湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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フローラン・シュミット:ロンド・ブルレスク

2017年07月24日 | Weblog
ガストン・プーレ指揮コンセール・プーレ管弦楽団(Parlophone)SP

あの「スペイン」を振った父プーレだけに詰まらないことはありえない。まして曲が良い。ドビュッシーより、ラヴェル以降の新しいフランス音楽を、ウッカリ古臭いドイツ音楽との折衷様式にしてしまうことなく、まあ、滑稽な、というそのとおりなのだが、ピエルネのシダリーズに現れそうな小牧神が跳ね回り、宮沢賢治の気分にすらなる。フローラン・シュミットが室内楽で使ったサロン風の耳馴染み良い作風を中心に据えている。それにしても、ガストン・プーレはなぜこんなに復刻されないのだろう。力強く楽しいのに。
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