せっかくですから・・・

色々な花と出会い、出来事にも・・折角なので綴ってみました。

遅咲きの桜たち-4(六種類)

2010-04-30 19:03:05 | 
又 さくらぁ~とお思いでしょうが まだ四月ですから…

エド(江戸桜)

里桜の栽培品種で 明治期の荒川堤から広まったもの

 ↑ 朝日に輝いてこんな色に撮れますが ↓ 曇った日にはこんな風に撮れます

まるで 違う品種のさくらみたい です



 ↑太い枝先に多くの花がまとまって咲くので まるでクス球の様で

特徴的ですね

華やかで いかにもお江戸って感じなのかしら

フクロクジュ(福禄寿)

東京の荒川堤にあった品種です



学名の「Contorta」は「ねじれた」という意味で

花弁が不規則にねじれている事から付けられたとか

イモセ(妹背)

妹背という桜は 平野神社に原木があるという由緒ある桜だそうです

妹背=つまり仲の良い恋人の様に

花柄の先に 2つのかわいい実が寄り添う妹背桜と言うのですが・・・ン?


タイハク(太白)

桜の中では 最も花びらが大きいものだそうです。

はじめは純白ですが 落花の前になると

花の芯の部分が(雄しべの花糸も)赤く変化します

コウカ(紅華)

花は大輪、八重咲きで濃紅色 開花期は4月下旬

北海道の浅利政俊が 1965年に作出したもので

花色が濃く 開花期間も長い桜です。

スルガダイニオイ(駿河台匂)

オオシマザクラの品種の中で 特に香りが良い品種です。

駿河台匂の名の由来は 江戸の千代田区神田駿河台にあったので
その名が付いたと 言われているそうです。

兎に角 花着きが良く此処には この木が何本もあるので
満開になると その香りたかい事といったら

この香り 私は好きですが むせ返る程の匂いに包まれます。


遅咲きの桜たち-3(六種類)

2010-04-29 18:26:41 | 
ハナガサ(花笠)


先ずは華やかなハナガサ(花笠)です

花は大輪の八重咲きで紅色 開花期は4月下旬



北海道の浅利政俊が1963年に福禄寿の実生から育成選抜した大輪で美しい桜です

名前はモチロン
花の咲く形状が花笠に似ている事からの名前です

ボリュームのある沢山の花びらで 華やかで派手です


ベニユタカ(紅豊)

こちらはもう少し地味な感じの花ですが

花は大輪の八重咲きで淡紅色 開花期は4月上中旬

北海道・松前町で浅利政俊が八重桜を交配し 1961年に作出した桜です。
染井吉野にやや遅れて咲く 美しい八重桜です。

撮った時は雨降りの早朝 チョッとの止み間でしたので
綺麗に撮れていませんが…

ショウゲツ(松月)

こちらは今年初めての仲間入りした桜でショウゲツ(松月)です

里桜の栽培品種 明治期の東京の荒川堤から始まったそうで

花は大輪の八重咲きで淡紅色 開花期は4月下旬

こちらもボリューム満点のとても美しい八重桜です。

フゲンゾウ(普賢象)


サトザクラの代表的な園芸品種
淡紅色で八重の大きな花をつける 開花期は4月下旬

こちらは室町時代からあったと言われる古い品種で
 
花の中心から二本の緑色の葉の様になった雌しべが突き出て
先端がそり返っているところを 普賢菩薩の乗った象の鼻に見たて
この名が付けられたと言われています

この日は快晴 やはり桜は青空が似合いますが
朝日を浴びて輝いて見える お陰で花の色がチョッと違って見えます
雨では撮れず 風が強くても撮れず ナカナカ丁度良いタイミングは無いので…

これでも曇天よりは綺麗に見えるので まぁご勘弁を


ヨウキヒ(楊貴妃)

この花も大輪 八重咲きで淡紅色 開花期は4月中旬

奈良の興福寺に居た玄宗と言う僧侶が庭の桜に愛情を注いだ事から



その美しさを中国の楊貴妃を連想して 名付けられたと



言われる桜で 木は余り大きくならないそうです。

大きな花ですが スッキリとしたピンクが名前のお陰でか

華やかなのに どこと無く上品に見えます(笑)

センダイヨシノ(仙台吉野)


仙台吉野桜 仙台紅枝垂桜と染井吉野桜の人工交配から生まれた桜で
作った方のお名前を頂いてサカバザクラ(坂庭桜)とも呼ばれるそうです

八重咲きで 底の部分が赤く染まる小さなかわいい桜です

花は小さくても 木は大木です


果樹の白い花(6種類)

2010-04-28 19:38:47 | 日々の暮らし
ジューンベリー

この白い花は変わった花だけど なに

調べて西洋ザイフリボク(ジューンベリー)

