3D CG, CAD/CAM/3Dプリンタ な日常でつづる クルスの冒険ブログ

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秋葉原にFreeFormがキタ

2008年04月26日 | □CAD/CAMな日々
 
引き続き下記セミナーの参加者を募集中です~。
結構申込もいただいてまして、最終的には40名くらいにはなるのかな?という状況です。毎回そうですけど、3Dで何らかの仕事をしていて… というくくりで40名とか50名とかっていうのは、やっぱりそれなりに多いよね。
特定のツールのユーザ会(つまり販売目的だ)じゃない集まりは、ホント、この業界では他にほとんど無いし、テーマ性も新しい。そういった意味で、常にチャレンジングっすよ。
金曜の午後の過ごし方としては、後悔させませんぜ(笑)
引き続きお申し込み、お待ちしております。
 
3D-GAN セミナー2008『Cool Japan × 3D』
    2008年5月9日(金)15:00~ 秋葉原UDX6階会議室
    お申し込みは… → ココ! 

さて。
秋葉原の「3次元形状を活用する会:3D-GAN」事務局に、
 
SensAble Technologiesさんの「FreeForm」が設置されました。
 
コレ、見たことがある人は、結構いらっしゃると思います。
 
展示会などで、実際に触ったことがある方も、おいででしょう。
 
ただ、圧倒的にCG系よりも製造・デザイン系の人に多いかな?と、思います。
 
玩具メーカーさんやフィギュアメーカーさんにも結構使われていますし、工業デザイン分野でも、結構使われています。

ただし!CG、映像・画像・アニメ系のヒトにも、大変魅力的なツールですから、一度体験してみることをお勧めしますよ。
 
まぁ、こういう道具は、「最終兵器」とか「必殺技」とかいう飛び道具は意外とないものです。だから機能や操作性を比較し、定量的に評価を行うってことは出来ないもので、あるのは「お気に入り」ってことなのですけども、その中でも実に個性的で、何とも熱心なファンの多い製品であることは間違いないでしょう。
 
細かい話は割愛しますが、要するに、3次元形状を定義するその方法が、使っている原理(幾何数学の話だね)といい、マン・マシンのインターフェイスといい、他のツールとはまるで異なる。その原理によって、他のツールでは到底実現出来ないような形状定義の自由度を持っている、ってことだ。
で。その原理のままでは他の環境にデータを持って行き難いという事を解消するため、非常に多くのデータ変換機能を操ることが出来て、ここがとっても優れていたりするね。

そもそも、なんでCADってBREPじゃなきゃなんないのさ?NURBSじゃなきゃなんないんだよ?…と、感づいてしまった人にとっては特に抵抗の無い原理でしょうし、そんなコアな話題に無縁のヒトでも、「なんで3D CADって、こう思い通りにならないんだろ?“ヤスリ・コマンド”みたいのでちょっとだけ削ったりしたいよね!」と、思う向きにも、すごく受け入れやすいツールでしょう。
 
逆に…初めて触れる3Dツールがこの「FreeForm」だったりしたら、他のツールの自由度の低さは、単に出来の悪い道具にしか見えなくなってしまうかも知れないね。

そもそも、NURBSによるソリッドモデリングの“自由度の低さ”を、“しっかりと形状定義をするためだ”という詭弁(まぁ、今となっちゃ詭弁って言っていいと思うよ)で凌いで来て、そのままの状態で進化を放棄してしまったようなフツーのCADに比べたら、ユーザにとっての“あるべき理想形”に対して真摯に努力をして変化して来ているツールだと、思う。ま、NURBSそれ自体はそれ以前に主流だったBézierよりも自由度が高い、ということで採用されてはいたのだと記憶しているけどね。
ま、この辺りはどーでもいいや(笑)
 
これが最高ではないだろうけれども、この「フツーじゃなさ」は、評価すべきだし、ある種の進化の形だ。

それもあって、この「FreeForm」。他のCAD、CG、モデリングソフトウェアツールに比べて、
 
「惚れこんで使っている」
 
というユーザさんが多い、という点ではイチバンでしょうね。
 
大抵は、「これが主流だから…」とか、「これのデータで納める仕事が多いからー」とか、「会社にあるのがこれだから…」っていう理由でツールが決まっているものなのですけど、SensAble Technologiesさんの「FreeForm」に限っては、

「これじゃなきゃ!」「これがスキ!」
 
というユーザさんが本当に多い。当然、それだけの理由がある、ってことです。
 
で。

追々、というか、割とすぐにやろうと思っていますけれども、
 
「今FreeFormを使っているユーザさんに、使い方を教わろう会」
 
的な、カルーイ感じの体験会みたいのを企画します。
 
講師はね、Wonder Geometry Guild(W.G.G.)に居るから(笑)まぁ、ベンリ!
 
参加費は… そうですね、帰りにビールを飲みに行く際、講師役のヒトの飲み代をみんなで負担しようよ、くらいの互いに負担にならない感じから始めようかな、と思っています。
 
このテのトレーニングとか、体験セミナーってのは、教えるカリキュラムとマニュアルを用意するのが、そのコストのほとんどなのね。トレーニングのコンテンツ作りだね。これが、大変なんだ。だから、そういうのは一切しない代わりに、ただ、動かしてるのを見て、一緒に動かしてみて、一人で動かしてみて・質問して… って、そういう感じの体験の機会が意外とないものなんだよね。
 
そうじゃなきゃ、ほら、「デモを見に行く」ってことになって、やっぱりセールスされちゃうし、何回も行けないし、行ったら買わなきゃならないかな?っていうプレッシャーも感じるしさ(笑)。
まぁ、もっとかるーぃのがいいでしょ。
 
ってことで。
 
秋葉原の「3次元形状を活用する会:3D-GAN」事務局に、
 
SensAble Technologiesさんの「FreeForm」が設置されました。
 
体験会もやりますが、見学も歓迎!