せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

ヒガンバナとタマスダレ

2010-09-30 18:27:34 | 
ヒガンバナ(彼岸花)

幼い頃 叔母の家に行く時武蔵新城と言う駅から

叔母の家まで田んぼ道の縁に 真っ赤な彼岸花が綺麗だった事が

懐かしく思い出されるヒガンバナですが



毎年秋のお彼岸には必ず咲き出して 何と律儀な…と感心していましたが

今年は 思い出してみる限り初めてじゃ無いかしら

お彼岸に間に合わず 今頃ようやく咲き始めました。

我が家では藪の中だったり 木の茂みだったり撮り難く
それでは…と山道へ…山の畑の斜面なら綺麗に撮れるかしら



彼岸花の有毒性や悪臭を利用して モグラや鼠などから
田んぼのあぜ道を守る為植えたので あぜ道に彼岸花が多いとか

お墓に彼岸花が多いのも 異臭や有毒性を利用して
遺体を動物から守る為だそうですが モグラに荒された
彼岸花も有り モグラよけ効果は無いと言う話も聞きました(笑)

彼岸花の別名はマンジュシャゲ(曼珠沙華)が知られていますが
シビトバナ、キツネバナ、キツネノタイマツ、キツネノシリヌグイ、
ステゴグサ、シタマガリ、シタコジケ、テクサリバナ、ユウレイバナ、
ハヌケグサ、ヤクビョウバナなど嫌な名も有りますが
ハミズハナミズ、ノダイマツ、カエンソウなど雅な名もあり

シビレバナ ドクバナ ニガクサ ジゴクハナ とか全国の地方名を
合わせると 1000種類程も有るそうでビックリしました。


タマスダレ(玉簾)

こちらも彼岸花科で秋冬植えの球根植物です 草丈20cmから30cmほどの常緑の多年草



花壇などでよく使われる人気のある種で 今あちこちで見ることができます

花の部分が玉で、葉が並んでいる様子を簾に見たもののようで

葉をニラ等と 土中の鱗茎をノビルと間違い易く

葉や鱗茎には毒が有り 食べると吐き気、痙攣の症状が出ますが

そんなモノを食べなくても…と思いませんか


ツリフネソウ

2010-09-28 23:14:27 | 

この前9月11日に今年初めて咲いたのを見つけてUPしましたが

今 本格的に盛んに咲いてきたので再UPしました。

去年は9月20日と10月1日にピンクのツリフネソウをUPしていますが
10月の時はミゾソバと一緒に貼っていて

今年はミゾソバは未だまったく咲いていません。

キツリフネは今年6月27日に咲き始めたとUPしましたが

真夏の間はチョッと休んで 涼しくなってきたら又咲き始めています。





ピンクの方は初秋だけしか咲かないので トテモ賑やかに咲いていますが

キツリフネの方は 山では余り多く咲いては居ないし
我が家でも 見つけては抜いていたので 何本かだけが 花を着けています

放っておくと ツリフネソウ科の仲間のホウセンカと同様 種が弾け飛んで 
何処からでも出てきて それはもう 増えてふえて大変な事になるのです。

広ければ群生させたら綺麗でしょうが 狭い庭では



大切なモノを覆い隠して枯らしてしまうので 可哀想でも抜くしかありません

去年も書きましたが 前に奈良の大台ケ原に行った時 

優しい薄ピンクの釣舟草を観た事がありましたが その他にも
アカボシツリフネ・オニツリフネソウ・ハガクレツリフネ・ワタラセツリフネソウ

とかハナツリフネソウ(流通名)源平つりふねそう 等綺麗な花がた~~くさん♪♪

我が石川県にもシロツリフネが存在している事も知り 見てみたいなぁ~と

それにアカボシツリフネとハナツリフネソウにも会いたいかなぁ~

なかなか望みは叶いそうにアリマセンが

コムラサキ(小紫)

2010-09-27 23:00:30 | 木の実など
コムラサキ(小紫)

