湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ホルスト:フーガ風序曲op.40-1

2019年01月31日 | イギリス
ボールト指揮LSO(lyrita)CD

垢抜けたモダンで楽しいスペクタクル序曲でウォルトンに近い。ホルストでも人気のある曲ではないか。フーガのような構造を短くいくつか織り込んではいるが型式的な堅苦しさはなくそこは「風」である。ラヴェル的なところがあるホルストだけあり旋律を露わにさせず、響きの清新さとリズムだけで聴かせてゆくところもあり、親友RVWと真逆へ向かったホルストの短命に心落ちる気持ちである。1922年作品。曲はもちろんオケのせいかボールトにしてはとても明るく透明度が高い。スラットキンぽいとすら言える。私はこれで十分かな。惑星を思わせる響きが僅かあるが概ね違う、即効性の聞きやすさがある。
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