湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ヴォーン・ウィリアムズ:南極交響曲(交響曲第7番)

2018年10月20日 | Weblog
ロジェストヴェンスキー指揮ソヴィエト国立文化省交響楽団(melodiya)live・CD

ライヴ全集ゆえこの曲でも演奏瑕疵は多い。精妙な場面でずれたり、ホール残響のせいでぼやっとしてしまうのは厳しい。ただ四楽章間奏曲のような、弦楽合奏の牧歌となるとRVWの独壇場であるばかりかロジェストヴェンスキーにとってもロマンチックな性向を発揮でき、ロシアオケの強みも出せるから良い。現代映画音楽の礎となったクラシック曲のひとつとして、これも映画音楽からの編曲だが、怜悧で往年のSFドラマを思わせる煌めきは、ステレオでスケールもあるこのような録音でこそ楽しめるところもある。正直、この全集ではマシなほうで、拍手も盛大。
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