湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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カウエル:虎

2006年07月22日 | アメリカ
バーン(P)(ACTA)CD

見た目そのまま描写というアイヴズのやり方に似せながらも、思わず抽象化してしまいわかりやすい音楽のほうへ寄せてしまうがゆえに、どこか暴力にも甘さが感じられる。東洋旋法やハーモニーもこの西欧的で生硬な演奏スタイルだと今一つよくわからない。結果としてクラスター的音響もスクリアビン後期のやり方のシミュライゼーションに聞こえてしまう。カウエルはかなり先人の作風を取り入れてくる作家ゆえ恐らく間違った指摘ではなかろうが。無印。

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