せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

アキギリソウとモミジバアサガオ

2009-09-30 18:33:37 | 
アキギリソウ(秋桐草)


昨日アキギリソウの自生地の事を書きましたが

あんなに沢山咲いていたのにと 今も信じられない気持ちで



我が家の裏でさえ 種が飛ぶのかアチコチに咲いて居て

次第に増えていく気がしているのに…



と言う事で ウチのアキギリソウをUPしました。



サルビヤ(シソ科)の仲間と言われれば 花の形は良く似ていますが
私にとっては サルビヤは公園の花壇や道路の縁に植えられている
丈夫な花と言う印象で

こちらアキギリソウは山野草と言うイメージで到底同じ仲間とは
思えませんが

どちらにしても

秋になって この花のブルーがかった紫の花が咲くのを毎年
楽しみにしている 余り手が掛からない ズボラな私向きの花なのです。

草姿も 野草らしく一輪活けても 様になるところが又良いのです。

アキギリソウは紫花で この他に ウチには有りませんが 桃色花 白色 黄色が在ります。


モミジバアサガオ(紅葉葉朝顔)
では 無いのかも…


これは前に種が出来ていたのを分けて貰った花ですが
例に依って 持ち主は花の名前など知らないと言うので

昨年ネットで聞いては見たのですが シカと判明した訳では無く
モミジバアサガオ(紅葉葉朝顔)にそっくりですね と言う処止まりで

花径がモミジバアサガオは普通のアサガオの大きさですが
コチラは せいぜい2cmほどで オシロイバナ程の大きさでしょうか

傍に写っているのは桜の葉で ↑ 大きさの比較が出来るでしょ?

…と言う訳で 名前は不明なのです。




モミジバアサガオ(紅葉葉朝顔)正式には モミジバヒルガオ(紅葉葉昼顔)は
コンクリートのひびの隙間に根を張りそのまま冬ごししてしまう程の強い
宿根草ですし 琉球朝顔 もみじ葉(ヒルガオ科)
(クリスタルブルー)と言う花も画像で見ると良く似ていますが
琉球朝顔は夕方まで咲いているそうですが

こちらは 昼ごろには萎んでしまいます 
            あぁどなたか名前を教えて戴けないかしら…

今年は 随分開花が遅く それでも今頃 かわいい花が咲きだしてきました。

サラシナショウマとシシウド

2009-09-29 17:47:13 | 
サラシナショウマ(晒菜升麻)


升麻はサラシナショウマの漢名ですが
 
サラシナというのは
若菜を茹でて水で晒して食用に供する事から付きました。

長さ20~30センチの花穂で 山地から高山にかけて生える植物で

薄暗い樹林下と明るい草原の どちらでも見ることができます


落葉樹林の中や草原に生えますが 花穂が太くて白いので 夕暮れの草原でもよく目立ち 

目が悪い私にでも 遠くからでも良く見えます

この白い花の咲く姿が 私はだ~~い好きです。

此処へ行った目的は アキギリソウの自生している様子を

撮りに行ったのでしたが

肝心のアキギリソウ 昨年はこの道の片側に列をなして群生していたのに

今年はどうして居なくなったのか 通る人も無い様な山の脇道なのに

こんなにすっかり居なくなるなんて 不思議 です

見つけたのは たったの一本 ↑

これでは 我が家の裏の方が余程 住み着いた感じでガッカリ
帰り道で
丁度 良い頃合いのサラシナショウマと出会ったのでした。 ラッキーッ

同じ道で 咲いていた…
シシウド(猪独活)


