イベントの資材や、保管書類などを預けている倉庫に行き、
在庫の確認をしがてら、倉庫会社の担当者に退職する旨を
伝えて挨拶した。
その人は、倉庫内をフォークリフトでものすごいスピードで
移動する年配の男性だ。
私が今の職場で働き初めてからずっとおつきあいのある人で、
倉庫に行くたびに、世間話をして、荷崩れしてしまって本当は
捨てるしかない、見た目は新品のいろいろな雑貨をこっそり
もらったりしていた。
「あんたの会社はどんどん人が辞めるけど、いびる人でもいるのか?」
その倉庫会社の「おじさん」は北関東なまりのだみ声で真顔で聞く。
自分自身はそういうことで辞めるわけではないが、まぁ、世間
から見たらいろいろ問題がある会社に見えてしまうかもしれない。
もうお目にかかることはないかもしれないが、どうもお世話になり
ました。お元気で。