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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第3番

2017年09月19日 | Weblog
ヴェスト(alt)ホーレンシュタイン指揮RAIトリノ放送管弦楽団&合唱団(FKM/rococo?)1970/12/16トリノLIVE

おそらくROCOCOのLPで出ていたものと同じだがステレオで音質は段違いに良い。プチプチノイズや片側欠落など入って70年代にしては悪いが、バランスは良く音圧はあり聴き応えは十分だ。がっしりして立体的・構築的な音楽作りはイタリアオケをもってしても不安を感じさせない堅牢たるところをみせながら、VOXにウィーン交響楽団と録音していた頃のような、情緒的なアーティキュレーション、音色変化、終楽章においてはインテンポでありながらポルタメントすら使わせ、ワルターのような感じで3番の緩徐楽章による終焉を盛り上げている。中間楽章の印象が薄いが、ある意味いつものしゃっちょこばったホーレンシュタインのやり方が裏目に出ただけかもしれない。オケがオケなのでミスの多少は目をつぶること。最後の盛大な盛り上がりは確信に満ち、声を上げる者はほぼブラヴォ。ホーレンシュタインとしては上出来。
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