湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆ストラヴィンスキー:春の祭典

2017年05月25日 | ストラヴィンスキー
○ベイヌム指揮ACO(LYS)1946/9/11・CD

トラック分けが細かいとHDDプレイヤーのたぐいは細切れになって聞きづらいなあ。わいいとして懐かしのLYS盤からのピック。怒涛の板起こしでマイナー復刻を行いマニアには受けた。未だコレでしかCDになってないものもあるが何しろ音が悪い。アナログ原盤とはいえ篭り気味で雑音もコンスタントに入りヘッドフォンだとややきついかも。ベイヌムは集中力の高いハッキリした輪郭の(ともすると小さく凝縮してしまう)演奏を行うゆえ、解釈的に聞きとりやすくはある。非常にわかりやすく突き進む。ハリばかりでメリがわかりにくいきらいもあるがまあ、凶悪な曲を檻の中でのたうちまわさせる猛獣使いの風情は下手な搦手がないぶん胸がすく。何を振ってもベイヌムな人だが新しい曲も平気で古典同様にならしてしまえる剛腕に納得。○。

※2006/9の記事です。

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