湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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2019/11/6日誌:ワークマンもっと店増やして、相合傘のルーツつづき

2019年11月06日 | 雑記録
・自分もユニクロからワークマンに最近切り替えたけど、ワークマンの服はごっつい。普段使いというより野外やハードな環境で使うもので、実際ユニクロほど手広い品ぞろえではない。衣料品の種類に関しては作業着の範疇から一歩踏み出したくらいだから比較すれば極端に少ない。ただユニクロはたとえばアウトドア仕様の服がないなど、取り扱ってさえいれば「深さ」はワークマンが勝る。仕事どうこうをひっくるめて、「ハードな人間」が使うものというコンセプトは新店舗でも引き継がれてると思う。ジャンパーの中は羽毛ではなく綿、とにかく丈夫で機能が果たせれば「軽さ」は重視しない。素材感はとてもごっつい。そのかわり安い。安いということでユニクロと同じように、でも意味は違って「使い捨て買い替え」していくものが多いと思う。汚れてもこの値段ならいいか、と。品切れが多いのはなんとかしてほしいけど、ヒートジャンパー(ウィンドコア ヒーターベスト)みたいなものはお試しで売っただけなのかな。店頭でまったく見ない。在庫が店頭のみというのもユニクロとは違う。ネットも入荷待ちで完売することをなくし、基本入荷したら販売再開で売り切れまでというシンプルな方法なのも戦略だろうか。

・食欲がなくなったと思ったらふくらはぎが痩せてきてびっくり。体重が順調に減っているうえで、ここのところプロテインでタンパク質を補っていたが今日はさすがにちゃんと食事して体重は少し増やす。昨日ウォーキングが途中からきつくなってきた理由が分かった。こわい、減食。

・相合傘について。図像は以下に掲載しましたが、内容について補足。




佐藤紅霞「貞操帯秘聞:民俗随筆」S9のp.69から言及があり。明治35-6年ごろはまだ盛んだったが今は田舎でしか見ない、とある(けれど現在まだ生き残っている)。


嘉永六年の書籍(誹諧通言)にある相合傘についての説明に、遊女と情夫の名を記すもの、とあるが、遊女の心中立の一種で、二の腕に「命だれそれ」と入墨したものの転化とこの本では断言している。文字を知らない幼児は粗略な唐傘の柄の両側へ男女の似顔を意図する団子に目鼻の首を描いたものだとする。女が右、男が左というのは江戸時代から変わらないらしい。男尊女卑の伝統とあるが果たして。他の子が見つけてその似顔絵のそばに名前や冷やかしの文句を書き添えた。

これを祖型として、大人が似顔絵を文字にして書くようになったからとありますが、その図像的証拠を知りません。以前載せたのはすべて文字、名前ですね(鳥羽絵は江戸時代でも少し遡る)。



国芳の有名な「荷宝蔵壁のむだ書」は弘化4年、この素っ頓狂な続き絵の中に「お仲清七」の相合傘があります(扁平にならない三角形の傘)。どちらが先かはともかく、大人の落書きとしては「告げ口」の機能、不貞を働く女房と相手の名前を、相合傘の落書きとして公衆の面前に残す。狂歌を含む落書きはお目こぼしされることが多かったらしく、国芳ももちろんそれを利用しているのですが、自由なメディアとしてのありようはネットに近いかもしれないです。



(新撰)絵本(画本)柳樽シリーズは北斎も仕事しているくらいやたらたくさん出た本で、ネットでもほんの一部しか見れませんし復刻本も全部ではなく選集だったりしてイマイチ。書名も錯綜していて出版年で確認しようとしてもわからないことがあります。天保14年版二編、直接確認できなかったのでこの本からとりますが、白壁の相合傘を消そうとしているところに「らくがきはあいあいがさの首ばかり」。あわてて名前部分を消されるものが多かったんでしょう。すごく流行っていたことは確かなんですね。

またいつか。
・謎めいた書き方しすぎ・・・変な発光現象かと思った。
・中世だけどキリスト教にもかかわらず迷路とかおもっきし民間信仰的なものを使ってるのね。
・東急にしてはすばらしい対応の早さ。他の犯罪抑止にもなるでしょう。

・今のネットってわりと女性中心に動いてて、テレビドラマやワイドショーと同じで、広告効果を与えるのも与えられるのも女性、というわけで別に変な思想的なものではない。無数に生まれては消えるインフルエンサーもかなりの割合が女性であることを謳っている。もうあまりそれに関して思うこともないんですが(SNS撤退気味だし)うっかりネットの論調に呑まれて、あとで「あれ?これって違う」とか思うことのないようにしたい。その論調の支持層は偏っているかもしれないから。

・見なきゃいいんですけど、Twitterを覗きにいってしまう。そこで得られる情報は決して重要ではない。なのになぜかあそこにいると重要に思えて、どんどん情報が欲しくなる。やめようやめようと思うのについ、クリックしてしまう。まるで田代〇さしさんです。芸能人を除けばほとんどフォローしていた人に興味を失っているけれど、それでも一桁におさまるくらいの人の(FFであることを前提として)一日の発言くらいは追いたい。スパッと切ればいいんですけどね。。

でもそういう人がごくたまにですが、そういう人同士が公然と確執を表面化することがある。これは正直きつい。どっちかに味方するとかいうことではなく、味方どうのこうの考えること自体がきつい。SNSみたいに仲良くするのが目的ではなく、twitterはもともと情報収集(+短文ブログ)が中心のツールだった。情報収集なので外すどうこうではないのだ。しかし・・・スパッと切って、もしくはtwitter封印して離れるのが精神衛生上もいいんだよね。しかしTwitterって・・・めんどくさいな。




・芸能人の中でもミュージシャンの薬関係に甘いネット民多いけど、必ず帰ってきてねだのそんなの関係ねぇだの、そういう甘い話じゃないんだっての、今回の件でわかるわな。ここまで薬(種類なんかどうでもいい、違法(悪い金を流すことになる)で依存性があれば皆同じ)関係の不祥事が多発しているように見えるのは多分もともとは暗黙で揉み消されていたというだけで、増えてるわけじゃないよきっと。他人に対して潔癖で、表舞台の真っ白なことを求めるのが現代社会(ネットの要求)ならば、そのポリシーに則り例外は許すべきじゃない。本当はそうでないと願うが、再起の可能性は皆無だと今回の件は印象づけた。最近番組に起用したNHKの見込み違いも凄い。アメリカの刑務所で犯罪者から犯罪の悪質性を学ばせるような、そういう扱いならいい、「芸能人」として出すのはどうか、だった。個人の好みに依拠するような情は絶対にかましてはいけない。一度でも一線を越えた人の内面なんて誰にも予測できない。もちろん一般社会で影響力を持たずに生きていくために必要なことについては、十分に助けたらいい。。

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