■ラーチャブリー市街の北部、メー・クローン川近くにある古刹、「ワット・マハータート・ウォラウィハン」を訪ねます。
地元では「ワット・ナー・プラタート」または「ワット・パー・シー・ラッタナ・マハータート」と呼ばれ、創建は10世紀から11世紀のドヴァラヴァティー時代で、13世紀には侵攻してきたクメールの統治下でクメール様式に改築、さらに15世紀から16世紀にはスコータイ様式に改造されています。










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■仏塔です。東向きでポルコチ(突き出た玄関部)のある24mの主塔と同じ基壇上の南、北、西に小塔を持つ構成で、17世紀にクメール仏塔を覆い被せる方式で建造されています。


















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■回廊に安置された仏陀です。












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発掘れているのは寺院周辺だけですが、もっと掘り進めば新しい発見がありそうです。
メー・クローン川東岸の「バン・コック・モー」にアユタヤ時代の窯址がありますが、低温焼成の日常品を生産していたようで匣が用いられた痕跡はありません。

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■「ワット・マハータート・ウォラウィハン」の西方2kmの「カオ・グー」へ向かう国道3291号線沿いにある「チェディ・ハック」です。(ちなみに「カオ・グー」へはさらに4km西方になります。)
11世紀から13世紀に建立されたアユタヤの勢力が及ぶ前の仏塔です。塔頂部は壊れています。






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