強剛な草なので 餌の少ない冬場にイノシシが掘り返して食べる事から名が付いた

本州 四国 九州の日当たりの良い山地に生える多年草で
8~11月に白い小さな花が傘状に密集して咲くのが まるで線香花火みたいです

根は薬として独活(ドッカツ)と呼ばれ 掘った根を洗って陰干しし
煎じて頭痛薬や 薬酒 風呂に入れて用いるが 味は苦く独特の強い風味があるらしい

モチロン私は味わった事は無いですけどネ


コムラサキとシロシキブ

2009-09-27 17:58:55 | 
コムラサキとシロシキブ


秋は花もさることながら実も楽しみです

今 コムラサキも緑の実から紫へとお色直し 秋日和に映えています



コムラサキ シロシキブなど 今年も実が綺麗に着きました。





挿し木で簡単に増やす事が出来ますが 実を蒔いても発芽しますし

落ちた実からも発芽して 植えても無い所で育ったりしている強い木



このコムラサキ 全体に小型だけれど果実の数が多くて

美しいのでよく栽培されています。別名コシキブ





ムラサキシキブとは別種ですが混同されやすく コムラサキをムラサキシキブとして
栽培している事が多い 

全体に良く似ているが、コムラサキの方がこじんまりとしている。

個々の特徴では 葉はコムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があり

ムラサキシキブは 葉全体に鋸歯が有る事で区別する





花序ではムラサキシキブが腋生なのに対して

コムラサキは腋上生で 葉の付け根から数mm離れた上に着く


ムラサキシキブは小枝が斜上し 実の小さいものをコムラサキシキブ
また果実の白いものをシロシキブ 葉の小さいものをコバノムラサキシキブ
と言いますが

今日は 取り合えずコムラサキとシロシキブだけです。

花言葉・・・聡明

西王母(椿)

2009-09-26 18:38:43 | 
西王母(椿)


セイオウボ(西王母)と言う椿で 

北陸の金沢に 江戸時代から伝わる名花で



早ければ9月から咲き出し 翌年の3月位まで花が咲き続くので

長い期間に渡って花が楽しめ 茶花としても重宝されています 

淡桃地のふっくらした花弁の外側に何とも言えない
微妙な紅のボカシが入っていて 一重の抱え咲きの為 


こんなに花びらが開いている花を滅多に見る事は無く

お行儀の良い 上品な姿を保ち続けます

西王母というのは 中国の古代神話に出てくる仙女で 不老長寿の桃園を持ち

その桃の実を食べれば3千年 生きられると言われていますが

桃色の花を咲かせるこの椿も 西王母と呼ばれていて 関係あるのかしら


本来このピンクの花が最初で その後 赤西王母と白西王母 紅の吹っかけ絞り 
などが 作られたようです。


おまけ で…

白いヒガンバナを追加します



でも この花は 白い? クリーム色にも見えますが


コスモス(秋桜)

2009-09-24 18:53:56 | 
コスモス(秋桜)


秋の様な涼風が吹く前から あちこちで咲いてはいたのですが

いつも楽しみにしている 河原の群生地が

なかなか開花せず 待ちに待ったコスモスです。



花の中でもイチ二を競う 大好きな花なのです。



柔らかな花びら しなやかなで繊細な感じの葉

それでいて強かな茎 群生している様は

清々しい空気を感じさせてくれて…



独特の香りも好き 花束にしてた~くさん活けると

幸せ~~な気分になるのです が…

後が大変 咲き進むので花粉が落ちて
うっかりした場所には飾れません が でも だ~~い好きなんです

もっと豪華な花は幾らでも有るのに…
考えても 好きって 理由なんて無くても 好きって事有りますよネッ

ところでコスモスの花言葉を調べてびっくり
花色に依って違うのです

一般的に有名なコスモスの花言葉は 乙女の純真や真心 で

白いコスモスの花言葉は 乙女の純潔
赤いコスモスの花言葉は 乙女の愛情 
ピンクのコスモスの花言葉も乙女の純潔や愛情

黄色いコスモスは品種改良で人間が作り出したコスモスなのに花言葉は野生の美しさ

黒いコスモスの花言葉は恋の終わりなんだそうです。

わたしの中のコスモスはアクマデ大空の下の草原のコスモスと言うイメージなので

・・・  そうですか 何か ちょっと 変




秋明菊と金木犀

2009-09-23 18:50:19 | 
シュウメイギク(秋明菊) 別名キブネギク (貴船菊)



白く見えるのは花ではなく萼ですって

花(萼)が散った後 黄色くて丸いものが残っているのも可愛いです

葉は根元に大きいのが有るけれど 花をつける茎には小さな葉しかありません





白一重 赤紫色の花が咲く半八重 ピンク一重などを育てていますが





ネットで初めて ダイアナ(2色咲きの品種で比較的小型)と言うのを



見つけましたが 画像を見る限り余り違いが判らないので

欲しく思わないで ホッとしています。





これ以上増えると困るのですから(笑)



花言葉は「忍耐」「薄れゆく愛」「多感なとき」...

