ラクッコピコりんの紙芝居

毎日人形を作ってます。日々の製作や活動を主に記してます。

カブの色

2008年11月30日 12時41分17秒 | 修理・改造

スーパーカブに色を塗ろうと思って考えた時に描いた
カラー案です。
考えただけで、実行はしなかったんだけど・・・。


その時、考えた物の一部を書きます。

カブの純正色の緑。
レッグシールドは白です。
白でも悪くはないのですが、一部塗装するだけで雰囲気がかわります


純正色の青も同じ。
手軽でとってもリーズナブルなオリジナル塗装。


ボディーを純正色のまま、レッグシールドだけ黒なども入れ塗装すると、スポーティーな雰囲気にもなりそうです。



全塗するなら、どんな感じかな?

ピンクや赤は、キツイ色だけど白を残すと悪くない・・・。



黄色やオレンジも黒で締めるといい感じ。



描けば描くほど解らなくなり、未だに何もしてません。
レッグシールドは外したまま・・・・。
っていうか、本体が壊れたまま・・・・。

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ノボの昔話「生ゴミ処理」

2008年11月29日 15時55分21秒 | ノボの昔話

「生ゴミ処理」

市場ではみんな忙しく周りはどんどん汚れてゆく。
最初の頃は珍しかった果物も持ち帰る人が少なくなり、傷物は廃棄されるようになった。
生ゴミは次第に腐り悪臭を放つようになる。

ノボタンは意外と綺麗好きで、生ゴミがとても気になるのだが、生ゴミを廃棄する作業は嫌いだ。
嫌だと思いつつも誰かが片付けるまで我慢していた。

ある日、近所のブタを見て思いついた。
「ブタなら食うかな?」
近所にはブタを飼っているおじさんがいる。
おじさんは近所の飲食店をまわって残飯を集めたり、農家にいって腐った野菜を集めている。
しかし「なかなか残飯が集まらない」と、ぼやいていた。
おじさんは食べられる物も全部ブタに与えるので、家族はいつもお腹をすかせていた。
とても貧乏で、ブタ小屋よりも粗末なバラックに住んでいた。

市場には毎日、山ほど生ゴミがでる。
ノボタンは、毎日、果物市場に来てゴミを持って行くよう、おじさんにいった。
おじさんは大喜び。

ノボタンは生ゴミが処分できてホッとした。

そのうち果物市場にはゴミが無い事が評判になり、
野菜市場のゴミも、魚市場のゴミも、おじさんが持っていくようになった。

おじさんはブタの餌に困る事が無くなったので、ブタの頭数も増え大儲けした。


おわり

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ノボ「あの貧乏家族の命をつないだのは俺のお陰なんだぞ。」
ピコ「お互い良かったな。」
ノボ「そのあと生ゴミ処理は酪農家が契約してブタ飼いのオヤジ締め出されたけどな。」
ピコ「うまい話は長くは続かないよな。」
ノボ「ちょっと金払っとけば、良かったんだけどな。ケチだからなぁ、あのオヤジ・・・。」
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「バラック」とは、バラック小屋の意味。
周辺に捨ててある材料を集めて作った簡素な架設住宅の事。
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ノボの昔話は本日でネタ切れです。
また新たなネタを聞いたら公開します。
どうぞよろしくお願い致します。

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ノボの昔話「ノボタン15歳」

2008年11月28日 15時34分25秒 | ノボの昔話

「ノボタン15歳」

ノボタンはすっかり大きくなり中学生の頃からアルバイトしていた果物市場で働くようになった。

元々負けず嫌いだったノボタンは、どんどん仕事を覚えていった。
卸業者はお金持ちで、その下で働くノボタンの給料もかなり良かった。
充分な給料を貰っていたが、一人前になればもっと給料が貰える。

ノボタンはオート三輪に乗れたが敷地の外に出ると、やはり怒られた。
オート三輪の運転は確実に大人よりもうまいのに、免許が無いと言うだけで子供扱いされる。
納得いかない。

ノボタンは怒りに任せ、免許証を取りに行った。
免許証は簡単な技能試験でとれた。
運転は毎日していたので試験は完璧。

じつはノボタン、オート三輪の免許は、当時16歳にならないと取得できない事を知らなかった・・・。
試験官も15歳で免許を取りにくるバカがいる事を知らなかった・・・。

ノボタン15歳。
なんと運転免許証を取得した。


おわり

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ノボ「ほら見てみ俺の免許!!15歳で免許とった奴は、全国探しても俺しかいないべ!!」
ピコ「そんな自慢してたら、そのうち免許取り上げられるぞ。」
ノボ「え?俺もう15歳じゃないぞ。」
ピコ「・・・・。」
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ノボの昔話「美味しいバイト」

