クルスの冒険です。
なんか、寒くなって来ましたねー…
風邪ひいてないですか?
最近ワタシは、日々持ち歩くPCを小型軽量のモノに換えて、しかもリュックで背負うようにしたものですから、かなり肩がラクになりました(笑)早くこうすりゃ良かったですよ…
えー…さて。
私たちが居る秋葉原のUDXでは、毎週のようにイベントや展示会が開かれているのですが。
この前やってましたよ「Archi Future(アーキフューチャー)2008」
アーキテクチュア(建築)のフューチャー(未来)ってことからも分かるとおり、
建築関係向けのテクノロジー系セミナーですね。
ワタシも含め、機械の設計・製造系で仕事をして来ている人達にとって、3Dによる形状の定義やそのツールは既に当たり前の、日常の道具になっているのですけど、建築はどうなんだろうねぇ…?
と思いながら、ぐるりと見学して来ました(まぁ、すぐ下の階でやってるしね)。
ワタシ個人としては、建築は専門外なのだけれど、予想はしていて、そして予想どおりだなぁー…という事が多かった。
要するに、今まさに
「3Dを使うべきか?使うと何が良いのか?」
てな、話題になっているってことだ。
嫌われるかも知れないけれど、…懐かしい話だなぁ(笑)
あったねぇー…あーあったあった、機械にもそんな時期が。
そのうちじっくり書こうかなと思っていますが、機械も建築も作る対象を3Dで定義しておく、ということの本質は変わらないと思いますね。これは、一緒。
逆に、圧倒的に異なるし、それは今後も一緒にならない事情としては…
1.機械は、3Dデータが製造にそのまま利用されるが、建築の場合それは無い
ということと…
2.建築の場合は、圧倒的に紙でのアウトプット(製図だけじゃなくあらゆる書類だ)が重要視される…これは法令とのからみも大きい…
3.設計の対象となる形状ととしては(純粋に形状としてだけ見れば)、圧倒的に建築の方が単純でモデリングはラクだね
ということかな。
逆に言うと2.の所で、現場の作業者(設計者というのか、製図者というのか、トレーサーというのか…)の書類仕事の精度が向上し(間違いが減り)、作業者がラクが出来て、工程として短縮出来るのであれば…
建築設計においても3Dは有用なものと、認知されるのは早いでしょうね。
何かの要因で設計に変更が入った際、それが他の要素や一連の書類に一発で反映されて… というカンジの効果が一番見込めるんだろうな。
逆にネガティブな面としては、
・モデリングのための標準部品がまだ少ないだろう
・製図しかやった事のない人に、3Dのツールに慣れてもらわなきゃいけない
・それと、上記の書類上のメリットを出すための、仕組みを作らなきゃね
・建物フルでの表示は、やっぱり大変かもなぁ…(何せ部品点数は多い)
・そうは言っても、同じ部品がとても多いけど…
…こんなところだろうかね?
昔、CAD屋さんがデモで良く見せていた、「自動設計」的な、スペックドリブン的な設計変更は、むしろ建築の方がずっとやり易いだろうねぇ。
で。施工主の事情によって設変が入ったら、それが他の条件も矛盾なく関連して変更され、自動で書類にも変更が反映されて…
ということが出来たら、その効果は分かりやすいでしょうね。
っていうか、出来るよ(笑)そんなに難しいことじゃない。
難しいとすれば、それは意外とPCの中じゃない、気がするな。
建築は、引き続き勉強してみようと思う。
あ。で、今日の写真ね。
…うん、建築(笑)
何のことはないですよ、建築パースからいつものZPrinter 450で立体出力しました。まだ途中ですけどね。
建築のデータは使っていますが、建築の仕事…というよりも、どちらかと言えばエンターテイメント(?)の、領域かな?
建築物も、フツーに出来ます。
これを読んだ建築系の3Dな皆さんにも、ぜひ、
「3次元形状を活用する会:3D-GAN」
に、関心を持っていただきたいと思っています。
建築系の人は、こと3Dの活用については、絶対機械系の人に訊ねて、その知識を吸収すると良いですよ。
何ていっても、その辺りの歴史と経験がブ厚い。
これを利用しないテは、ないです。
皆さまの、事務局へのお越しをお待ちしています~