振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

後輩が駐在するホーチミンに来た

2019-06-12 20:36:05 | 旅行
以前からヨメと行こうと相談しなから実現してなかったホーチミン旅行にやっと出かけた。きっかけは会社時代の後輩が1年前からベトナムの駐在員になり、機会があればホーチミンに寄って下さいとのメールをもらったからだ。

ヨメは初めてのホーチミンだが、自分は11年前に出張で来たことがある。若くて活気があり、これからの国だなとの印象が強かった。



関西空港発のベトナム航空の便は8割位の座席が埋まっていた。後部近くの席だったので機内食のカートが来た時には和食は既に無く、洋食しか残っていなかった。



5時間ほどの飛行で到着したタンソンニャット空港では沖止めとなりバスでターミナルビルへの移動となった。バスから見た様子では空港施設以上に便数が拡大した様子で、大型の連絡バスが走り回っている。

入国審査の行列は相当長く、時間もかなりかかったが、預け荷物を手にするまでも更に時間がかかり、ここでも空港施設が限界に達していることがわかる。

タンソンニャット空港の名前はベトナム戦争が激しさを増した1960年代後半にニュースでよく耳にしていた。当時のままではないにせよ拡張の限界は明らかで、別の場所で新空港を建設することでしかしか解決できないだろう。



滞在ホテルはニューワールドサイゴン。道路を挟んで公園があり、早朝からジョギングやウォーキング、また2箇所ある東屋ではヨガやエアロビをやっているグループがある。



一つのグループが終わってしばらくすると別のグループがやっていて、時間を区切って順番があるようだ。



公園の一角にある木に白い小さな餅みたいなモノを貼り付けている女性がいた。よく見ると樹上からリスが降りて来て餅をくわえて登ってゆく。餌をやっているようだ。

現在のホーチミン市内は地下鉄の工事が進行中で公園も半分が閉鎖されているようだが。人もリスもあと少しの辛抱だ。

大阪、城北公園の菖蒲園

2019-06-08 11:05:23 | 日記
同郷のM氏と大阪で一杯やることになり、そのついでに城北公園の菖蒲園を覗いてみた。

京橋でM氏と合流した後、JR学研都市線で鴫野まで行き、そこから新しく開通したJRおおさか東線に乗り換えて城北公園通駅まで乗った。この新しい路線で新大阪からJR大和路線の久宝寺までが結ばれ、奈良から新大阪までの直通もあるようだ。木津や京田辺方面からも放出か鴫野で乗り換えれば新大阪まで便利になったはずだ。

話が逸れてしまったが、城北公園通駅から徒歩15分くらいで城北公園に着いた。じょうほく公園ではなく、しろきた公園と呼ぶことを知ったのはつい先日のことだ。菖蒲園は公園の東北にあり、入場料は¥200。



東屋の後方に見える高架は淀川にかかる菅原城北大橋の接続路で、この公園は淀川の左岸にある。



園の外にある土手の向こうは淀川になり、公園の池や菖蒲園は、かっては淀川のワンドのひとつだったのかも知れない。





ここには約250種類、13000株の花菖蒲が栽培されていて、行った時は7割くらいが開花しているとあった。日本では室町期や江戸期から鑑賞用として栽培や品種改良が続けられているらしい。花のカタチや色がたくさんあるのをみているとこれに熱中してしまう気持ちがわからなくもない。


自分が植物オンチであることは前回の記事に書いたが、花菖蒲とアヤメとカキツバタはよく似た花で区別の仕方などは勿論知らなかった。入園に際してもらったパンフレットにその違いが書いてあり、少しだけわかった。





ただ、アヤメの区別はできそうだが花菖蒲とカキツバタは類似点が多く、少し難しそうだ。一緒に咲いていると同じに見えてしまいそうだ。

夾竹桃となんじゃもんじゃの白い花

2019-06-06 10:28:01 | 日記
朝の散歩の際、白い花を沢山咲かせた木が目に入った。幾つかの散歩ルートがあるのだが、その日はショートカットするために普段は通らない路地に進入した時のことだ。





実のところ植物は詳しくなくて、帰ってネットで調べてみて夾竹桃だとわかった。ヨメは花に関しては自分よりも詳しく、聞けばすぐにわかったと思うが癪なので自分で調べた。

夾竹桃と言う名前は知っていたので、実物と名前を初めて認識したことになった。名前にあるように葉っぱが竹と似ているのが特徴のようだ。


それにしても樹木全体を白い花が覆って見事なモノだ。遠くから見えた時には一瞬、なんじゃもんじゃかと思った。

実はなんじゃもんじゃも2週間ばかり前に見たばかりで、その印象が強く残っていたせいでもあるが、よく見るまでもなく両者は全く異なる。







山中湖や浜松城跡に行った帰りに滋賀県の安土の知り合いの家に立ち寄ったのだが、近所にある沙々貴(佐々木)神社のなんじゃもんじゃの花が見頃だから寄ってから帰れと言われたのだ。

雪を被ったように白い花が咲いていて大変インパクトがある。昨年だかテレビの番組でなんじゃもんじゃが紹介されていて、そのユニークな名前はよく覚えていた。



正しくはヒトツバタゴと言うらしく、高札には珍しい樹木で対馬と木曽川沿いでしか見られないと書いてある。しかしながら山中湖でお世話になったYさんに後日なんじゃもんじゃの画像を送ると同じモノを富士霊園で見たと画像が届いた。それも1日違いくらいの同じタイミングで見たようだ。

以前は珍しかったなんじゃもんじゃも、最近ではそうでもないようだ。


野面積みの石垣の表情が楽しめる浜松城跡

2019-06-03 10:29:03 | 旅行
山中湖や忍野八海を訪れた翌日、浜松に向かった。目的はハッキリしていなかったが、スズキやホンダ、ヤマハの企業博物館みたいな場所に行きたかった。

ところが生憎の月曜日で、そのような場所は休館日になることを忘れていた。日曜祝日の振替で月曜日の休日が増えた昨今、火曜日定休に変更が必要じゃないだろうか。


そこで仕方なくでもないが、浜松城跡に行ってみた。戦国時代の徳川家康の居城で、武田信玄と三方ヶ原で戦って敗れた際に逃げ込んだ城ということぐらいしか予備知識はない。意外に浜松市の中心部に近かった。

家康の銅像が迎えに出てくれた。



現在の城は昭和33年に建築された鉄筋コンクリート製で入場料を払ってまで入って見る気にはならなかったが、野面積みの石垣は見ていても飽きなかった。



ここの石垣は自然の石を加工せずにそのまま使った野面積みでも、積み方は布積みと呼ばれて石と石の接触面が横方向になるように積まれている。石は浜名湖の北で採取されて舟で運ばれたようだが、大きさもかなり不揃いで武骨な表情をしている。



これでは攻城軍もたやすく登れてしまいそうで、大丈夫かいなと言う感じだ。

大坂城などのように最初から石垣用に四角に切り出した石材を使えば見た目もキレイで防御力も高いと思われるが、その費用や時間は膨大になる。



ここまで素朴な野面積みの石垣を見たのは初めてで、色や形が不揃いな中に表情の豊かさがあるように感じた。再建された天守閣があまりに個性のないのが少し残念だ。