湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ドビュッシー/ストコフスキ:沈める寺(管弦楽編)

2006年11月20日 | ドビュッシー
○ストコフスキ指揮ニュー・フィル(london)1965/9・CD

ストコは下手な凡庸作曲家より編曲が巧いんである。この曲をまるでヴォーン・ウィリアムズのように壮大な情景音楽に仕立てるとは、ほとんどこれはもう、原曲とは離れたストコの音楽であり、少なくとも寺は沈んでいない。ほんと、イギリスの近現代管弦楽曲にありがちな姿にここまで造り変えられるとは・・・純粋に、個別の楽曲として聴いてください。けして原曲を、振り返らないで下さい。かなりロマンティックです。RVWだよほんと・・・RVWが師ラヴェルよりドビュッシーの音楽を好んだのは有名な話。そういう世界で共通点はなきにしもあらず。ただ、原曲が心象的なだけに、ロマン派管弦楽曲の序奏部だけで終わってしまうような寸止め感がある。。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドビュッシー:海 | TOP | ドビュッシー:牧神の午後へ... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ドビュッシー