
正面には、ワット・プラ・ボロマタート・ウォラウィーハンで発見された15世紀から16世紀のスコータイの影響を受けたラーンナー様式の仏陀像「ルアン・ポー・ペート」です。



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■7世紀から8世紀のドヴァラヴァティー時代の磚仏です。ムアン・タップ・チュムポーン(ナコーン・サワン)出土品です。







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■10世紀から11世紀のシュリヴィジャヤ時代の磚仏です。タイ南部ヤラーの「プラ・ノーン洞窟」からの出土品です。
シュリビジャヤは7世紀から11世紀にマレー半島中、南部、スマトラ、ジャワを中心に栄えた港市国家です。東西交易でインドから伝わった大乗仏教が盛んでしたが、ヒンドゥーの遺品も少なくありません。チャイヤー(スラー・ターニー)には仏教遺跡や出土品がたくさんあり、シュリビジャヤの有力な拠点があったと考えられています。




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■13世紀のハリプンチャイ様式のです。
ハリプンチャイはチャオプラヤ川上流域のラムプーンに栄えたモン族の国家です。ラムプーンに残る仏塔は独自のスタイルで、ハリプンチャイ様式という独自の美術様式です。また、陶器では赤みの強い粘土を薄く挽き上げて、繊細な白象嵌や黒象嵌を施し、低温焼成したふっくらとした長頚瓶があります。樹脂をコーティングした低温焼成の蓋がついています。やはり、ハリプンチャイ独特の陶器です。





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■13世紀から14世紀のロッブリー様式の磚仏です。








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