湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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2019/12/22日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ30(新奥沢駅→環八→武蔵新田駅←→新田浴場)

2019年12月22日 | 東京温泉
天気があまりよくありません。一日おきに交互に晴れます、という週間予報は僅か一往復で崩れました。昨日は益の湯リベンジという、今までも書かないけど頻繁にあったような再訪を深夜に書いて、余りにアクセス数が少なかったのでやる気をなくしました。そもそもあまり遠くに行きたくなくなってましたが、今日は冬至で都内の銭湯はみなゆず湯。食べ過ぎというこの2ヶ月なかった状態でもあり、知ってる道の途中なら足を伸ばしてもいざ雨になっても精神的負荷にならないな、とスルーしていた「何かに紹介されたりランキングされたり並べられたりしないがちな近所の小さな温泉銭湯」に目を向けることにしました。ガイド類やサイトを繰ると、大田区のサイトに武蔵新田駅そばの銭湯が書いてありました。あれ、温泉(白湯ではない系)だったのか。

それが新田神社前の商店街をさらにずっと歩いていくと右脇にさりげなく現れる新田浴場です。ほんとに、私が学生くらいの頃にはスーパー銭湯仕様のモダンな湯だったと思うのですが、多機能銭湯が無料メニュー横並びになり、定番の電気風呂や壺型露天風呂(空が遠く上方向に小さく見える半露天風呂)から背中&周囲&底バブルジェット、座り寝る、打たせ湯というのがスーパー銭湯並になってきて、あるいは機能要素の欠けるとこは何かプラスアルファをしなきゃならず、多分バブル後に下火になっていくにつれそれら機能の維持が難しくなり、結構汚れたり止まったりとなったとこで鷹番の湯はさほど改変しないでも綺麗にしてさらにリニューアルしたようだし、またこの二十年あまりの間にシルク湯サウナ、狭いところは白湯を今や成分なしに身体が温まるしいつまでも浸かってられると大人気の人工炭酸泉に切り替えたり、これは場所によって相当な差別化要素でチェーンのスパでは温泉代わりに大規模導入したりしてますが方式はだいぶ変化し多岐にわたっています。特に銭湯反撃の10年代昨今は上もしくは下を住居棟、すなわちマンション銭湯にしてリフォームの一環として銭湯部を最新デザインにリニューアルしたり複数サウナやさらに脱衣場や共用部を含め高機能多機能化したりと、これは銭湯斜陽と言われて久しいにも関わらず過激な競争が再燃してるようにも思えます。この湯はそれが途中で止まっている。多分バブル前のリニューアルで盛大に作り上げて、今はそこに付加したりとかはなく、また面白いのは湯の説明も浴槽の趣向の説明も一切ない。不親切的なカキコミもあるようですが家族でやられており広いのにくらべ人手がなく地元の人の相手で精一杯なのかも。でも湯殿には頻繁に掃除に入るし、余所者としての客観カキコミはわかるんだけどそれは地元主体の銭湯なんだから、と思う私はこの温泉が気に入ったのです。ベタベタするとこも苦手な人は苦手なんです。共用部から追い立てられるようなのも嫌い。設備がでかいんだから使わないものがちょっとホコリをかぶってても壊れてもいい。



ルートは省略します。ちょっと前のウォーキングコースがみんな新奥沢駅跡から蒲田(海)方向へ環八をたどってますが、同じです。ようは武蔵新田駅に田園調布側からアプローチするだけですね。わかりやすい道ですが、ここのところ寝込んでいたせいか桜館行った初期よりすら、やたら遠く感じた。とまれ、武蔵新田駅。


昨日も渡った池上線。

久が原近辺。



今や都心部では懐かしいタイプの看板。

白山神社、光明寺山門とずんずん進む。



三味線?と思った。か「ねこ」。

やっと新田神社へ分ける道へ。旧道ぽいなあ。




すぐ右に行く道へ向けて、新田義興関連で最も有名な「とんべい地蔵」。地蔵の裏が大きく切れ落ちた凹地で、多摩川旧流路と思われる。



こちらは違います。もう間違える人いないな。

少なくとも3度ブログ書いてるのでもう書きません。いまどきだからWikipediaにあると思います。

「神霊矢口渡」の大当たりで盛り上がったあたりです。歌舞伎として中村屋の一年にもでてきました。矢口渡はこちらのブログに先週書きましたね。

線路の向こうが恐らく元多摩川。

大きな坂道になっている。

ずっといくと交差するように、武蔵新田駅からの商店街に当たります。右折。

新田神社。エキブロに書きました。






































もう出てる。年末に初詣する人もいますしね。

多摩川七福神はコンパクトなので回りやすいが、現在は7スタンプが結集してるね(汗)


破魔矢の起源。平賀源内すごいよね。破魔矢は通常でも買えますが秋には鄙びた色に…





















さて。商店街を直進します。かなり直進します。人通りは結構多い。

唐突に右手に現れる。

湯NITTAと名乗っていたときもあったのだろうか。

男女で施設が違うっぽいので、固定だとしたら全部はむりです。あるいはやってないのもあるかもしれん。





新田浴場。

確かに意外と隠れ家的な黒湯銭湯。新田神社商店街のやや先になるので知っていないと駅そばには見えず、来にくいのだろう。圧倒的な共用部の広さ、プラスして脱衣兼休憩所の広さは、一昔前には都内にあった感じ。外装からも一部内装からも、80年代までのニューウェーブ的なスーパー銭湯の形を残し、かつてはさらに設備もあったのだろうか。浴槽のギリシャ柱や丸い噴水は弘明寺の中島館のミニ版のよう。

浴槽はたとえば鷹番の湯の感じで懐かしい青タイルに各種バブルジェット、それと壁際に並行してまるで浴場隅の闇が滲み出した如くの黒湯(透明度10センチ弱で濃いがキメが細かく、肌に積もる砂粒やヌルヌルは皆無のツルツルだから女性向き)が3人がゆうゆうつかれる程度に広く少し深い。なので肩までつかれ、熱いといってもさほどきつくはなく、これは程よい。薬湯(22日はゆず湯の日、薬湯にゆずの入ったでかい袋が浮かんでた)、ほか水風呂。浴場は少し敷地面積が狭くて女湯には屋根のある浴槽がある。サウナもあるがこれは普通の銭湯サウナなので人により言いたいことはあろうがそんな大きな期待をするものではそもそもない。日常のものだ。



休日でもさほど混まずそれでも地元の人がひっきりなし、これは盲点だった、混んでなければこれほど時間の潰せるゆったりした共用部はない。設備は古くなってしまっているが、リニューアル銭湯にない「民宿感」がある。共用部はでかいテレビあり。サンガリアなどの珍しい飲み物あり、おそらく他より安い。がぶ飲みレモンクリームソーダて(ポッカ)500ミリで120円。このへんはよく来るのでしまむら帰りにゆっくりしにこれるな。だいたい天井が体育館みたいに高いとこは好きなんですよ、稲荷湯みたいな。平面積狭くても開放感が凄まじい。飲み物3本飲む方もおかしい。。

武蔵新田駅で終了です。さようなら。


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