湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ショスタコーヴィチ:交響曲第1番

2009年05月16日 | ショスタコーヴィチ
○チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル(VIBRATO:CD-R)1990年代・LIVE

既出か。インホール録音とあるがそれにしては安定して雑音も少ない。ロシアのカケラもない表現は作曲当時西欧におけるこの曲の受容ぶりがうなづける、是非はともかくモダニズムな側面をきちんと掬い取ったもので、淡色系の音を出す俊敏なオケを相手に、ルーチン的ではあるがだからこそ変なケレンの無い演奏に仕上がっている。拍手も極めて冷静、なるほどチェリの神格化直前だからこそ、実は1番真価が伝わりやすい。1番なんかで9番並の諧謔性を表現できたのはこの人だけではないか。普通にやろうとしても、これはへっぽこになる。○。
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