湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ

2010年06月28日 | ドビュッシー
○ボーディン(fl)ルクアン(Va)ラスキーヌ(HRP)(FRENCH BROADCASTING SYSTEM)LP

かなりロマンチックな曲ではあり、明快な旋律を揺らし情感たっぷりに表現するオールドスタイルの解釈でも、受け入れる余地がある。響きの典雅さから曖昧な曲とおもいきや構成感は若い頃のカルテットに近く、むしろアンサンブルを聴かせる曲である。この演奏はライブ感があり、一気に三楽章続けて組み弾き抜けており、スピードが気を煽る。終盤荒さがあるがアンサンブル寄りのメンツで、強い吸引力はないものの充実感は素晴らしい。○。

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