これは昔使っていた生ビールディスペンサー。
サッポロからでていたケギーって外国製のビールのヘッドコック。
普通は、重いディスペンサーを運んで、氷を入れて、炭酸ガスに繋いで、樽生に繋いで、ガス圧調整してやっと生が飲めるんだけど、
これけっこう優れ物で、これを専用樽に接続するだけで、すぐに生ビールが飲めるというもの。
洗浄も簡単。手でバラして、水道水でジャブジャブ。洗浄時間わずか30秒。
店頭渡しが可能だったのでキャンプ、釣りなどのレジャーにもってこいの商品でした。
しかし
全部品がプラスチックなので、微妙に壊れていたり、狂っていたりして、ビールが泡だらけになったとか、ビールが変な所からガス漏れしたとか事故も多発。
そうゆう樽は不良品としてサッポロビールに返品されるわけだけど、そんなことしていたらサッポロビールが大損するわけで、あっという間にこの商品は消えました。
この商品、国内にはもう無いのでコックだけではゴミなわけです。
普通は捨てるんだけど、何かに使えないかなぁ?なんて取って置いた物。
早速分解。
コックの中身はこんな感じ。
ビールがどうゆう状態でも泡立ちにくいように設計されているみたいで、なかなかデカい。
これだけ気をつかった作りなのに泡立ったのは、接続部分とか、その他に問題があったのかも?
で・・・、他に取ってあった壊れたヘッドとか減圧弁など、つかえる部分を寄せ集めて組んでみみました。
実験。お客様がタイミングよく残してしまったビールを再利用。
約1.5リットルくらい残っているみたい。
ビールは一応注げるようですが、こんなのではダメです。
こんなんじゃ、シルキーでクリーミーな泡は出せない。
なんだか解らないけどホース内に泡が・・・。普通こんな泡は一粒もつかないはず・・・。
ガス圧が悪いとかホース内が汚れているとか原因はいろいろあるけど、そんな次元の話ではなさそう・・・。
原因はやっぱりヘッドのガス漏れかなぁ?
やっぱり壊れている部品は使えないのか・・・。
水はちゃんと出るのになぁ?
それにしても、こんなに泡がホース内にあるのに、ビールが注げるって、ケギーのコックってコック自体は奇跡の逸品だな・・・。
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これは簡単で便利だったのに
廃盤になった理由がそれだったんですね
コックの再利用は難しそうですね
廃盤になる前年度は返品の山だったみたい。
黒のプラスチックヘッドって無理あるよ。
飲み終わったケギーは炎天下で煮えていた。
絶対変形するよね。