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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ミャスコフスキー:シンフォニエッタ イ短調(1945-46)

2016年11月11日 | Weblog
○ヴェルビツキー指揮ソヴィエト国立交響楽団(MELODIYA)CD

後期ミャスコフスキーの中にも聞き込めば良い曲はたくさんある。この弦楽のための小交響曲も、一度演奏してみたいと思わせる美しい旋律に溢れている。仄暗い雰囲気は寒々とした夜の雪景色を思わせる。其の中の一軒家暖炉の暗い火を前に、楽器を弾いている人々、という感じか。どこか悲しい曲想は、生涯の終焉に際し自身の芸術的人生を思い返して、実の実らない苦難の連続に対する深い諦念を象徴しているかのようだ。演奏も素晴らしい。音色幅のある響きの重なりが心を打つ。,
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