せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

マクベスを観て

2009-11-16 18:29:25 | 日々の暮らし
マクベスを観て来ました

金曜日の13日に電話で 友達の友達がマクベスの
チケットを買っていたのに その日都合が悪くて行かれないので一緒に行こう と
誘われて 11月14日土曜日に急遽行く事になり…

前売りのチケット代¥7,500.-とバス代¥2,500.-を支払い

殆ど 気持ちが乗らないまま 思いもシナカッタ観劇となり
金沢駅から 能登の中島と言う所に在る 

仲代達矢 率いる無名塾の 能登演劇堂へ1時間半ほどバスに揺られて

初めて 行きました。

マクベスは良~く知っている シェクスピアのお話ですから
役者がどう演じるか 舞台装置や 演出に興味がいきますが

仲代マクベスは本物の馬に乗って登場し ラストの戦闘場面では舞台奥の扉が観音開きとなり
その頃には 外は夜の闇になっていて
ライトアップされた背後の林が 借景として浮かび上がるとか

枝を手にした市民エキストラ約50人がマクベスの命運を握る
「バーナムの森」が動く様子を表現して 本物の馬7頭が駆け抜ける等
かつて 見た事の無い舞台では ありましたので

舞台の装置のスケールに チョッと圧倒されながら しかし
舞台正面の奥の扉が 観音開きとなり 外の自然風景も一体と成る仕掛け
馬が走りこんだりするので その時は外気で チョッと寒くて…
(舞台に近く 中央の席 だったから?)
中では三人の魔女が良かったし 山谷初男のこなれた演技は突出した感じで
流石 永く演じて来た感がありましたが

私が一番気に入ったのは効果の為に舞台端に演奏していた チェロの音楽でしたし
元々チェロが大好きなので

クラシックのコンサート(例えばブーニンのピアノの音)とかで 鳥肌立つ様な感動をした思いは 
この度 こんなにも凄い演出にも拘らず 私には感じられず
やはり 観劇などとは 縁遠いのだなぁとの思いを強くしたのでした。

チケットのキャンセル待ちも とても多かった様で こんな私が
観に出かけて 邪魔をしてしまったのか と 大変 申し訳ない想いです。