せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

ナツハゼ(夏櫨)

2009-11-01 18:03:08 | 料理

ナツハゼ(夏櫨)  別名 ハチマキイチゴ ハチマキブドウ    
ツツジ科スノキ属  落葉広葉樹  低木

この木は自然樹形が美しいので 放っておいてもそれなりの姿形になり
とても好きな木なのですが

活ける為なのか 丁度きれいに色付いて実も可愛らしくぶら下がっていたのを
ある時 伐られて盗まれて その木は小さかった為 枯れてしまいました。

小さく無くてもこの木は他の木と違い そこから又伸びる事が難しいらしく
なるべく伐らずに 鑑賞するだけにして


盗まれた場所には植えず 裏に植えています。

山にもこの木は在りますが 日当たりの加減か 
なかなか実も生り 葉も綺麗に紅葉すると言う状態は難しいらしいし

それぞれ個体差があって早生 晩生 大粒 小粒などあるらしいけれど
実が沢山生っていても 少しも紅葉せず散ってしまう木もあります

この木の事をUPしようと何か目新しい情報は無いかと

ネットで見ていたら ナツハゼジャムと言うページが沢山あって

この実のジャムの事を知りました。
今まで何年も木の姿を楽しむだけだったのに チョッと興味をそそられ

ナツハゼジャムに初挑戦してみました。

実の上の部分に蕚(がく)の跡が大きく残っていて

黒く熟した実では判り難いですがそれ程黒くない時は
五弁の花のマークの様な印が見えます

このマークを鉢巻に見立ててハチマキブドウやハチマキイチゴ
という別名が付けられた様です





火を点けたら直ぐにブクブクと赤紫の泡が・・・↑
少量のナツハゼでも火にかけると アッという間に綺麗な赤色が出ます

チョッとアクを取って…↑
ソースにするなら濾してジャムならそのままで

ヨーグルトにナツハゼソースを入れて食べてみたら感動の美味しさです

ナツハゼの果実は
市販のブルーベリージャムの原料になっている事は意外でした
ナツハゼは 日本の野生のブルーベリーで和製ブルーべりーと呼ばれているとか
同じツツジ科ですし

恐るべしアントシアニン・白いタオルで拭いたら落ちませんぞ! ↑
ナツハゼの実にはアントシアニンがたぁ~っぷりで
果実酒を作っても赤紫色の とってもキレイな果実酒が出来るそうです
(アルコールはイケナイ方なので作りませんが…)

このナツハゼジャムは予想以上に美味しかったので

多分 また来年も作ると思い 田舎暮らしの楽しみが又ひとつ増えました。