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の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

シュエサンド・パヤーから見るバガンの落日

2014年11月11日 | ミャンマー

運んでいるのはサトウキビです。

牛車も家路に着きます。
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シュエサンド・パヤーに到着です。とりあえず基壇を登って行きます。
五層の基壇の上に八角形の台座があり、その上に覆鉢状の尖塔が載る、高さ45mのアノーヤター王建立の仏塔です。
1057年のタトン王国征服直後に建立した仏塔で、仏陀の髪の毛が納められています。

次々と夕陽観賞の人たちが集まってきます。



塔頂部の欠けた大型寺院は、第5代国王ナラトゥー(在位:1165年~1170年)建立のダマヤンジー寺院です。
五層の基壇は上層へ行くに従い小さく、ピラミッド状に見えるバガン最大の寺院です。
ナラトゥーは王位を得るために、父のアラウンスィードゥー王と兄を殺害し第5代国王に即位します。しかし、ナラトゥー王も工事半ばの1165年、何者かによって暗殺されます。そのため、寺院は未完成で終わっています。
なお、王を殺害したのはセイロン王パラッカマパーの軍勢だったと推測されています。

アーナンダー寺院と同じ構造で、入口を四方に有する正十字形をした二重回廊の寺院ですが、なぜか内側回廊は埋められており、一部を取り除くと見事な壁画が描かれていたそうです。



左の大きな仏塔はミンガラー・ゼーディー・パヤーです。第11代国王ナラティーハパテ(タヨウピイェー)によって1284年建立のパガン王朝最後の仏塔です。
「仏塔が完成すると、この偉大な国は滅ぼされる。」という予言が広まり、王は建設を中断しました。しかし大僧正の叱咤激励により再び建設を再開、6年の歳月を費やして完成しますが、1287年に予言どおり、バガンは蒙古軍の攻撃で滅んでしまいます。

遠くで背の高い寺院はタッビンニュ寺院です。





左にある尖塔部が金色の寺院は、先ほど参拝したアーナンダー寺院です。











4月は酷暑で、きれいな夕焼け空にはならないようです。
靄った西空に陽が落ちていきます。



日が落ちて、暗くなり月が出ました。


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人形劇を見ながらの夕食です。





















人形劇の内容は分かりませんが、人形の動きから察するとコミカルな劇のようです。





人形遣いの人数も増えていきます。



舞台裏の本日の出演者たちです。