2008年11月27日 12時47分47秒 | ノボの昔話

「美味しいバイト」

ノボタンは中学生になると、市場でバイトするようになった。
中学生になると体力もつき、大人並に働けるようになった。
魚市場は当たり前。野菜市場、精肉市場、果物市場。
各地からいろんな物が入ってきて、様々な市場が開かれ賑わっていた。

どの市場も人手が足りない。
ノボタンは特に人手の足りなかった果物市場のバイトを頼まれた。

市場には見た事もないような果物が次々運ばれる。
港に下ろされる果物を倉庫に運び、高く積み上げるのがノボタンの主な仕事。
仲間と競って積み上げる。
急いで運ぶので扱いが乱暴になり、箱が壊れ傷付く物もある。
落ちて傷付いた果物はノボタンのおやつ。
これがうまい。夢のような仕事だ。

ノボタンの好物は洋ナシ。
洋ナシの匂いを嗅ぐとどうしても我慢できない。
そんな時は何故か箱が壊れてしまう・・・・。
傷の付いた物は直ぐにポケットに入った。

たまにバナナも来る。
バナナは枝にくっついたのまま下ろされる。
それを、かついで運ぶのだが、作業が終わる頃には、なぜかノボタンのジャンバーはパンパンに膨らんでいた。


おわり
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ピコ「これは、どう考えても泥棒だよね?」
ノボ「あはは、バナナ取った時は怒られたわ。落としてから拾え!!ってな。」
ピコ「はぁ?意図的に傷物にすれば泥棒しても良いのか?」
ノボ「他の奴らなんて、もっと酷かったぞ。」
ピコ「泥棒より酷い?」
ノボ「船から下ろす時、ロープを緩めて落とすんだ」
ピコ「あぁ!?箱ごと傷物を作るのか?」
ノボ「そう、船から下ろす奴の縛り方が悪いって言えば、その分は船で運んで来た奴の弁償な・・・。」
ピコ「うわ・・・悪質だなぁ。」
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ノボの昔話「大根の罰(ばち)」

2008年11月22日 15時40分22秒 | ノボの昔話

「大根の罰(ばち)」


ノボタンは頭に肥やしを付けられたので、急に成長しはじめた。
体が大きくなって来ると腹が減るのも早い。

今は秋。大根も大きくなりうまそうだ。
抜いて食いたい衝動にからる。
でも父ちゃんの大根畑は糞畑。
こんな大根、生で食うなんて考えるだけで気持ちが悪い。

空腹を我慢して歩いていたら、至る所に大根畑がある事に気がついた。

「ここなら大丈夫。」と一本泥棒。

でもまだ空腹は収まらない。
次の大根畑では二本抜いて食べた。
ノボタンは伸び盛り。
食っても食っても腹が減る。
行く先々で大根を抜いて食べまくり、家に帰った頃には、とうとう罰が当たった。

凄い腹痛に襲われ、夜中うなされた。
よその大根は良く見える。
キレイに見えても肥料は肥やし、人の糞。
洗わず食べたらお腹を壊すのだ。

一週間くらい下痢をしてノボタン、ゲッソリ・・・。

それ以来、大根を見るだけで下痢をする程の、大きな罰が当ってしまった。


おわり

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ノボ「一生分食ったから、もう食えない・・・・。」
ピコ「食わないのは勝手だけど、大根食ってる人をにらむのやめろ。」
ノボ「あんな臭い物、食う奴はブタだ。」
ピコ「臭くないって!!ブタじゃないって!!」
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ノボの昔話「肥やし」

2008年11月21日 16時25分41秒 | ノボの昔話

「肥やし」

ノボタンの父ちゃんは母ちゃんと一緒に大根畑を作っている。
父ちゃん達の作る大根は立派な物で、凄く長くて太い。
父ちゃん達のつくる大根は市場にも並べられた。
勿論、市場でアルバイトしているノボタンの口利き。
市場でも評判がよく売り場に並べるとあっと言う間に売れた。

秘密は便所の肥やし。
自分の家のウンコじゃ足りなくて、近所の家の汲み取りもしていた。
汲み出したウンコは畑の肥やし。さらに汲取った家からはお礼にと魚を沢山もらう。
大根畑はウンコだらけなのだ。
肥やしは水で薄めて撒く。

ノボタンもよく手伝わされたが一番苦手な仕事だった。
肥やし撒きが大嫌いで兄弟達に押しつけては逃げていたが、たまたまその日は家に誰もいなかった。
仕方なく手伝うが、早く終わらせようとデタラメに撒き散らしていた。
父ちゃんはそんなノボタンを見ると怒鳴りながら走って柄杓を振り回す。
飛び散るウンコ。


