、どうか私が思う会社への
本音を何らかの形にして残して欲しいと言った。
今まで退職した人たちは、会社の姿勢や自分の処遇への不満
から「キレて」辞める人がほとんどだったという。
そういう人たちは、当然会社の同僚とコミュニケーションも
まともに取らないし、仕事に引継ぎもしないままに辞める
ケースもあって退職後はしばらく混乱したこともしばしば
だったそうだ。
上司のアントワネット様が退職するにあたって、後任の上司が
やって来るが、その人に対して、現状をありのままに報告して
欲しいと「にしきのさん」は言った。
残る人が文句を言うより、辞める私が、多少辛口の意見を言った
方が後腐れがないという意見にはある程度賛同する。
それを実行するかしないかは、私はその場では曖昧な態度を
とった。
そんな私の様子を見て「にしきのさん」はこう言った。
「最後ぐらい『本音』を言って欲しいの。あなたはいつも落ち
着いて、他の人の文句ばかりを聞いていたよね?私はそういう
のを見て『偉いな』と思ってたけど、本当はこの人は何を考えて
いるんだろうとか、どうやってストレスを解消しているんだ
ろうとも思っていたから」
私は「本音」とやらを話すかどうか、今はまだ決めていない。
「オフィシャル」にオープンになった。
仕事上で特に関係のある人には、一足先に話をしていたが
退職に関わる様々な手続きもこれで一気に進む。
ある時、同僚の「にしきのさん」が私をランチに誘い、その
席で私にある「お願い」をした。
「にしきのさん」はもう何人もの同僚の退職を見送っている
人だ。その彼女が、退職する私に、どうか私が思う会社への
本音を何らかの形にして残して欲しいと言った。
今まで退職した人たちは、会社の姿勢や自分の処遇への不満
から「キレて」辞める人がほとんどだったという。
そういう人たちは、当然会社の同僚とコミュニケーションも
まともに取らないし、仕事に引継ぎもしないままに辞める
ケースもあって退職後はしばらく混乱したこともしばしば
だったそうだ。
上司のアントワネット様が退職するにあたって、後任の上司が
やって来るが、その人に対して、現状をありのままに報告して
欲しいと「にしきのさん」は言った。
残る人が文句を言うより、辞める私が、多少辛口の意見を言った
方が後腐れがないという意見にはある程度賛同する。
それを実行するかしないかは、私はその場では曖昧な態度を
とった。
そんな私の様子を見て「にしきのさん」はこう言った。
「最後ぐらい『本音』を言って欲しいの。あなたはいつも落ち
着いて、他の人の文句ばかりを聞いていたよね?私はそういう
のを見て『偉いな』と思ってたけど、本当はこの人は何を考えて
いるんだろうとか、どうやってストレスを解消しているんだ
ろうとも思っていたから」
私は「本音」とやらを話すかどうか、今はまだ決めていない。