知ったのは 昨年の今頃で

6月には大きさ約10~12mm程の赤い果実が生り

色づくかわいい果実は青紫色になったら収穫なのだそうです。

西洋ザイフリボク植える場所があれば

植えてみたい果樹のひとつです。

果実も良いけど 花の感じが良いのです

今朝通ったら花は殆ど散って 実の準備に入った様子でした。

ユスラウメ

細い枝に鈴なりにつく実は愛らしく 昔から観賞樹としても植えられていたとか。
樹高2mと小柄で狭い庭にも向くと言うので我が家にも植えましたが

ウチでは藤とアジサイとムクゲで絡み合っていますから
肝心のかわいい実が生って 採ろうと手を伸ばしても

枝に触れただけで 熟した真っ赤な実はバラバラと落ちてしまい
思う様には収穫出来ませんが 赤い実がかわいいので
もっぱら切花として 実を飾っています。

1種類だけで品種はないのですが赤い実だけだと思っていたら
白い実のもあるそうです。

びっくりグミ

ウチのびっくりグミが今年も満開に まるでナメシ皮のような感じの

小さな花を ギッシリと着けています。

一頻り咲いて 雨で花が落ちると下の道は真っ白に成る程なのに

この数年 実が殆ど生らず ネットで調べたら
ジベレリンを散布すると 実どまりが良いと知りました。

満開のときと2週間ほど後にもう1回やると 実が落下しないそうですが
ジベレリンを直ぐに用意するのが難しいので 又来年にでも と
ノンビリ考えています。

キイチゴ

木苺の白い花と緑の葉の対比が際立って綺麗に感じられて
1本貰って植えたところ 

木の勢いが半端じゃ無く アチコチに出てきては大きくなるので
せっせと伐り採っていますが 花も切花に オレンジ色の実も

切花になるので 数本だけ残しています。

プルーン

プルーンの花はアッサリとした小さな白い花で
花だけ見ても 私にはこれがプルーンの花と判別する事は出来ませんが

この木は 近所の松並木の 松と松の間に誰かが植えたもので
数年経ち 木は3m~4m にも生って毎年 実を着けていますが

誰か収穫するのか 見たことも無くポロポロと道に落ちているので
あぁプルーンの木なのだ と判るのです。

月桂樹の花

滅多に実が生る事は無いという 月桂樹(ベイリーフ)の
小さな蕾は雪のある頃から着いていて いつ咲くのかと散々待って

今 ようやくかわいい花が咲きました。
果樹では無いのですがついでに貼ってみました。


ショカッサイとオオバンソウと

2010-04-26 20:12:02 | 
ショカッサイ(諸葛菜)

私は諸葛菜が呼び慣れていますが
和名は オオアラセイトウ(大紫羅欄花)とか

他にも
ハナダイコン(花大根)ムラサキハナナ(紫花菜)など
名前が多い花ですが

諸葛菜は
三国志の諸葛孔明(しょかつこうめい)が 出陣の先々でこの種子を蒔き
食糧と為る様 栽培した事から付いた名前で
花大根は 
 花が大根に似ているからこの名前に

開花時期は 3月初め頃~5月末頃で 
この花は 皇居の千鳥ヶ淵などでも群生していますが
私の実家がある駒込の駅にも 駅から家までの道すがらにも
沢山群生しているので 花の時期が来て咲き始めると

実家が懐かしくなり 何年住んでも里心を擽られる花なのです。
ちなみに これと親族の和名アラセイトウとは お馴染みのストックの事だそうです。


オオバンソウ(大判草)

別名ギンセンソウ(銀扇草)ゴウダソウ(合田草)ルナリア

別名の ルナリアは 学名から

オオバンソウ・ギンセンソウ・ギンカソウは 実の形からで

ゴウダソウは この花をフランスから導入した合田清氏にちなんで
付けられた名前だそうです

花だけ見ると大根と変わりませんが 平べったい実が出来ると

大判草という名前に納得です
小判型の実は活け花の材料になります

ハマダイコン(浜大根)

明日から又お天気が崩れると言っているので

今朝思い立って蓬摘みに近くの山へ行き

帰り道で綺麗な群生に出会ったのでUPしてみました。

大根が浜辺で野性化したもので 海岸の砂地などに
生えるとありましたが ここは山道

ハマダイコンで良いのかしら?

春 うすピンク色の十字形の花が咲き 根の部分は長いが
太くならずに 固い為 食用にはならないのです

地上部には数珠状の実が出来るそうなので一月位後に
また来て確かめてみましょうか

いかにも野の花らしい飾らない素朴さが私には魅力的なのです

おまけ

凄く真っ白に密生したタンポポ?の綿毛でした。



ジャズざんまい?