ノボタンそれを避けながら怒鳴った。

「汚ねぇべや!!」

その瞬間、カツーン!!
ノボタンはウンコ付きの柄杓で頭を叩かれた。


おわり

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ノボ「ウンコで育てた野菜なんてウンコだべ!!」
ピコ「違う・・・。」
ノボ「だって考えて見れ、肥溜めに落ちた大根と同じだぞ。」
ピコ「肥溜めに落ちても大根はウンコじゃない・・・。」
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ノボの昔話「小さな喜び」

2008年11月19日 19時20分20秒 | ノボの昔話

「小さな喜び」

ノボタンは少し大きくなったが、兄弟が多いから食料難は慢性化。
何も食べられない日は無くなったが、魚を手に入れると毎日魚。
野菜を手に入れると毎日野菜。

ノボタンの家にはニワトリがいた。
ペットなんて言葉は無い。
勿論食用。ニワトリは食用で飼うのが当たり前。
卵はオマケ。

ノボタンは学校に弁当を持って行くが麦飯と卵焼き。
毎日毎日卵焼き。
卵焼きは好きだけど、毎日食べると飽きてくる。
他におかずは無く卵焼きは2切れは味気ない。

そんな時、友達が声をかけてきた。
「おお~うまそうだな~。卵焼きなんてしばらく食ってないよ。少しくれよ。」
その友達の弁当にはうまそうな鮭の昆布巻きがたっぷり。
ノボタンは昆布巻きはご馳走だ。
ノボタンは喉から手が出るほど欲しい昆布巻きを我慢し
「いやぁ~。俺は、卵焼きがすきなんだよ。」と言った。

その友達は漁師の息子。
家では毎日、魚ばかり食べて飽きているはずだ。
当然、友達は卵焼を諦めきれない。
「一切れていいから。これとばくってくれ」
案の定、友達は鮭の昆布巻きを全部差し出した。

「ちぃっ、しかたねぇなぁ」
渋々あげるような演技。
小さな卵焼き一切れとたっぷりの昆布巻きの交換が成立。

ノボタンは昆布巻きをたっぷり食べて満腹。
友達からは感謝され、しばらく笑いが止まらなかった。



おわり

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ノボ「あいつ、卵焼き半切れでもばくったぞ。失敗したな~。」
ピコ「小さい取引だなぁ・・・」
ノボ「いやいや、当時は卵も鮭も高級品だったんだぞ!!昆布巻きなんて正月の食い物だ。」
ピコ「高級品?ホントかなぁ?」
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「ばくった」とは北海道の方言で「交換した」という意味
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ノボの昔話「秋味保存」

2008年11月18日 12時07分36秒 | ノボの昔話

「秋味保存」

ノボタンの鮭(さけ)は毎日増えて行く。
そのままでは腐ってしまうので、干したり塩をしたり・・・。
近所に配ると、とても感謝され、野菜や肉などのおすそ分けもたっぷり貰った。
むかいの醤油工場におすそ分けしたら、大喜びで醤油を一斗もくれた。

食べきれない鮭はとうとう100匹を越えた。
このままでは腐ってしまうかもしれない。
それなのに父ちゃんはいい気になって
「もっと、持ってこい!!ワハハ!!」と喜んでいる。

父ちゃんは大量の塩を買ってきて、家の裏に穴を掘った。
木箱を作り、中にムシロを敷いた。
その上に塩を敷き、塩をまぶしながら鮭を詰める。
さらに、鮭の上にたっぷり塩を被せ、ムシロで覆った。
鮭を塩で包んで、ばい菌が入らないようにするのだ。
鮭の入った木箱にフタをして、地中深く埋める。

地中の温度は比較的低温で安定している。
こうすれば鮭は腐らない。
食料が少なくなった頃、土を掘り起こして出して食べるのが最高の贅沢。


おわり

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ノボ「俺のお陰でみんな助かったんだ。」
ピコ「それにしても塩で春まで生魚を保存できるんだ・・・。すごいな。」
ノボ「いやいや、土の中なら2年は保つぞ。春までだったら100匹も食えないぞ。」
ピコ「2年!!」
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「秋味(あきあじ)」とは「鮭(さけ)」の事。
「一斗」は18リットルの事
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ノボの昔話「アルバイト」

2008年11月17日 17時46分16秒 | ノボの昔話

「アルバイト」

ノボタンが小学校の上級生になった頃には市場も活気が満ちてきた。
働いても働いても仕事は終わらない、そんな時代。

ノボタン、知り合いのおじさんにアルバイトを頼まれて鮭運び。

箱には鮭が入っていて、それをオート三輪に乗せる。
おじさんと一緒に車に乗って魚屋に行き、荷物を魚屋の倉庫に運び入れる。
荷物が無くなったら、また市場に行き魚の箱を積みまた配達。
朝早くから夕方までの、重労働。
車のサイドにある工具箱から工具を降ろすと、工具箱には鮭を10本多く積める。
積める所はどんな隙間も利用する。

