湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ(1924)

2007年06月21日 | ストラヴィンスキー
○エスピノーサ(P)(ensayo)

まだノりまくってた頃のストラヴィンスキーの物凄い知能指数が感じられる曲のひとつで、アンサンブル曲ほどの物凄い計算は無いものの、旋律とリズムのかもす特有かつ汎用的な叙情性は比類ない感興をあたえるものである。ペトルーシュカからの三章もいいけど、ピアノ曲としてかかれたものはやっぱり違う。メカニカルな律動にひたすら酔うという意味ではけっこう素っ気無く乾燥した解釈のこの人のスタイルでも十分楽しめる。もっと何かプラスが欲しいし力強さや技巧の余裕からでる面白みも欲しいし、かといってピアノスコアに忠実というガチガチのスタイルでもないところがちょっとハンパな小粒な演奏にも思った。

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