2010-04-25 19:56:26 | 日々の暮らし
昨日 ブログで見て 今日の演奏が有るのを知り
お天気も快晴と条件が揃って 金沢の近江町市場

正面入り口での「マンデーダラーズ」の演奏を見に行きました。

聴きに行きましたでは 無いところが微妙ですが まぁ ジャズなんて良く解らないからなのですが

私の大事な人が演奏しているから なんです。

真っ青に晴れ渡っている空に反して 其処は丁度 建物の影で出演者も聴衆も 寒そうでしたが 
寒さを吹き飛ばす勢いの演奏で 乗りノリのオジサンとか 通りかかった買い物客で

活気のあるステージでしたが

その後の
昼食で 美味しい店をまた一つ見つけられたので尚更 ハッピーな一日に成りました。

ビストロなんとか言う店で 前菜のサーモンとか美味~

大根のポタージュ(慌てて食べてしまい撮り忘れてマス)に

メインは赤えびの赤ワインソースこれが 又素晴らしく旨し
南瓜や薩摩芋、人参、牛蒡とか葉もの野菜などそれぞれ
その物の美味しさを引き出してる味付けで野菜も豊富

連れのメインは 何とか言う魚のポワレ白ワインソース
これも一切れ試食して ウ~ン美味しいねぇ

そしてデザートもアイスクリームを食べかけてあっ撮らなくちゃ(笑)

フルーツのケーキでございますと 食べ応えのあるデザートで
おなかパンパンに…
それにしても若い男性が一人で作ってサービスもして
凄いねぇ余程 好きで頑張っているのでしょうねぇ と
帰り道で感心しきりなのでした。

とても 美味しかったので絶対 また行かなくちゃ~ネ
行けば場所は判るけれど 店の名前は…ウ~ン?

遅咲きの桜たち-2(四種類)

2010-04-24 18:16:54 | 
昨日に引き続き さくらです。
今日は 晴れと昨夜から判っていたので朝から撮りに出ましたが



早過ぎて まだ雨のシズクが花びらに残っていてウ~ン



それでも折角のお天気なので撮ってみました。



まずは ウコンザクラ(鬱金桜)です↑ ↓ 淡黄緑色をした八重咲きの花を咲かせますが





このクリーム色の優しい感じが好きです



次は オウシュウサトザクラ(奥州里桜)↑ ↓紅色の大輪 八重咲きです





これは オオヤマザクラにサトザクラが影響した品種だそうです



そして コノハナサクラ(木の花桜)↑ ↓



木の花桜は、ヤマザクラ(山桜)の変種で花弁が60枚前後もあり

一花に 雌しべが2本ついているのが特徴なのだとか


最後にタイザンフクン(泰山府君)↑ ↓です

淡紅白色の花弁数は 40~50枚だそうです

この名前は 花が散るのを惜しんで泰山府君(中国の泰山の神)を祭り
花の命を長らえたと言う故事から付けられたそうですが

現在の桜が同一かは明らかでないのだとか

樹形が箒状となるので特徴的なのです。ヤマザクラとシナミザクラの種間交雑種です。

画像が多くなったので 今日は此処までにしますが
遅咲きのさくらって まだまだ沢山あるのです 


遅咲きの桜たち(八種類)

2010-04-23 19:34:38 | 
私の中では 染井吉野が基準なので それより早い開花の品種は 早咲きの桜で 染井吉野より
遅い開花の品種は 遅咲きと区別していて もっとも同時期に咲いているのも有るので

そこはソレ 私流のいつものいい加減さなのですが…
染井吉野の満開が終わり 一頻り我が家に花吹雪が降り注いでから
今 咲き始めているさくらを紹介しますと

まずは 華やかなピンクの八重咲きのタオヤメ(手弱女)

丸い大きな花びらはしわ状の凸凹が多く 先はやや濃い淡紅紫色なので

花の中心はやや白く見えますが 花弁数8~15枚の優しい色の花です

若芽も紅紫色で花よりやや遅れて伸びてきます

エイゲンジ(永源寺)

こちらも花の形が手弱女と似ていますが 



花色はもう少し白っぽくて こちらも花弁数8~15枚の花です 

若芽は緑褐色で 花に遅れて伸びてきます。

タカサゴ(高砂)

ここの木にはこの名札が付いていてもう何年も この木を高砂とばかり思っていたのに

「日本の桜」と言う本で高砂は淡紅色の八重咲き
(花弁数10~15枚の花)だったので
さて この花は何と言う名前なのか判らなくなりました。

スザク(朱雀)

楕円形の花びらはやや濃い淡紅紫色で 若芽の色は黄緑色と
書かれていますが そうでしょうか?

