■コーン・ケンの2日目です。
「チャルーン・ターニー・ホテル」の部屋から見るコーン・ケン市街です。
ホテルのロビーです。
午前7時40分、少し遅めの朝食です。
本日の予定は何もなく、チェックアウト後にまずブン・ケン・ナコーン畔にある「TAT」へ行き、コーン・ケン周辺のガイドブック、地図を入手してから決めます。
ホテルの全景です。
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「TAT」で入手した、イサーン中央4県の観光ガイドブックです。いずれもの県もコーン・ケン博物館に展示されていたドヴァラヴァティー遺跡の遺物が出土しています。
コーン・ケンの観光地図です。朱書きの経路でバンコクへ戻ることにします。
「TAT」の並びに「プタ・タート・ケン・ナコーン」があるので参拝してから出発することにします。
堂中央に安置されている仏舎利ですが、今朝は天蓋に明かりが灯っています。
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■国道2号線を南下、チャイヤプームへ向かう国道2131号線から国道2062号線で「マンチャ・キーリ」の「ワット・サ・トーング・バン・ブア」へ行きます。およそ45kmの距離です。
「シム」と呼ばれる布薩堂で1831年建立の煉瓦積みの建屋です。外壁に漆喰で浮き彫りにされたプリミティブな絵柄に青色と黄土色で彩色され、所々にガラスがアクセントとして嵌めこまれています。
「シム」とは布薩堂で「ウボソット」の小さなものを呼びます。本来は東屋のような意味合いを持つ言葉のようです。
光の加減で陰影が弱くて分かりにくいのですが、棟下にたくさんの天人像か人物像があります。
表面の漆喰が剥がれて、煉瓦がむき出しになっています。絵柄はイサーンの土着的な宗教画です。(解説には創建時の風俗が描かれている。と書かれています。)
「シム」の中です。白壁の実にシンプルな内陣です。
ラーン・チャーン様式の石仏がご本尊です。
本堂横に二本の角柱が建っています。誰に聞いても柱の持つ意味が分かりませんでした。「入口の門」という意見が多かったのですが・・・。
柱には象の彫刻がされています。
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■走行中に祠を発見、立ち寄ります。「ボラーン・ノーン・シーラー・レー」
「ボラーン・ノーン・シーラー・レー」と所在地の「マンチャ・キーリ」の表示です。
結界石を集めて、祀られています。「石の丘」という意味を持つ遺跡のようですが、周りには荒れた土地があるだけで何もありません。
赤色砂岩の表面は摩耗していますが、仏陀の姿が彫られていることが分かります。
こちらも彫刻はほとんど摩耗しています。
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■マンチャ・キーリからチー川が大きく川幅を広げ、ケン・ケーオ湖になっています。湖に沿ってチョンナボット市街に入る手前に「サラ・マイ・タイ」があります。女王陛下の60歳の誕生日を記念して建設されたイサーンの絹布(マットミー)の展示館です。
また、女王陛下は、イサーンの絹布の伝統保存と育成にも取り組んでおられます。
大花百日紅(ドク・インタニン・ナーム)の花が満開です。日本の百日紅と花の形は同じですが、花の大きさは数倍はあります。
一階は絹布や衣類、小物を販売しています。
こちらは販売品です。6500バーツの値札が付いています。2万円弱です。
こちらは3350バーツ、約1万円です。すべて工程が手作業です。作る工数を考えると非常に安い価格だと思います。
二階が展示場になっています。イサーン各地から集められた絹布が展示されています。
それぞれの絹布に模様の名前が付いています。
博物館を出たのが午後3時10分です。国道2199号線を南下し、国道2233号線で「ポーム」で国道2線に合流し、ナコーン・ラーチャシーマーから国道2号線の渋滞を避け国道304号線を「カビン・ブリー」経由でバンコクへ戻ります。帰宅は午後9時40分、本日の走行距離529km、総走行距離は1011kmでした。