■ソンクラーン休暇は後2日あります。しかし、道路の渋滞を考えると早くバンコクへ戻った方が良さそうです。
チュム・ペーから国道12号線を西に走りロム・サックからペチャブーンを経由の国道21号線を南下するのが交通量も少なく、全線4車線道路の519kmでバンコクです。国道12号線を東へ向かいコーン・ケンから国道2号線をバンコクへ行く道路も全線4車線以上の道路ですが、交通量が一番多くて542kmです。
チュム・ペーからそのまま南下して、国道201号線をチャイヤプーム経由で国道2号線へ出ることにします。バンコクまでの距離は470km程ですが2車線道路が多いコースです。


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■ホテルから4kmほどの場所に「ノン・ムアン」と言う濠で囲また遺跡があります。
周囲1.5kmの小さな環濠ですが、伝説では古代都市があったと言われています。
環濠内や周辺地域からドヴァーラヴァティー時代の結界石が発見されています。また、環濠内には赤色彩色土器、線刻桧垣文模様の土器片が散乱していました。
発掘調査で2500年前の墳墓跡が発見されました。副葬品として赤色彩色土器、線刻桧垣文土器、青銅器、動物の骨や貝殻から作った装身具、色とりどりのビーズ、そして鍬、鎌などの鉄器が発掘されています。
2500年以上前から農耕民が定住していました。
ドヴァーラヴァティー時代(7世紀~11世紀)の土層からは、墳墓は発見されておらず、仏教の伝来で葬儀の方式が変更されたことを示しています。
11世紀から14世紀のクメール統治時代の遺物も発見されています。










環濠の大きさと、埋葬区域を考えると、環濠内全体が前史時代は墓地だったように思えます。










直線で7kmぐらいです。
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「2枚の羽根をもつ果実」という意味でフタバガキと名付けられたようですが、この一帯では5枚羽で実も小振りです。東南アジアには500種以上が分布している熱帯樹木で、ベニヤ板の原料になるそうです。本来5枚ある羽根が2枚だけ成長するもの、3枚だけのもの、5枚すべて伸びるもの、逆に伸びないものがあるそうです。
タイでは「ヤーン・ナー」と呼ばれています。














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■チャイヤプームはチー川が流れ、ドヴァーラヴァティー時代の遺物やクメール時代の遺跡が存在する歴史ある町です。後期アユタヤ時代のナーラーイ大王の頃まで栄えました。しかし、その後住民が移住して廃れます。1817年ビエンチャン王国の貴族「プラヤー・パックディー・チュムポン」が大勢のラオ人を連れて移住して町を再興します。ラーマ3世に帰順しチャイヤプームの初代領主に任命されます。
■「ワット・プラ・プッタバート・プー・フェート」から国道201号線を越えて14km行くと「ワット・サー・ホン」があります、イサーンでよく見かける、浸食で出来た奇岩に仏像が彫られています。
18世紀のウートン様式の石仏です。









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■チャイヤプームの市内を迂回するバイパスに入るとナコーン・ラーチャシーマーの国道2号線と結ぶ国道202号線と交差します。交差点から5km程の「ワット・クット・ゴーン」に一帯から出土した結界石が集められています。少し寄り道をします。
しかし、途中から未舗装道路です。未舗装道路には懲り懲りで「ワット・クット・ゴーン」へ行く途中にある結界石の寺へ行きます。






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