ムラサキシキブ(紫式部)は山野の林に自生していますが



もう少し後に色付くので





同科同属のコムラサキ(小紫)は家庭の庭先に植栽されていて





今 色付いてきたのでUPです。





実の付き方も ムラサキシキブは比較的疎らに付きますが



コムラサキは固まって付きますし



木の形も紫式部の方が3~4mと高めで枝垂れにくく



小紫は枝垂れて2~3mと低めですから区別はつき易いです。



何だか 去年も同じ様な事を書いていた様な気がしますが…

アゲラタムとランタナ

2010-09-25 22:58:53 | 
アゲラタム

このところ 涼しくなってからアゲラタムがアチコチで咲いていて 知り合いの家で 5~6m 続いて
咲いていたのを撮らせて貰ったら 「増えるからネ」と一本引き抜いて下さり 大切に鉢植にしましたが…

アゲラタムには高性種と矮性種があり矮性は20cm高性は50cm~70cm
高性種(トップブルーなど)は切花やタネで出回るとの事です

アゲラタムの高性種は切り花に向いていて 花持ちがとても良く
春から秋にかけて次から次へと咲かせ 花を長く楽む事ができます



別名カッコウアザミ とか ネットで見ていたら良く似た花で 西洋フジバカマと言うのが在る事を知りました。

画像ではトテモ区別するのは困難で 私が貰ったのはもしや?西洋フジバカマなのかも知れません

西洋フジバカマは 青花フジバカマとも呼ばれ 切り花業界ではユーパトリュームと呼ばれ 草丈は60~80cmほどに
すっと伸びた茎にアゲラタムのような花を咲かせますが 
アゲラタムよりも暑さ寒さに強く 丈夫な宿根草だそうで育てやすいそうです

アゲラタムは 和名がカッコウアザミと言うように 春から秋にかけて次から次へとアザミの様な小さな花を
株一面に付けて咲き 花を長く楽む事ができますので

どちらも 今なら咲いているのですからウ~~~ン??
私は咲いてくれれば ドチラであっても嬉しいので良いんデスが(笑)

薄紫色が爽やかで とても良い感じです


ランタナ

暖地の場合



大きく育てば背丈ほどに伸びたランタナを見かけるとありますが



此処 北陸の金沢でも 大きな株を見つけました。



我が家のランタナも 涼しくなって又蕾を沢山着け始め またしばらくは楽しめそうです。



大きな株を覆う様に花が咲いた様子は本当に素晴らしく

それはもう少し先になりそうなので 今は取り敢えずのUPです。

春になって気温が上がれば 露地に植えると管理が楽ですし 株も大きくなって賑やかに咲き続けます

霜の降りる前に強く切り戻してから 鉢に植えて
暖かい所で冬を越して 翌春庭に植え着けているそうです。



やはり 手をかけて上げないとダメなんですねぇ(汗)

シオンとセンニチコウ

2010-09-21 17:57:07 | 
シオン(紫苑)別名オニノシコクサ(鬼の醜草)



チョッと涼風を感じる陽気になったせいか



シオンが方々で咲き始めました。



切花でも出荷されるのか 花農家の畑にも栽培されています。

大きくなると 私の背丈を超える程にも成長できる様ですが
これは せいぜい1.5m くらいかしら?



それでも沢山の蕾を着けて咲いた花を活けても 長持ちしそうです。

栽培の歴史は古く 今昔物語にも出てくる程で 紫苑と言う色の名前の元になっていて
名前から 私は勝手にたおやかな優しい感じを想像していたのに 花の色は優しい薄紫で
花言葉も「君を忘れず」とロマンチックなのに

茎も太くガッシリ丈夫で 花を知らなかった時とは 印象が違っていたのでしたが

そんな勝手な私の想いをよそに 景気よく盛んに咲き誇っています。(笑)

