湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲

2007年02月10日 | ドビュッシー
○ミュンシュ指揮シカゴ交響楽団(DA:CD-R)1967/7live

予想GUYに神秘的である。「印象派」と言われればそうだね、と返すしかない、非常に注意深い音楽、鋭く細い響きによって構成される針金細工の輝きを見つめる牧神を、木々の間からいくら観察しようとしても目の焦点のあわないかんじ。ここにワグナーの影はない、新しい世代の独立した牧神ではあるのだが、ミュンシュは浪漫性を煽ることもなく、ひたすら忠実に、音楽に忠実に表現する。決して激しない。ソリストも巧い。冒頭が僅かに切れる。○。

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