あぁ 半八重咲きの赤紫色の花のは まだ全然咲いていませんデシタ~

キンモクセイ(金木犀)




庭木として観賞用に植えられていて 金沢市内には多い気がします
秋になると小さいオレンジ色の花を無数に咲かせ甘い香りを放つ

芳香はギンモクセイよりも強く
雌雄異株なのに日本では雄株しか入っていないので結実しないらしい

花は白ワインに漬けて(桂花陳酒)とか 茶に混ぜて花茶(桂花茶)
蜜煮にして桂花醤と呼ばれる香味料に仕立てたりするそうですが
私たちの年代ではキンモクセイの香りは…

トイレ用の芳香剤として1970年代初頭から1990年代前半頃まで
人気商品であった(甘めで強くしっかりとしている為)ので

その影響で実物の花の香りをトイレの匂いと勘違いする子供たちが続出し 
今でも「キンモクセイ=トイレの芳香剤の香り」を連想してしまう人が多いと思う

それでも 金木犀の香りが何処からとも無く漂って匂うと
あぁ秋だわ~~と 辺りをキョロキョロ捜してしまう。
わたしは この頃はトイレの芳香剤を連想しなく成ったようです

金木犀 花言葉は
謙虚・謙遜・真実・真実の愛情・初恋・気高い人・あなたは高潔です・陶酔… 多いっ



ヒガンバナとフジバカマ

2009-09-22 18:47:02 | 

ヒガンバナ(彼岸花)別名マンジュシャゲ(曼珠沙華)

毎年 それほど気にしていなくても このヒガンバナだけは

必ずと言って良い程 お彼岸に咲いているので うまい具合に名前を付けたものだと
関心していましたが 

今年は とても開花が遅くて 間に合わないのでは?と心配になった程咲きませんでしたが

彼岸の お中日ともなると 流石に我が庭でもアチコチに咲いてきました。


しかしいつもこの時期に一面のコスモスが咲き乱れる川の土手でも

コスモスもまだ三割程しか 咲いて居らず 足元のヒガンバナも

僅か数本が やっと間に合った?と言う風に顔をだしていました。

今年は梅雨がいつまでも明けず 真夏らしい日も少なかった所為で
野菜などにも影響が出る程なので 当然 野の花にも
色々な影響がでるのでしょう

花言葉は悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに で
 別名も「マンジュシャゲ」のほか「ユウレイバナ」とか

「シビトバナ」「ハカバナ」「カジバナ」など 全国各地の地方名をあわせれば

1000種類ほどあるそうで ビックリですが それだけ 各地に馴染んでいるのでしょう

フジバカマ(藤袴)


この花は 万葉集や源氏物語にも登場するし 秋の七草でも知られる馴染み深い花ですが



日本各地の河原などに群生していたのに 今は数を減らし環境省のレッドリストでは

準絶滅危惧(NT)種に指定されているそうです。

名前が素敵な割には 花が地味ですが そんな所が古くからの日本人好みなのかしら
咲いてしまうと もう終わりな感じがするのでツボミがふくらんだ辺りが一番良いかしら?

生草のままでは無香のフジバカマなのに乾燥すると桜餅の葉のような香りと有ったので

沢山あるのを ドライフラワーの様に乾燥してみましょうか
                 (実は桜餅大好き人間なので…)
                  風雅も何も有ったモンじゃ無いですねぇ

花言葉は 優しい思い出 ためらい など

ワレモコウ(吾亦紅)


本当は野に咲く ワレモコウを撮りたいけれど 車で奥へ走らないと
そんな景色には出会えないので 仕方なく 花農家の畑で
出荷をまつ ワレモコウです。

パッと見には あまり花には見えませんが 歴としたワレモコウの「花」です

秋の十五夜のお月見には薄(すすき)と共に 欠かせないもののようで
綺麗な花とは言いませんが この花は風情が好きなので 
植えてみましたが中々上手に花を付けてはくれず 私には とても難しい花の一つなのです。

花言葉は 愛慕 変化 など

フジバカマやオミナエシなどと一緒に秋の風情を感じさせる
大事な花の一つなのですが…

ツリフネソウ(釣舟草)

2009-09-20 18:53:42 | 
ツリフネソウ(釣舟草)


ウチのツリフネソウはまだツボミばかりなので 山の花を撮りに行きました

やはり ウチより一足はやく 綺麗に咲き揃って迎えてくれました。



この釣舟草も北、本、四、九州と分布 とありますが





検索してみたら 沢山の仲間が存在している事を知りました



前に奈良の大台ケ原に行ったとき 優しい薄ピンクの釣舟草を観た事がありましたが





その他にも
アカボシツリフネ・オニツリフネソウ・ハガクレツリフネ・ワタラセツリフネソウ
とかハナツリフネソウ(流通名)源平つりふねそう 等綺麗な花がた~~くさん♪♪
我が石川県にもシロツリフネが存在している事も知り