センニチコウ(千日紅)-2

9月6日に紅い花の千日紅をUPしていたのですが 偶然ピンクの花を

見かけ 撮らせて頂きましたので



再度貼りましたが 先に貼った頃なら花の勢いも有り 



もっと綺麗な状態で撮れたかも知れず ただ私には珍しいモノだったので



赤い花は前の方が綺麗だった様ですが赤 白 ピンクと 一応貼ってみました。




カクトラノオとトウテイラン

2010-09-20 22:59:34 | 
カクトラノオ(角虎の尾)ハナトラノオ

フィゾステキアは茎の断面が四角いので 別名をカクトラノオと言いますが



私は 角虎の尾の方が言い慣れていて コチラの方が一般的な気がしています。





北アメリカ原産の多年草で10数種類が分布していますが

日本で育てられているのは



フィゾステキア バージニア(バージニア産のという意味)の1種のみだそうです。





炎天下の中でも花穂を伸ばして花を着け 地下茎で広がっていき

毎年花が増えていくので 育て易い花ですが 今年の異常な暑さに

流石にチョッと…と 今頃になって綺麗な花色で咲いています

近くの花農家の畑でも栽培されていて 切花で出荷される様です



花色は薄ピンクと白が一般的ですが この辺りでは白は少ないです。

野生種でも花が美しいく育て易いからか 改良は余りされておらず
園芸品種も数えるくらいしか無いそうです。

去年の同じ頃にこの花をUPしていますが 今年は白が未だ少ししか咲いていません


トウテイラン(洞庭藍)

洞庭藍(トウテイラン)秋咲きベロニカ  ベロニカ オルナータ
など色々な呼び方があるこの花は 但馬から贈られたもので
涼しくなってきたからでしょうか 咲き始めました。

澄んだブルーの花と 白に近いシルバーリーフ(全体が白い綿毛でおおわれているため)が
とても 魅力的ですが
チャンと誘引して無かった所為で 花穂がアチコチ向いてしまいました。
 
咲いた花を切り戻すと 次の花が楽しめるし
花のない時期も銀葉が美しく 暑さ寒さに強くて手間がかからないという
私にも育てられそうな花なのに 矢張り面倒を見ないと綺麗に揃わないのでした。

名前は花色の美しいブルーが中国の洞庭湖の 湖面の色に由来すると言われています

近畿地方や中国地方の北部の海岸沿いに自生しているのに
園芸採集や土地開発によって減少して 絶滅が心配されるようで
自生地での採取は ゼッタイに慎みたいものですネ


貴重なものを栽培して送ってくださったあかずきんさん有難うございました。





ジャズ・大満足な一日

2010-09-19 22:57:24 | 日々の暮らし

世界のトップ・アーティストや大学生ビッグバンドが
金沢市内中心部20会場で150コンサートを開催する「ジャズストリート2010」

今年はしいのき迎賓館も会場になり 此処が出来てから初めてなので
行ってみました。

演奏はMonday Dollars Jazz Orch (メンバー:36人)

広い芝生にも観客が集まっていて中々の盛況ぶり
お楽しみは その後の食事にも…

おいしい店が在ると案内されて私は初めての欧風料理の店
コースのディナーは
まず 秋刀魚のカルパッチョ 又いつも通り撮るのを忘れて
食べちゃいましたので画像ナシ(笑)

次はサーモンと蛸のサラダ 今度は忘れず(笑)パチリ

そして鶏二種類と帆立のナントカソース そしてビシソワーズ

メインはビーフ…此処まででもう満腹なんですが…


美味しいので頑張ったけれど矢張り残り…ゴメンなさい
しかし「お持ち帰りにお包みします」と言われ

その後デザート コレは甘いモノ好きなのでベツバラ
黒胡麻のクリームブリュレと桃のシャーベット
添えてあるイチジクやキウイまで チョー美味~

店の雰囲気も静かで上品 お手頃なお値段で
是非 また来なくっちゃ~と大満足の一日でした。

シュウカイドウ(秋海棠)

