湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

マーラー:交響曲第4番

2007年12月30日 | マーラー
○ベイヌム指揮ACO、リッチー(sp)(DA:CD-R)1952/5live

基本的に剛直・テンション高留まりの、50年代にありがちな演奏スタイルだがちょっと技術的に軋みを生じている部分もあり、終楽章冒頭にいたり独唱とオケのテンポ感のズレという形ではっきり露呈してしまっている。リッチーの歌唱は落ち着いていちいち思いなおすような生硬なもので、オケ側がえんえんとスピーディな演奏を繰り広げてきただけにそれにあわせることができず、指揮者もどちらかといえばオケにあわせたまま調整しようとしているような感じだ。これはリッチーがKYなのかもしれないが(この「流行語」いつまで通用するんだろ)、この終楽章はちょっといただけなかった。最後はなかなかの詠嘆ではあるが。いちおう○。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マーラー:交響曲第9番 | TOP | 2008年年始のごあいさつ »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | マーラー