いつかお目に掛かれるかも…と又楽しみが一つ増えたのでした。

それにアカボシツリフネとハナツリフネソウにも会いたいかなぁ~

花言葉は
「安楽」「心を休める」「期待」「詩的な愛」「私に触れないで下さい」ですが
最後のだけは 触れると種が弾き飛ぶのでチョッと肯けます。


キツリフネとタマスダレ

2009-09-19 18:10:42 | 
キツリフネ(黄釣舟)

釣舟草と言う花が有り その黄色の花と言う事でしょうが

我が家のキツリフネは夏の初め頃一度咲いて 真夏は一休みし

この頃 涼しくなって来たら 又盛んに咲いています。

毎年この花はそんな咲き方をして 一粒で二度美味しい目に合わせてくれます
この咲き方は ひょっとしてウチだけなのでしょうか




沖縄を除く日本全国に咲くというので その場所に依って色々なのかしら

釣舟草に比べて こちらは葉がやや丸みを帯びているし
花の後の渦巻状の巻き方がゆるやかな感じです

黄釣舟は山の木陰などに咲くし 釣舟草の方は湿地や流れの傍などに生えます
釣舟草の方が少し花期が遅いので そろそろ咲いてきた頃でしょう

両方ともホウセンカの仲間なので 熟した種子をはじき飛ばし
ソコラ中に発芽して ウチでは雑草化していますが
欲しい所だけ残して抜いていれば ちょうど良く楽しめます

釣り舟の様な形の花が ぶらんぶらんと揺れて可愛い花です


タマスダレ(玉簾)ゼフィランサス・カンディダ

葉をニラ等と 土中の鱗茎をノビルとの誤食が多く
(タマスダレの葉は線状でツンツンした感じだから

鱗茎が毒(吐き気、痙攣)だそうですが 食べなければ良いのですよ ネッ
花壇などでよく使われ人気がある種で 時期になるとアチコチで見かけます。

お日様が照ると花が咲きだし夜は寝ているのですね 

キリッと整った花の感じからでしょうか 花言葉は純白な愛デス

白い花の他に
ピンク(サフランモドキ、カリナータ)赤紫(ロゼア)黄色の花(シトリナ)が有り
白い花以外はチョッと気難しく 
何時の間に消えてしまいタマスダレだけが毎年咲いています。




サンゴバナとカクトラノオ(白花)

2009-09-17 17:42:42 | 
今年初めて観た花
サンゴバナとカクトラノオ(白花)

サンゴバナ(珊瑚花)
      英名 フラミンゴプランツ (flamingo plant )

こちらは南米のブラジル原産 江戸時代末期に渡来のサンゴバナ

別名にある通り フラミンゴの羽のような色の花を小苗の内から

沢山咲かせ 羽毛のように花が柔らかに盛り上がって咲くことから

別名をPlume plant(プルームプランツ)とも呼ばれます。

また、花色から白花品種はホワイトフォーム(White form) 、
桃色花品種はフラミンゴプランツ(Flamingo plant)とも呼ばれます。


花色は白・桃・赤 樹高が100~200cmと高くなるそうですが
ウチの近所では 皆 鉢植えでせいぜい50~60cm程です

比較的耐寒性がある常緑小低木と言う所為か 其処此処で見かけます。


20℃~25℃の気温であれば周年(通常5~9月)咲くと言うのも 
暑い時期には長い夏休みをとって咲かないで居るとも聞きましたが
挿し木で簡単に増やせて そして花期が長いとは お得な花ですねぇ


ベニサンゴバナ(紅珊瑚花)と言う紛らわしい花名の別の花が在る事を知りました
サンゴバナ(Justicia carnea)の赤いものと思っていましたが
学名をみると( Pachystachys coccinea)と違うもので
花茎を伸ばして、苞(ほう)の間から真っ赤な花を咲かせる花です
コチラの方は画像は無いので 何処かで捜して見て下さい


カクトラノオ(白花)

角虎の尾は9月6日に既に貼りましたが 今朝白い花のを初めて見たので



また カクトラノオ です。



茎が角ばっていて 花が虎の尾に似ていることから角虎の尾



さらに花が美しいので 花虎の尾 とも呼ばれる

ネットで検索しても 薄紫と白の花しか見つけられず きっと この二色の花しか無いのでしょうねぇ

薄紫と言うかピンクと呼ぶかは微妙ですが 同じ気候の場所で
こちらは既に8月のお盆のお墓参りの花にも使われていて

とっくに盛りは過ぎていますが 涼しくなってきたら 花色が濃くなった様な気がします。

白い花の方は 今から咲き始めた感じで綺麗に咲いていましたが
               撮るのが下手で クッキリとは撮れませんでした。