永源寺の花径4~5cmよりはすこし小さめの3.8~4.4cm花ですが

色も濃く花着きもよく 花弁数5~15枚の花で充分華やかです

オモイガワ(思川)

これは前述の本には掲載されて無いので 品種の出来た件について
詳しい事はわかりませんでしたが

私はお気に入りの一つに入れている花で

名前も情緒が感じられ 花の様子も可憐な感じがして
大きな花ではないけれど はなやかで好きな桜です

ランラン(蘭々)

今年初めて観た花で カタカナでランランと在ったので
パンダを連想して ん?と近付いたら… 

大きめの 八重咲きの淡紅色の花でした

こちらも前述の本には掲載されては いません

桜には沢山の品種名があり 交配して新しく作られ続けているのでしょうし
野山で自然交配もあるので 同定は難儀ですねぇ

私などには 判らなくて当たり前の世界なのでしょうが
名前など知らなくても 充分楽しめるところが良いんですねぇ

大木の桜が二本並んでいて 一つはシロタエ(白妙)↑

お隣のもう一つはアマヤドリ(雨宿)↑ ↓と名札が付いていますが 

どちらも
同じ花に見えるのは私だけでしょうか

ほとんど白色の八重咲きの花で どちらも染井吉野が咲いている時
ほぼ同時期に咲き始め今も 雨風で痛んだ花が残っています

木が高過ぎて花が遠い~ので うまく撮れませんが
長くなったので今日はこの位にしておきましょうか

カタクリとバイモユリ

2010-04-21 18:31:23 | 
カタクリ

カタクリは桜(染井吉野)を撮った時に

撮っていて 未だ桜も満開では無く

丁度 綺麗な花を撮る時で4月初め頃でしたが

カタクリの沢山自生している山へ行った時は

カタクリの葉の御浸しや 葉と花の酢の物など

いただいた事がありましたが

ヌルリとして お味は不味くは無いものの
花の可愛らしさを愛でた後では 何も食べなくても
良い様な気分になったモノでした。

昨日 山野草好きの友人が又
「黄色いカタクリを入手したので見てよ」と言いに来たので


まぁ珍しいには違い無いので 撮らせて貰ったので
普通のカタクリといっしょに貼ってみました。

この友人は私に負けない位「枯らす名人」なので
来年は もうお目に掛かれないかも…無事を祈ります

バイモユリ(編み笠百合)


バイモユリは2月26日に発芽した様子をUPしていますが

球根の姿が二枚貝の殻の形に似ているのが名前になり

二枚貝の殻の中に新しい球根があり その球根を子球 
親の球根は外側にあり 貝の殻の様に見えますので貝母。

下から見上げると花の内側に 網目状の模様が入っています

別名の編み笠百合は網目の紋がある事から付いた名前です

花が咲いても 他に華やかな花が沢山有り つい後回しにして

せっかく咲いていて 

覗いてみた 花の内側の網目状の模様を撮ったので貼ってみました。


セイヨウシャクナゲ

2010-04-20 20:08:22 | 
セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)


桜の季節ですが染井吉野が咲く頃からシャクナゲも

咲き始めています。



西洋と名が付くと日本古来の花より丈夫なものが多いですが

この西洋石楠花も 日本の山に自生している日本石楠花より



ずっと丈夫で挿し木も着き易く 管理も容易いと思っています



花つきも良いので切花にも重宝です



公園でも 盛んに色々な色の西洋石楠花が咲いていました。



友達から日本石楠花の小さい株を何度も貰っては
その度に枯らしてしまい申し訳無くて…

もう日本石楠花を植えるのは諦めて見せて貰うだけにしましたが

撮りに行ったら 盛りが過ぎている上、雨で残念な事…でした。

遅咲きの椿たち

2010-04-19 19:13:31 | 

寒い冬の間 他にあまり花の無い時期に咲くので



椿を切花などに 重宝していますが



春になって いろいろな花が百花繚乱と咲き乱れてきて



特に桜が咲きだす頃になると 周りの友達は

もう 余り椿の花を有り難がら無いけれど


遅咲きの花はそれなりに 珍しい花や綺麗な花が有ります。

別に珍しくも無い乙女椿も 私はこの優しい色が好きなので

仲間に加えておきました。


都鳥もウチでは一番遅く咲く椿です

せっかく咲いても雨ばかりだったので綺麗に見えません


その他 今年初めて知った極小輪の椿があり

ピンクの花の方は未だそれでも小さい~と可愛いですが



白い花の椿は 私の指先と比べれば 物凄く小さいのが

お判りでしょう トテモ可愛らしい椿でした


それから 金魚葉椿も葉の形が金魚のようと言うだけで

花は ごく普通の白い椿です

これは 玉之浦椿



こちらは 一重咲きの整った白い椿の実生から こんな八重咲きの

花になってしまった椿ですが これはこれで良いかなぁと大木になっています。