湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

2015年02月19日 | マーラー
○コンドラシン指揮レニングラード・フィル(melodiya/BMG)1975/3/3・CD

力強い演奏だ。コンドラシンの、強引と紙一重の表現がある種の節度をもって披露されており、ロシアオケの特性を活かしながらも決してそこに流されることなく、西欧の演奏にひけをとらない巧さで万人の耳に耐えうるものとなっている。レニフィルならではの精度が強みになっている。とはいえロシアオケの響きのバラバラ感が好きではない向きには気になる雑味もあるかとは思う。ファーストチョイスには向かないが、コンドラシン好きは聴く価値あり。○。弱音と強音の差が激しくヘッドフォンなどで聞くとびっくりすることもあるかも。終楽章が聴きものか。個人的にはその前の楽章が生ぬるいウィーン情緒を刷新したようにすっきりしており好きだった。

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