○ストコフスキ指揮ソヴィエト国立放送交響楽団(MELODIYA/MEMORIES)1958/6モスクワLIVE・CD
とことん求心力のある演奏で派手というより勇壮である。しまいには弦など少しほころびも出てくるが、独特の音響表現含めこれがソヴィエトの強力な楽団によってなされているところに面白みが出てくる。つまりあくまでソヴィエトの演奏の範疇でストコフスキがやりたいことをやっているという珍妙な力関係の逆転現象が、逆に抑制されて程よく内圧の高い演奏に昇華されているということだ。ストコフスキ特有の明るく軽い音響が放送響の重く力強い音によって中和され、非常に聞きやすい。「ソヴィエトの演奏」としてきくことができた。聴き物はやはり速い楽章であろう。○。2008年夏やっとMEMORIESがCD復刻した。
とことん求心力のある演奏で派手というより勇壮である。しまいには弦など少しほころびも出てくるが、独特の音響表現含めこれがソヴィエトの強力な楽団によってなされているところに面白みが出てくる。つまりあくまでソヴィエトの演奏の範疇でストコフスキがやりたいことをやっているという珍妙な力関係の逆転現象が、逆に抑制されて程よく内圧の高い演奏に昇華されているということだ。ストコフスキ特有の明るく軽い音響が放送響の重く力強い音によって中和され、非常に聞きやすい。「ソヴィエトの演奏」としてきくことができた。聴き物はやはり速い楽章であろう。○。2008年夏やっとMEMORIESがCD復刻した。
マゼルと、ヴィーンフィルとのライブが遅くかつ、やたらテンポがうねうねと動き、マゼルらしくおどろおどろしい演奏です。
チェリも定番と思うのですが、シュツッツガルトの頃は、そんなに極端ではなく、音がきれい。