湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ドビュッシー:海

2006年04月04日 | ドビュッシー
○ミュンシュ指揮パリ音楽院管弦楽団(LYS)1942/3/2・CD

無難に聞けるのである。しかし余りに無難だ。ひとつには録音の弱さ、戦中のものであり復刻のさい音が痩せるか茫洋とするかしたがための印象かもしれない。もうひとつにはフランス的であるがためにミュンシュ的でないというか、アクの強さがなく、推進力はあるがそれほど胸に迫ってこないということもあろう。ただ、解釈的にとてもしっくりくるものであり、聞きとおして心に引っ掛かりが無いというのは自然ということの裏返しだ。気持ちが悪いたぐいのものでは全く無い、むしろ逆である。オケはとてもまとまっていてアンサンブル的には十全である。気持ち的には無印なのだが、巧い演奏であることは確かなので○にしておく。
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