2010-09-16 22:49:21 | 

和名は中国名の秋海棠の音読みで ヨウラクソウ(瓔珞草)とも呼ばれます

秋と言う文字が名前に有るので 秋の花っぽいですが花期は 8~10月
花期になると茎の頂点から花序を伸ばし2~3cm 程のピンクの花を咲かせます

我が家のシュウカイドウも盛んに咲いています。秋海棠は雌雄同株異花

雄花は花びらが開き 黄色く球状に集まった雄しべが目立ち

小さな花びらが 2枚と大きな花びらの様に見えるのは萼で 2枚です。

雌花には花びらは無く 大きな萼2枚がわずかに開くだけ

子房に3枚の稜があって垂れ下がります。 と言う事で 

花びらが横に広がる花と 三角形の様な形の花とがあるのですネェ



花が終わると こげ茶色がかり羽が 3枚ある楕円形のを付けます

この種子のほか 開花後には葉腋に珠芽を付けて それでも殖えるみたいです

実を付ける頃には 地上部は枯れて球根で越冬します。

強い日照は好きじゃ無い様で 半日陰のやや湿り気のある場所で栽培すると
葉も綺麗に いい感じに咲いてくれます
地下に塊茎が有って 毎年この塊茎から地上茎を出します

葉は左右で形が異なって(ベゴニア属の特徴)長さ15cmくらいです。

切花にその儘で 風情のある形になるので重宝しています。


ミズアオイ(水葵)

2010-09-15 22:37:03 | 

この涼し気なブルーの花を初めて見たのは何年か前ですが

細い用水路などに咲いていて 普通に見られたものですが

区画整理とか新しい道路を整備したりと いつの間にか 見られなくなっていました

去年 時々通る道の脇の 真新しい用水路にミズアオイを発見して
写真を撮ろうと 朝早く長靴を履いて出かけましたが

早すぎて開花しておらず 次に出かけた時は
花の時期を少し過ぎていて 綺麗な花を撮る事が出来ませんでした。

そして今年「そろそろ季節では?」と7月初め頃 その用水路を覗いたところ 
全く何も見当たらず水が流れているだけで ガッカリ
水路の掃除でか 水の強い流れでか 無くなってしまったのだと
思って居て 7月26日何気無く覗いたら「ん」在りました

チョッと細い葉っぱですが 多分コレです


それから待って8月30日見覚えのある丸い葉っぱが



そしてとうとう開花している花を見かけたので

早過ぎると蕾ばかりしか見られないので





朝10時頃 カンカン照りなのに長靴履いて行き

待望のミズアオイを撮る事が出来たのでした。



この綺麗な花も1日花だそうですが群生しているので



暫くは咲く姿を楽しめそうです

ミズアオイの群落は昔は 石川県各所に見られたそうですが
すっかり減少して でも徐々に環境問題への関心が高まって
気にかける人も増え 栽培されたりする事も有るらしいので

もしかしたら ドナタかが栽培されたのかも知れませんが
去年より幾らか増えている気がして ワクワクしています

チョッと深い用水路なので普通に通行していたら ミズアオイが咲いているのは気付かないかも知れず

少し残念ですが その分 荒らされないのでミズアオイにとっては 安全とも考えられますか…
環境庁の植物版レッドデータブック(2000年)では

絶滅危惧Ⅱ類に位置付けられ 100年後の絶滅確率は
ほぼ100%と見られている1年生の水草なのだそうですから

オオケタデ(大毛蓼)

2010-09-14 21:50:24 | 

我が家のオオケタデは 今年はたった一本…

撒いた鉢には全然発芽せず ガッカリしていたら

ルリマツリの大鉢から たった一本ですが出ていて

そのまま大事に大きくして やっと咲き始めましたが

朝晩の水遣りにも 水不足の様子だったり

それでも日光不足なのか肥料不足なのか 花はピンクも薄い感じ

そこで仕方無く おヨソのオオケタデを撮らせて貰いました。

オオケタデは一年草ですが こぼれ種からも
発芽すると言われる程 育て易い花なのに ウチでは

折角発芽しても 小さい苗は美味しいのか虫に食べられて無くなるし
大好きな花なのに私には チョッと難しい花なのです

花期も長く大型の花なので 群生すると中々見応えがあります

近くで見ると可愛らしいピンクの小花を沢山着けた花穂になっています。
花が美しいので栽培されているのだと思っていたら
元々は薬草として導入されたものだそうで

化膿性の腫れ物や毒虫に刺されたときの民間薬として
(葉汁に毒消しの薬効がある)
利用されていて 畑の一隅に栽培されている事が多いのも、
この為も有るのかも知れませんねぇ

薬草としては ポルトガルから入ったとの事で
マムシの毒消しになるので ハデコブラと呼ばれて
オオケタデの別名となっているそうですが
マムシの毒を解毒できるかどうかは 定かではアリマセン

オオケタデは 大きくて毛が多い蓼という名前ですが

別名としてはこのほかにも オオベニタデがあります