それでも仕事は終わらない。
小学生のノボタンにはキツイ作業。

アルバイト賃は、日給で鮭3本。
その頃、鮭は高価な魚だったので母ちゃんは喜び。
ノボタンは毎日クタクタ・・・。

そんな仕事にも慣れてくると、効率よくサボる方法も思いつく。

たくさん荷物を運ばなきゃならない所に荷物とおじさんを降す。
自分は荷物運びの少ない次の魚屋へ行く。
再びおじさんを乗せ、荷物運び入れの多い魚屋に荷物とおじさんを降ろす。
荷物が空っぽになったら市場に鮭を取りに行く。
市場に付いたら口八丁で市場の人に鮭箱積みを手伝ってもらい、おじさんの元へ車を走らせる。

自分はなるべく車の運転をし、鮭運びは、おじさんに任せると仕事は楽になった。
仕事の効率が格段に上がりおじさんも大喜び。

アルバイト料の鮭を10本くれる日もあった。

それが良かったのか悪かったのか・・・・
車で疾走するノボタンは重宝がられ、シーズンが終わるまで学校を休んで、仕事をさせられた。


おわり

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ノボ「酷い親だぞ。もっと仕事して来いって俺ばっかり働かせるんだ。」
ピコ「・・・って言うか、小学生がオート三輪運転していいの?」
ノボ「車の運転は免許ないとダメだ。そんなの常識だべや。」
ピコ「はぁ?・・・常識だべって・・・・。はぁ?」
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ノボの昔話「津波漁」

2008年11月16日 09時20分34秒 | ノボの昔話

「津波漁」

ノボタンは小高い丘の上にある小学校に通っていた。
その日は、大地震が起こった。

先生に誘導され生徒は直ぐにグランドに避難した。

学校は大混乱。
下級生が倒壊したブロック製の煙突に潰され死亡したらしい。
次々起こる余震に怯え、家までどうやって帰ったのか、あまり憶えていない。

ノボタンの家は河口付近にあり港が見える。
地震による津波がノボタン家の直ぐそばまで来たようで、家の付近は残骸の山になっていた。
津波で押しつぶされる事はなかったノボタンの家だが、激しい揺れのためダメージをうけていた。

母ちゃんは周辺の後片付けをしていた。
やがて家族の無事を確認すると、父ちゃんが物置からカゴや袋を取り出してきて、それを兄弟に手渡した。
てっきり「ゴミの片付けでも手伝え」って言うのかと思ったら、
父ちゃんはなんと港の方に走って行った。

港は河口にあり、津波の爪あとは物凄かった。
無数に散らばる船の残骸。
そのままの形で丘に乗り上げている大きな漁船もあった・・・。

港に着いて驚いた。いつもは多くの水を湛える川の水が無くなっている。
津波が来た後、その勢いで、一端水が引く。
地震は最大級と言われる大きい物だったので、水が引く勢いも半端じゃない。

父ちゃんが叫んだ「急げ!!」

「何を?」

その瞬間父ちゃんのゲンコが飛んだ。
「降りて魚拾え!!」

津波がいつ戻るかも解らないこの川に下りて魚を拾えというのだ。
地震の恐怖覚めやらないノボタンだったが、後からくる津波より、今ここにいる父ちゃんの方が恐ろしい。

水が無くなった川底には無数の魚がピチピチ跳ねている。
ノボタン達は無我夢中で魚を拾い始めた。

父ちゃんは丘で立って近所の人を話をしている。
「人に働かせて勝手なもんだ」ノボタン文句を言いながら、その手を休める事は無かった。



暫くすると、また父ちゃんの怒鳴り声。
「上がれ~!!津波がくるぞ!!早くせぇ~!!」

ノボタン達は慌てて丘に上がった。
捕った魚を家に運び終え、再び港に戻ると川は溢れるほど海水が流れこんでいた。
さっきまで川底が見えていたのに、すごい勢いで水位が上がる。

しばらく待つとまた潮が引く。
父ちゃんは、約20分くらいは津波が戻ってこない事を観察して知っていたのだ。
ノボタンたちは父ちゃんのかけ声に聞き耳を立てながら何度も何度も潮の引いた川に入り魚をとった。
2回目からは魚とりが楽しくなってきた。
潮が引くたび何度も降りて魚を拾った。

どのくらい捕ったのか解らないくらいの大漁。

「これでしばらく色々な魚がたらふく食べられる」
・・・・・と思ったら、なんと次の朝、父ちゃんは捕った魚の大半を近所の被災者に配ってしまった。

ノボタンはガッカリした。


おわり

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ノボ「今、考えたらホントに危ないよなぁ。」
ピコ「普通は思いついてもやらないよな・・・。」
ノボ「嫌がる暇もないんだって。あいつは鬼だな。」
ピコ「・・・なんもいえない。」
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