湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ドビュッシー:管弦楽のための映像~Ⅱ.イベリア

2008年11月21日 | ドビュッシー
○ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(DA:CD-R)1965/2/15live

非常に円熟した名人芸を見せている。録音は良好なステレオで十分一般の鑑賞にも耐えうる。楽しくも軽やかに舞踏的ではなく重い響きでリズムに迫力を持ち込み、テンポもそれほど早くはないがかといってドイツ風の鈍重というわけではない、細部の独特の操作含めこれがミュンシュの同曲における長いキャリアの決算的表現として素直に楽しめばいい。○。

Comments (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フレンニコフ:交響曲第1番 | TOP | ベルク:ヴァイオリン協奏曲 »
最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
難しい曲 (サンセバスチャン)
2008-11-21 15:07:31
非現実的にまで明るい風景、夜のいかがわしい猥雑さなんてイメージを持っていますが、それらしいムードを出しただけで終わっている演奏が多いのかも。
ライナーの演奏を持っていたと思いますが、聴きなおしてみよう。
ミュンシュのこの曲3種類持っていますが、後のものほど良いと思います。何となく集まってくる曲ですが、聞き手にも難しい曲ですね。
返信する
ドビュッシーでとっつきやすい曲 (管理人)
2008-11-21 15:27:05
序破急がきちんと出来ていて「海」よりしゅっとまとまっている、技巧にすぐれた指揮者がラヴェルを扱うようにまとめれば聴き応えのある曲だと思います。演奏方の難しさ含め。ムードだけの演奏、というのは(全曲だと別ですが)余り聴いたことがないかも・・・逆に素材オンリーで勝負しようとするようなトスカニーニのような方法のものは、一種聴けばいい類だし、私は詰まらないです。ミュンシュもムラが多いですね。これは若干客観的なほうですがまとまっていて音がいいです。ただ、ライナーのほうがいいかも・・・
返信する
トスカニーニ (サンセバスチャン)
2008-11-21 15:45:15
トスカニーニのフィラデルフィア録音は良いんじゃないでしょうか。とっても楽しい演奏だと思うんですが。
ライナーとミュンシュのスタジオ録音では、ライナーのほうが音がいいです。ただ彼の場合、愉悦感はないです。
ムードだけというのは、昔デュトワのCDを聞いたとき、何かアカンと思ったことから感じたことです。
結局、ミュンシュを聴きすぎたということかも。
返信する
録音状態・復刻状態 (管理人)
2008-11-21 17:12:22
まるで流行りに乗ったかのように最近気になるところでトスカニーニの場合録音にも(特にCD初期の)復刻にも問題があったことが、印象として大きく残っているのかもしれません。ライナーは好き好きですが、私はパレーなど好きな人間ですので・・・

ミュンシュは芸風に幅があっても何か基本は変わらない、スコアの書き込みは同じなんでしょうね。即興性とオケだけの差かも。その根本が見えるほど聞き込んでしまうと、ちょっと飽きてしまうところはあるのかなあ。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ドビュッシー