の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

第9軍対ビルマ戦古戦場

2015年02月13日 | カンチャナブリー



クウェー・ノーイ川へ流れる支流で投げ網をしている人がいます。
大物が潜んでいそうな場所ですが、なかなか捕らえられないようです。

午前8時30分にドゥアン・マニー・リゾートを出発です。

リゾートから国道3319号線をカンチャナブリ方向へ進み、国道3457号線の分岐点から1kmほど進むと「第9軍古戦場跡」という標識がありました。1kmほど脇道を入ると銅像が建っている広場に出ます。
第9軍は1785年に侵攻してくるビルマ軍とこの地で闘い撃退したそうです。銅像は第9軍の司令官でしょうか・・・。碑には「ソムデット・パ・ボウォーン・ラ・チャオ・マハー・スラシーン・カナー」と彫られて、通称は「ブン・マー」と呼ばれているそうです。





高台の上にも「ブン・マー」が祀られています。



高台から見る四方の風景です。



三角形の建物があります。とにかく入ってみます。

屋内には中央に大きなジオラマがあり、カンチャナブリの地形を表しています。

少し待つと、昔の戦闘服を着た人物が登場、1785年のタイ=ビルマの闘いを解説します。


赤旗は侵攻してくるビルマ軍、青旗が迎え撃つタイ軍、両軍合わせて14400の軍勢がこの地で激突します。四方のモニターで戦闘の様子が再現され、ジオラマで両軍の進軍、戦闘場所が説明されます。
1785年タイ軍はビルマ軍を撃破します。
ビルマ軍はサンカブリーのサムソップまで後退します。

およそ1時間20分の説明です。終わると軍人と記念撮影です。この施設は軍が管理しており、彼の本業も軍人です。
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さらに20km進むと小高い山があって、商店が並んでいます。まず昼食にします。
昼食後に店に人に話を聞くと、向かいの山には何もないが、1kmほど戻った軍基地内の山上(カオ・チョンカイ)に仏塔が建っている。基地の入口で申し込めば見ることができる、ということでやって来ました。

入り口で運転免許証を預け、道順を聞いたのですが、標識もなく、行き交い人もいない基地内を迷いながら、何とか山頂へ到着です。



参道を歩いていると祠があります。

「ボロマハーテラシー」と説明されています。



祠の裏をさらに進みます。





仏塔の基壇です。「チェディ・アヌーソン」という1785年にビルマ軍撃退を記念して建立されました。










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下山途中に出会った人物が、下に射撃場があるかるから来い、来い、と誘うので顔を出しました。
M16自動小銃です。撃った反動が小さいのに驚きました。



狙いが下にぶれているようです。
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午後4時20分、ラチャブリーに到着です。ウエスタン・グランド・ホテルで一泊します。朝食付きで990バーツです。全走行は470kmです。
明日は、前回夕暮れ近くに訪れ、暗くてはっきり見えなかったカオ・グーの洞窟を再訪します。





日本語の書かれた飲料水がセブン・イレブンで売られていたので興味本位で購入しました。
そういえば以前に紹介した伊藤園の「お~い お茶」が店先からすっかり姿を消しました。タイではお店に入っても水は有料ですが、お茶(この場合は中国茶)は基本的に無料です。お金を出してお茶を買うタイ人は少ないのに、他社より高い価格設定では売れないのでしょう。

たまたま昨日の「NNA」に4年間でタイ国内の茶飲料市場でシェア4割以上に成長した緑茶飲料メーカー「イチタン」のタン社長がインタビューで答えて、「日本人は赴任先で高級ホテルに泊まり、日本人のコミュニティーで多くの時間を過ごす。実際のその国の生活を知ることができない。」と、全くその通りで、「コンプライアンス」、「リスク」という枷によって身動きできず、全体の実像が見えないのです。
また、「健康志向で甘くない緑茶の消費は伸びる、生活必需品にはそれなりに適した価格が必要。(コストダウンを図る)」と述べられておられました。

「フルーツ・ザー」は飲料水メーカ「オイシ」の製品ですがオイシ・グループもタン社長が2000年に創業した日本食レストラン・チェーンで、2004年から緑茶飲料を生産、日本食ブーム、緑茶ブームを引き起こし、大成長した2006年に会社を突然売却してしまいました。
タン社長は2010年にイチタンを設立しましたが、建築中の工場を大洪水が襲い生産設備が水没、自ら水に浸り復旧作業をしておられるのがテレビに映っていました。


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